家族集合
ニュージーランドに行っている高校生を除いた娘たち家族が、
久しぶりに集まった。
ちょうど次女のお婿さんのお誕生日でもある。
ばあばとしては、若者のお腹を満たすべく腕を振るう機会だ。
夫は、「80過ぎているのだからもう自分で作るのはやめたら・・」
というが、外食よりも家での食事の方がゆっくりできるし、
大きな声で話したり笑ったり、気兼ねがないのが何より良い。
・・・かといって持ち寄りにするなどは、全く気が進まない。
もう50歳を過ぎている娘たちなのに、母親としては
いつまでも保護者気分が抜けないのだ。
過保護?? いやいや、もう子育て時代ではないのだから、
これは自己満足。
里に帰るのに何か作っていかなければと
頭を悩まさせるなどもっての外だ。
来宅したら「美味しかったわね!楽しかったわね!
両親の元気な顔が見られて良かった!」などと思って
気分よく帰宅して欲しい。
そして何より私には工夫次第でそれほど負担にならない
メニューを考えられる自負がある。
この歳になると手際も悪くなり、何事も素早く反応できない。
当日に全て仕上げるのは、無理と判断し、
前日にほとんど仕上がった状態にしておいても
お味の変わらないものを中心にメニューを考える。
ここは海に近く、漁港には新鮮なお魚を扱う店がある。
メインは、鯛、縞鯵、赤イカのお刺身にして、
3枚におろして貰っておけば手間がかからない。
副菜は、普段はあまり口にしないであろう和食お惣菜中心に。
*刺し身盛り合わせ
*ナスとインゲンの煮浸し
*ブロッコリーと魚介のサラダ
*牛蒡の南蛮煮
*和風かにたま
*塩豚、冬瓜、昆布のスープ
*デザート 果物(桃)、バースデイケーキ
丁度、オリンピックの開会式があった後だったので、その映像を見たり、
バレーボールの対ドイツ戦で盛り上がったりと、
楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
孫娘は今年から社会人になったピチピチの「ザ・若者」
何事によらず対応が早く、良く気も回る。取り皿を取り回したり、
皆に取り分けてあげたりと・・。
お料理が好きで、お魚の3枚下ろしもお手の物。
母親曰く「食べることには良く気が回るの・・片付ける段になると
急に静かになるのよ・・あれっ、どこにいったの?という感じ・・」
空いたお皿を素早く片付けるまではやるのだが、
洗い終わったものを所定位置に収めたりが好きでないらしい🤭
色々あるものだと笑ってしまう。
それにしてもつくづく「若いって良いな〜」と。
普段は老い二人、話題も少なくさっさと片付く食事時間だが
皆の話題について行くのに必死になりながら
楽しい宵は暮れたのでした。
こうしてお料理をして皆さんに提供できる健康に感謝!!
お人をお呼びして、メンバーに合うメニューを考えて、
喜んで召し上がってくださるのを感じる幸せが
モチベーションとなっている。