プレジデント社と革マル派

プレジデント社と革マル派
“シーチン”修一 2.0

【雀庵の「大戦序章」174/通算605 2023(令和5)/5/11/木】5/3から7日までのGWには子供3人、孫3人が来て大賑わい、三浦半島でイカ釣り、奥多摩でマス釣りなど連チャンで出かけていた。3年ほどコロナ禍で物見遊山を自粛していたから“リベンジ遠足”だ。

毎日が華麗ならざる「加齢なるシルバーウイーク」の小生は相変わらずブログ、庭いじり、散歩、雀の世話、読書、営繕などなど。ナンカナーの気分がしないでもないが、郷土史を書きたい、そのためのチームを立ち上げたい、明治神宮と靖国神社にお参りしたい、ついでに新宿の小便横丁の今を知りたい!とか、やりたいことがあれこれあるので焦りまくっている。老い先短し、焦ろやヂイヂ・・・

老人閑居して先行き不透明 焦燥感募りて気は急くばかり 時に感じては悪口雑言罵詈讒謗 穏やかなる晩年の道遥かなり

セブンティーンはこれからの人、セブンティーはこれまでの人とは言え、オツムで勝負の「論客商売」では70代は現役バリバリだ。そう言えばここ3か月ほど御年90歳の屋山太郎先生の論稿を見ないが、大丈夫だろうか? 加瀬英明先生も逝ってしまわれたが・・・

渡部亮次郎氏主宰のメルマガ「頂門の一針」5/9に、以前は常連寄稿者だった馬場伯明氏が久し振りに近況を伝えていた。「お懐かしや!」と読み始めたらビックリした。

<“シーチン”修一氏は、かつて三里塚闘争の過激派だったという特異な実体験から、内外の政治経済、さらに社会文化などにわたる鋭い論稿は拠って立つ「思想」が一貫しており共感できる、云々>

馬場氏の論稿には「戦前リベラル」の風格とか知性、良識があって、いずれも小生には欠けているものだからとても勉強になる。団塊世代では希少価値ではないか。「退職後の生活設計」は思案中とのことだが「頂門の一針」に月一でも寄稿していただければと期待したい。渡部氏も大歓迎だろう。

このところ小生は外患の中露叩きを最優先にしてきたため内憂を疎かにしていたが、本質的に軽佻浮薄な親中的宏池会の岸田政権には期待していないこともある。先輩のパイプマン氏からこう指摘された。

<貴殿の記事に「立民や日共などのアカ勢力が急速に衰退し始めたよう」とありますが、岸田(首相)や稲田(朋美衆院議員)をはじめとする自民党の連中が、保守の本義を忘れてアカになってしまっています。またマスコミとアカデミズムはアカのままです>

なるほど、小生は甘かったか。立民や日共の衰退の穴を埋めるような朝・毎・東京(中日)+日本学術会議&自民党の獅子身中のアカ虫・・・共産主義者の得意とする「国共合作、昨日の敵は今日の友、小異を捨てて大同につく連合戦線戦術」。油断大敵だ。

立民の枝野は去年あたりには「分党」する心算かと見えたが、革マル教祖・黒田寛一の「サナダムシ戦略」、深く静かに潜行して組織・権力を乗っ取る原点に帰ったようだ。黒幕は誰か?

小生はプレジデント社を「革マル派の陰の最高司令塔、ボスは“ラスプーチン”佐藤優」と勝手に思っている。昔、同社を取材した際にたまたま大学時代の革マルがいて、お互いに「なんだ、こいつ?」とビビった経験があり、以来折に触れて同社の動きを見ると、その思いが強まるのだ。

PRESIDENT Online 2023/5/2の尾中香尚里氏(ジャーナリスト)の論考「維新は自民候補に勝てたのに・・・『補選全敗』となった立憲が政権交代を実現するために改善すべきこと」を読んで、益々その妄想?を強くした。編集部によるリードにはこうある。(立憲=立憲民主党、立民)

<4月23日に故安倍晋三元首相の選挙区・山口4区で衆院補選が行われ、後継の自民候補が次点の立憲の候補にダブルスコアで大勝した。ジャーナリストの尾中香尚里さんは「敗色濃厚な選挙区にも公認候補を立てたことは評価できる。野党第1党として『自民1強』に閉塞感を抱いている有権者に選択肢を示すことが重要だろう」と言う>

「自民1強に閉塞感を抱いている有権者」って誰? 枝野や泉健太、熱心な支持者はがっかりだろうが、有権者は自民を選んだのだから、「なぜ負けたのか」を反省するのが良識だろう。ところが立民は「自分は正しい、正義だ、よく頑張った、我が方の損害軽微、次回では勝つ!」・・・意気軒昂で、まるで反省しないのは日共などアカそっくり。尾中香尚里氏もこんな具合に意気軒高。

<【結果は「補選全敗」でも立憲の戦い方は評価できる】最近の大型選挙の直後に起きるメディアの、特に野党に関する論調の傾向として、過剰なほどの「立憲下げ、維新上げ」がある。

