見出し画像

英語を勉強してから国語ができるようになった話

私はずっと英語が大の苦手でした。
中2のときに英検3級に不合格し、さらに、現在完了形が全くわからず定期テストで過去最低点をとってしまいました。
これが英語に苦手意識を持ってしまった原因です。

高校に進んでからもずっと苦手で、高2のときに赤点を2つ取ってしまいました。
大学受験のときに本腰を入れて対策し、ようやくそこそこわかってくるようになったのですが、そこまでは大変でした。

英語がわかるようになってきたのはまず、文法をきちんとおさらいしたからです。
恥ずかしながら、自動詞と他動詞の違いも分かっていませんでした。
自動詞か、他動詞かを意識していくことで、文構造を考えるようになりました。
形容詞、副詞、名詞がどういうものであるかを理解していくと、主語と述語の関係、修飾と被修飾の関係がわかるようになり、文構造の理解はさらに深まります。
さらに、接続詞、不定詞、関係詞、分詞などを理解することで、より複雑な文構造がわかってくるようになりました。

長い文章を考えるとき、まずは何が主語で何が述語動詞なのかを考えていました。
そうすることで、その文章は何を言いたいのかがざっくりとわかります。
他の部分はそれに意味を付け足しているだけ。
こう考えることで、徐々に複雑な文章が読めていくようになったのですが、これ、英語に限ったことではありませんよね。

国語(現代文)も、文章が長くて何を言っているのか理解が難しい文章というのは、意味を付け足している部分(修飾部)が長い文章ではないでしょうか。
逆に、修飾部をそぎ落としてしまえば、大意をつかむことはできます。
これを意識して現代文を読むようになったとき、徐々にできるようになってきました。

どうして日本語がわかるのか、日本語の文章が読めるのか。
当たり前のように話しているので、これに答えることはできません。
ある程度読めちゃうのもですから、そこから読解力をさらに上げるために、何をしたらいいのかがわかりませんでした。

一方、私はとても英語が苦手だったので、英語がわかるようになるにはかなりの苦労を要しました。
どうして読めないんだろうと、ずいぶん悩みました。
「文構造」を考えることで英語の長文が読めるように(といっても、大学入試レベルです)なり、その考え方を国語に適用することで、国語もできるようになりました。

こんな動画があります。

「逆立ちができないのは、立っているときに、なんで立てているのかを考えたことがないから」

武井壮さんは、このように説明しています。
これ、勉強のいろいろな「わからない」や「できない」に通じているのかもしれませんね。

いいなと思ったら応援しよう!