西田敏行さんの訃報

西田敏行さんの訃報を聞きました。とても残念でなりません。悲しいです。

写真を上手になりたいと思ったのは、西田さんが主演のドラマ「池中玄太80キロ」で影響を受けたからです。西田さん演じる池中玄太は通信社のカメラマンでした。玄太の撮影した写真を長門裕之さん演じる上司の楠公(なんこう)さんと喧々諤々論じ合う姿は鬼気迫るものがありました。部数を増やしたいデスクとカメラマンの鬩ぎあいはとても印象に残っています。ほぼケンカですwww

その中でも、私がきれいだなぁと思ったのは、玄太が大好きな鶴の求愛のダンスの写真です。子供ながらにこんなにきれいな写真をいつか撮りたいと思いました。
たろささんのブログにその写真がありましたのでリンクを張らせていただきます。

玄太がいつもしていたキヤノンのネックストラップが格好良く、あこがれていました。当時はCANONのロゴ入りのネックストラップは別売りで、とても高価なもので手が出せない代物だったんです。いまではカメラを購入すると、もれなくついてきますが....。

挿入歌で歌われた「もしもピアノが弾けたなら」は、楽器の出来ない私にとってはまさに歌詞の通りであり、自分を表現する唯一の手段として写真を撮影することを選んだのでした。私の大学時代の友人の十八番で、いつもカラオケに行くと朗々と歌っていたことを思い出します。

とにかくこのドラマにはいろんな影響を受けました。三浦洋一さん演じるヒデさんはクールでカッコよく、お金を貸すときには靴下のスネ部分にお札を挟んでいて、それをとって「ほら」と渡すんです。当時の私にはハードボイルドすぎて、いつか、こんな大人になりたいと思ったものです。

思い出がありすぎて、とりとめのない文章になってしまいましたが人生に影響を受けた方の訃報は残念ですし、これまでの感謝を込めて哀悼の意をささげます。

西田さんありがとうございました。私もピアノは弾けないので、想いのすべてを写真で伝えたいと思います。安らかにお休みください。

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