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コーチング集客のために街頭で募集してみた~「今」を見つめると出てくる不思議な勇気〜

コーチングの中で「今」を体験することによって、自分でも予想していなかった街頭コーチング集客をした私が、なぜそんな行動に踏み出せたのかを説明する記事です。

どのような方に向けた記事?

  • モヤモヤしていて今一歩踏み出せない方。

  • プロコーチまたはそれを目指している方がクライアントの心理を把握するため。

著者はどんな立場の人?

現在、コーチングスクールのCTI JAPANでコーチングを学んでいるものです。CITには基礎コース、応用コース、上級コースがあり、応用コースの終盤一歩手前といった地点にいます。

街頭コーチング集客をやろうと思った理由

CTIコーチングスクールでは、宿題としてスクールで学んだコーチングを知り合いのクラクライアントに実践して、その内容を振り返る学びの場があります。

過去のコースで何度か宿題はやっていたのですが、今回は私が事前にクライアントの調整を怠っていました。

三連休中の真っただ中、今日中に知り合いにコーチングをやらせてもらうのはとても忍びなく、また私はX(旧:Twitter)の類のSNSもやっていない。SNSで「急募!コーチングクライアント募集」といった手もできませんでした。

※今になって思うと、その場でSNSのアカウントを作ればよかったなと反省。

ただ、その時の私には宿題を達成するためには、街頭でコーチングのクライアントを見つける方法しか考えつきませんでした。

ちなみに、私は街頭に立って何かのサービスを集客もしたこともなければ、ナンパをしたこともしたこともない。ティッシュ配りをした経験もない街頭童貞です。

コーチングで「今」を体験する

コーチングの体験中、徹底的に「今」を体験する時間に浸りしました。

私も含めて多くの人間は、過去か未来のことに頭が支配されています。

  • 次はこれしないとなぁ。

  • 来週の準備できてないなぁ

  • 将来こんな事したいなぁ。

未来のことを考えるのが得意、癖になっていることがあります。ここでは便宜上、未来思考モードとします。

反対に過去のことばかり気になってしまう過去思考モードもあります。

  • あの時何でこんなことしたんだろう

  • これが楽しかったなぁ。

  • あれは不快だったなぁ。

などなど、良いも悪いも含めて過去の記憶を思い出してしまう思考。

人によって未来思考モードが出やすい人、過去思考モードが出にくい人がいる気がします。ちなみに私は過去思考モードがよく出てくる。

ここではどちらのモードが優れていると言いたいのではなく、人は大なり小なり、どちらかの思考に留まっていて、瞬間瞬間で2つのモードに行き来している。今を考える時間は相対的に少ないのは、多くの皆さんが感じられることなのではないでしょうか。

未来思考モードにいる場合、今まで経験したことがない事柄をやりたいと思ったら、

○○をしたらこんな危険があるかもしれない

と未来の予想から生まれる不安が頭によぎる。そして、過去思考モードにスイッチしても、

  • 今までやってこなかった。

  • やっても出来なかった。

  • きっと出来ないだろう。

未来は過去の延長線上にある気がしてしまって前に踏み出せなくなってしまう。

過去の自分と未来の状態とのギャップが大きければ大きいほど、より挑戦から遠のいてしまうのは、ご自身の経験からに感じることだと思います。

では、今の自分に焦点を当てるとどうなるか。今回の私の「街頭コーチング集客」を例を挙げて説明してみます。

街頭でコーチングのクライアントを募集したあの日。
過去思考モードにいた私は、

いままでやったことない。やり方はどうすればいいのだろう・・・

できない理由が出てくる。未来思考モードにスイッチすると、

  • 人からどんな蔑まれた目で見られるのだろう・・・

  • 何かトラブルに巻き込まれたらどうしよう・・・

ありもしないことまで想像して不安が出てくる。

そんなことをコーチングセッションのテーマにして、モヤモヤした気持ちをコーチに話していた。そこで、コーチからこんなことを提案いただく。

「私と一緒になって街頭でクライアント募集をすることをイメージしてみよう」

繁華街で手看板を持っている自分を演じる。コーチも一緒に同じ動きをしてくれる。その時間を味わいながら、コーチから問われる。
「今何を感じてる?」

確かに街歩くひとから無視されていて心地よくない自分がいる一方で、ワクワクドキドキを感じている。

「やったらどんな気づきあるのだろうか知りたい」と好奇心の気持ち。

今になって思うと、勇気が生まれるという表現は適切ではない気がしました。 

勇気とは、自分が恐れをいただいてる状態で、それを乗り越え踏み出すものだと考えているからです。

街頭でのコーチング募集という行為は、私にとっては恐れの対象ではなく、むしろ興味の対象でしかない。

今まで自分から考えれば、勇気のある行動に見えるかもしれない。
でも、無理をしているわけではないので勇気とは呼べない。

しかしながら、結果的に挑戦して成長に繋がっている自分がいるのも事実。客観的にみれば勇気のある行動が出ている。

今を見ることで、未来・過去思考モードから生まれる、誇張された不安や矮小化された自信を断ち切ることができる気がしました。

なお、過去や未来が大事ではないと言っているわけではなく、過去や未来の記憶は自信や欲望の源泉でもあるため、貴重であることは間違いないと思います。

ただ、過去や未来が不用意に挑戦を邪魔する場合があります。

なお、「今感じたことをすぐやったほうがよい」と言っているわけでもなく、それは一時的な感情に支配されて、本人も意図しない結果を招くリスクもあります。

また、過去のトラウマが大きすぎて、今を考えるのが返ってクライアントの状態を悪化させてしまうリスクもります。

ゆっくり時間をかけて「今」を味わうことが出来たなら、冷静に、そして何を大切にしているのかを納得できる自分を見つけられる。

そして、自分がやりたかったことにポジティブな気持ちで一歩踏み出せるのだと思います。

ここがコーチングの醍醐味だと思います。

普段、今にいられないクライアントに対して、今という感情に誘い、一緒に味わう関係に、価値や尊さがあります。

ここまで読んでくださってありがとうざいます。
私が街頭でどのようにコーチング集客をしたのかが気になる方は、こちらを読んでいただけると嬉しいです。


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