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不妊治療物語1 〜正月から泣く〜


時は2021年1月、私は焦っていました。

齢33となり結婚3年目、仕事もなんとなく軌道に乗ってそろそろ子どもを産まないと高齢出産になってしまうし、周りからの圧もゼロではない状況に密かに妊活を開始。

そう、この時はまだ妊活って言えるレベルでした。


主人に「子どもがほしいからセックスしよ!」とか言うと多分性格的に緊張してうまくいかなさそうなので黙ってそれとなくタイミングをとる日々。

そんな生活が半年くらい続いていたけれど、一向に妊娠する気配はない。

そしてその元日、バッチリ排卵日前なので朝イチでお誘い申し上げて致そうとするも、何故か主人の調子が悪くうまくいかず撃沈。

気持ち的に焦ってた私はみるみる不機嫌になり、初詣中もほぼ口をきかないメンヘラ状態。


帰宅後に感情が爆発し、泣きながら子どもが欲しいことを主人に伝え、実はこの半年くらいこっそりタイミングをとっていたこと、なのに妊娠出来ないこと、病院に行こうと思っているので男性不妊の検査など含め治療に協力してほしいことを話しました。


もともと子どもが欲しかった主人は「それなら早く言ってくれれば良かったのに」と全面的に協力してくれる意志を示してくれました。

そして、ここから長い長い暗黒の時代が始まったのです…。


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