「白黒オセロ」企画書

キャッチコピー:白と黒は1番遠い存在だけど1番の親友さ!

あらすじ:どんな時でも明るく笑顔でおしゃべり好きの主人公で高校生の士郎(シロ)と寡黙で仏頂面、必要最小限の言葉しか発しない黒猫のクロのオセロのように対照的な2人。その2人が協力し合い、クロを追う謎の獣の化け物の刺客達と対決していく友情ありのバディバトル物語。なぜ猫なのに会話できるのか、なぜクロを狙って刺客達が襲ってくるのか、クロ自身は記憶喪失のため何も分からない。そんな状況でも否応無しに、2人は壮絶な争いに巻き込まれていく。

第1話のストーリー:どんな時も明るく笑顔でいつもニコニコしている主人公の士郎。どんな人とでも仲良くなる性格で、周囲や友達からは「シロ」と呼ばれ慕われている。ある日、道端に傷を負って横たわる瀕死の黒猫を見つける。シロは猫にクロと名前を付けて看病することにした。数日が経ち、四つ足で立って歩ける程状態が良くなったクロ。シロは「改めて、僕の名前はシロ。君の名前は黒猫のクロに決めたから!よろしくね」と自己紹介をした。すると突然、クロが頭を下げながら「感謝」としゃべり始めた。理由は不明だが、どうやらクロは単語レベルの会話であれば可能だと言う事が判明した。また、記憶喪失のため、なぜ自分がここにいるのか、傷を負って倒れていたのかは不明だと言う。突然のことに驚いたシロだったが、それ以上に不思議な黒猫と友達になれたことが嬉しかった。クロが会話できることは家族や友達には隠しながらも楽しく日常を過ごしていた。そんな平和な日々が続く中で、近所でクロによく似た黒猫が惨殺される事件が数件起こる。心配したシロはクロを鞄の中に入れて学校に登校するなどしてクロを家に1人で置いておかないようにしていた。そして、ある日の下校中。「とうとう見つけたぞ」と黒いカラスの姿をした化け物がシロ達の目の前に突如現れた。カラスの化け物は羽根を弾丸のように飛ばし、2人を殺そうと襲いかかってきた。必死に逃げ回る2人だが、路地裏に追い込まれしまう。2人に向かって羽根の弾丸が放たれるが、シロはクロを庇い、羽根を全て1人で受けてしまう。「クロ、逃げろ…!」。瀕死の状態に陥ったシロを見て、クロが叫ぶ。「シロ、合体!」。するとシロとクロの体が光に包まれ一体化し、白い鎧と黒い炎を纏った剣士の姿に変身する。「死に損ないめ、とどめだ!」とカラスの化け物はまたしても羽根の弾丸を放つが、白い鎧を傷一つ付けることはできなかった。勝てないと悟り、逃げ出すカラスの化け物。しかし白い騎士が剣を振るうと、黒い炎の刃が遠く離れたカラスの化け物を一刀両断したのであった。化け物が消滅すると同時に合体が解ける2人。クロと合体したおかげかシロの体は回復していた。「な、何がどうなってんのコレ」。クロは「困惑」と言い、全くよく分からない状況だが、これから先の待ち受ける未来に不安を覚える2人であった。そしてこれは、これから続く長い戦いの始まりに過ぎなかった。

第2話以降のストーリー:様々な刺客達に襲われていく中で、黒猫のクロが異世界の獣人の王国の王子様(クロフォード2世)だということが分かる。他国に侵攻されたため、人間界に救いを求めて緊急避難してきたという設定。クロのいた王国は太古の昔に人間界との交流があり、その当時の人間界の王とはお互いの繁栄のため協力関係にあった。人間界に避難する際に傷を負わされてしまい、その影響により記憶を喪失してしまう。基本的に序盤はただの獣や動物の化け物(カラスやヘビ、キツネ等)の敵がメインで襲ってくるが、クロの記憶が徐々に戻ってくる中で、人間とパートナーになり、襲ってくる敵や味方も随時登場してくる。人間と獣のパートナーは合体することができ、獣は武器等の装備品に変化する。人間と獣のパートナーは名前に色に関する文字が入っていて、人間側の名前の色の鎧と獣側の名前の色と属性の装備を付けている(例、シロとクロの場合は白い鎧と黒い炎の剣)。終盤は雷の槍や風の銃、水の盾等に変化する獣の敵達とのバトルがメインになっていく。人間側も連続殺人で捕まった死刑囚や10代に超人気のアイドルYouTuber等の一癖のあるタイプをパートナーとして使う予定。最終的にはクロのいた異世界にシロや仲間達と共に向かい、侵攻してきた敵国の王様を倒すという展開。また細かい設定として、クロは単語レベルしか発しない(例、感謝や迷惑、順調など)。合体には時間制限があり、一度合体すると何時間か合体できない、一度他の獣と合体したパートナーは別の獣とは合体できない(パートナーや獣どちらか一方が死ぬまで)等の戦闘における縛りも入れる予定。

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