4月23日に投開票が行われた衆参5つの補欠選挙も同様だ。公認候補を擁立した3つの選挙でいずれも自民党候補に敗れた立憲。衆院和歌山1区補選で新人候補が自民党候補を破って初当選した維新と露骨に比較され「立憲下げ」のボルテージは上がる一方だ。「泉健太代表の責任論」をあおる向きもある。

「補選全敗」は事実なのだから、それを基に一定の立憲批判が盛り上がるのは、当然と言えば当然だろう。すでにこうした意見はうんざりするほどちまたに溢れているので、改めて繰り返すことはしない。ここでは少し別のことを指摘したいと思う。

実は筆者は、統一地方選を含めた今回の選挙全体について、立憲の戦いをそこそこ高く評価している。少なくとも、大敗を喫した昨夏の参院選に比べれば、ずっとましな選挙だった。2021年秋の衆院選で公示前議席を割り込み、有権者を失望させてから1年半。立憲は思いのほか早く「下げ止まった」とみる・・・>

こんな記事を書かせて掲載するプレジデント社って・・・隠れ革マル司令塔かどうかはさて置いても、どう見ても異常、堅気の出版社とは思えない。小生の偏見か?

革マルの機関紙「解放」2023/5/1は「解雇・低賃金強制を打ち砕け! 岸田政権による大軍拡・憲法改悪・大増税を粉砕せよ!」はこう煽っている。

<すべての労働者諸君! 第94回メーデーに際してわが同盟は訴える。政府・支配階級が労働者・人民に振りおろしている、日米軍事同盟強化と軍事強国化、憲法の大改悪、そして「日本経済再生」・事業再編を名分とした解雇の強制や賃金抑制などの総攻撃にたいして、今こそ階級的反撃の闘いに起ちあがれ!>

今こそ!今こそ!・・・1960年から60年以上も「今こそ!」を繰り返してずーっと下り坂。立民も今のままのアカ路線なら昔の社会党である社会民主党同様に消滅するか、人気上昇中の「日本維新の会」と合併するしかないだろう。

日本を中露の属国にしかねないGHQ憲法を守りたいという点でも立憲民主党と日本維新の会は相性が良さそうだ。自民党・公明党の親中・親露派も含めて新政党あるいは会派を創れば一大勢力になるだろう。中露は大喜びだ。

一方で保守&親米派は大反発するから、内政・外交とも揺れに揺れる。やがて中露 vs 米国の縄張り争いも加わり、自衛隊のクーデターで令和維新が始まり・・・

とか、最悪の事態にならないように立民と維新の接近、さらに自公の親中・親露派の動きを警戒しないと内憂外患の事態になりかねないということ。「民主主義はロクでもないが、それ以上の政治システムがないのだから仕方がない」とチャーチルは嘆いたという。神ならぬ人間は時に間違う、必ずしも民主主義=良識ではないのだ。

自由民主人権法治は大事だが、まずは国家の安定、安全がなければ無意味だと先人は説いている。「安定、安全」という秩序があってこそで、それがなければ自由民主は絵に描いた餅でしかない。混乱を増幅させるだけだ。

国際交流、国境を越えた人の往来は一見すると良さそうだが、世界は良き国家、良き人々ばかりではない。日本人は「郷に入っては郷に従え」と教えられているが、そうではない外国人も多いだろうから、安易な移民受入れや外国人労働者依存はトラブルの元になりかねない。

「法の前の平等」は良いが、人間は工場での量産品ではなく、それぞれが生まれ育ちは元より容姿も知能も得手不得手も別々である。頑張って一流になろうという人もいれば、努力するという能力がない人や、面白おかしく暮らせればいいという人もいる。「できる人、並みの人、できない人、乞食までがいるのが世の中だ」と古人は言った。それが自然だろう。「行き過ぎた」福祉やバラマキは、「努力すればそれなりに生活を向上できる」という社会の健全な秩序を壊す。

今、日本は敗戦後最大の危機に直面している。赤色独裁帝国連合「中露北」による日台&アジア侵略を死にもの狂いで迎撃殲滅しなければならない。

勝つか負けるか引き分けか・・・誰も分からないが、侵略側=強国は敵国の領土で戦うから長期戦になると戦意喪失、後方支援の兵站弱体化などにより敗退することは珍しくない。米国も中共もベトナムから尻尾を巻いて引き上げた。ロシアもアフガンで失敗したのに懲りず今、ウクライナ侵略で苦戦している。

日本も負けない! 絶対勝つ! 勝てばG7や国連と連携して、中露北が二度と悪さできないように「自由民主ワクチン」をたっぷり接種するといい。効き目抜群、戦意喪失効果は80年くらいは続くだろう。戦老同志諸君、頑張ろうぜ!

*読者諸兄の皆さま、御意見を! ishiifam@minos.ocn.ne.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp

https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646

https://note.com/gifted_hawk281/n/n9b3c7f4231f9

https://www.facebook.com/shuichi.ishii.14

まぐまぐID 0001690154「必殺クロスカウンター」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?