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真珠のネックレスの糸替え・2

真珠の糸替えをするときは、このような台で作業します。
釘が打ってあって、どこが中心かわかりやすいのです。
私は真珠以外のネックレスを作る時もここで作っています。
珠が転がっていくこともなく、便利なんですよね。

糸替えを依頼されたときは、留め金(クラスプ)をチェックします。


左側 小さな珠のついた花のクラスプ 右側はプッシュタイプに変更しました。


今回、左側のクラスプはそのままでOK!とのことでしたので
取り替えずにもともとついていたクラスプを再利用しました。
上品な5枚の花びらの花をかたどっています。

右側は小さな真珠が付いたまるいクラスプでしたが、着脱がラクな
プッシュタイプに変更することになりました。
クラスプは別料金でシルバーにロジウム加工してあるもので
2,500円~4,500円くらいです。
もちろん金でできていたり、ダイアモンドが埋め込まれていたりすれば
いくらでも高くなりますが、一般的にはこのくらいの金額です。


元々ついていたクラスプのなにが難しいかというと、向きをきちんと
合わせないと差し込めない、差し込んだ後もロックをかけなければならない、
というところです。
一方、新しいタイプは向きはどの向きでもOK!
カチッと音がするまで差し込めばそれで終わりです。

外すときも、押せばぽろりと外れるので、簡単です。

歳を重ねると、指先で細かい作業をすることが難しくなってきますので
糸替えをするタイミングで、簡単なクラスプに変更しておくと
ラクになると思いますよ。

ただ、小さな真珠がついた昔のデザインのクラスプもかわいいんですよね~
いかにもアコヤ真珠のネックレス!という感じで。

どちらが正解、ということはありません。
お好みです。
カンタンに着脱したい、ということであればプッシュ式をおススメします。

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