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ただやるのみ!ZEN大学入学決定



先日、ドタバタといろんなことがあったけれど、無事ZEN大学に合格していた。
晴れて4月から大学生だ。

ピラティストレーナーとして働きながら大学の勉強もする。
ただでさえ忙しい日々なのに、そこに+αで学業が加わる。
すでに体は悲鳴を上げているけれど、気力と根性だけで毎日を走り抜けている。
私は、この先どうなってしまうんだろう?

——そんなことを考えていたら、ふと以前走ったフルマラソン完走を思い出した。

無謀な挑戦だったホノルルマラソン
42.195kmの長い道のり。
一度は走ってみたいというノリで申し込みをした。


けれど、本番直前に行った私の練習の最長距離はたったの10km。
さらに本番1ヶ月前に副鼻腔炎の手術をし、膝を痛めてヒアルロン酸を打っていた。
普通に考えれば無謀。

それでも、ホノルルマラソンは時間制限がない。
「時間をかければ完走できる。
 辛くなったら歩けばいい。
 最悪、完走できなかったとしても、それもまた経験。やらなきゃ気が済まない性格なのだ。」

そう自分に言い聞かせながら、非常に気楽な気持ちで当日を迎えた。

スタート地点は、イルミネーションに彩られまるでお祭りのような雰囲気。
高揚感に包まれながら、私は走り出した。

ただ前へ進む

しかし、日が昇り始めた頃には、すでに状況は一変していた。
人も多いし、坂道が辛い…景色を見る余裕もないのだ。


「右足より左足を前に出す。
 繰り返せば前に進む。」

そんな単純なことを、頭の中でひたすら唱えていた。
脚は重く、痛みがじわじわと広がる。とにかく胸が苦しい…
小雨が降っていて、虹が見える。
「虹、キレイ!」なんて余裕もあるはずもない…


そんな時、沿道の観客の中に、「Just Do It」と書かれたプラカードを掲げる人がいた。

——とにかくやれ。
——ただやるのみ。

その言葉が、私の中に深く響いた。

それまでタラタラと惰性で走っていた私はいきなりスイッチが入り

「やるぞ、やるぞ、やるぞ!私ならできる!」
そう奮い立たせ、歯を食いしばりながら走り続けた。
そして、ついにゴールテープを切った。
何がすごいって、確か1時間事のタイムを測っていたのだけど最後の1時間が断トツで早かった。
ラストスパートで出せる力を全て集約できた。

達成感と安堵が押し寄せたあの瞬間は、今でも鮮明に覚えている。
走ってる瞬間はなんでこんな大変なことを安易にやることにしたんだと…二度と私は走るものか!
なんて思ったなぁ


そして再び私は走り出す

あの時と同じだ。

今の私は、ピラティストレーナーとして、そして大学生として、新たなマラソンを走ろうとしている。
目の前に広がる道のりは長く決して楽なものではないだろう。

でも、大丈夫。

ただ、前に進めばいい。
考えすぎず、迷わず、ただ目の前のやるべき事に集中するのみ。

ゴールテープを切るその日まで持ち前の根性で私は走り続ける。

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