久し振りの愛国心で気分高揚

“シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」348/通算779  2024(令和6)年11/9/土】このところ腰痛がひどく、医者に勧められた腰痛ベルトでガチガチにしているが、そのうち寝たきり老人になるのではないかと焦りまくってビルの営繕に時間を取られてしまい、ブログを書くのが後回しになってしまった。それでも朝7時から3時間ほど営繕作業を終えて一息つくと気分転換にチャリで近隣を散策したり買い物をしたり。そうしないと精神が持たないのだ。
チャリ散歩中に我が街「宿河原」の神社仏閣に寄ることが多い。3回に1回は家内安全・国家安泰を願って100円ほどお布施をするが、今どき100円ではあまりにも恥ずかしいから次回から200円、月間で1000円にしようと決めた。多少であれ恩に報いることなく安心を得ようとするのは何となく気分が悪いものだ。そんなことを考えていたら沼尻幸吉先生のことを思い出した。

小生は1979年に伴侶を得て実家と同じ町内に所帯を持った。所謂「スープの冷めない距離」。1980年に長女、1981年に次女、1984年に長男が生まれ、父が昭和58/1983年に亡くなった後、財産の大半を相続した母と小生で現在のビルを建てたのだが、建設中の1年ほどの間は沼尻幸吉先生の向ケ丘丘陵の天辺にある旧邸宅を低価格で貸していただいた。沼尻先生はその隣にある労働科学研究所に勤めていた時(研究部長、医学博士)、通勤に便利だからと邸宅を建てたのだ。先生は退職後はJR南武線宿河原駅前にビルを建て、薬剤師の奥様は薬局を開業した。

乾物屋の我が家と沼尻家が懇意になったのには我が母の奮闘がある。沼尻家のお嬢さまが小生の従兄である地元の名門・関山家の次男(Tさん、後に川崎市役所土木部長)を見染めて「一緒になれないのなら私は一生結婚しません」と“事件”になり、当時、結婚を取り持つ仲人役に熱心だった我が母がTさんにこう諭したという。「人には添うてみよ、馬には乗ってみよ、好きな人と結婚したいと思うのは当然だけれど、好かれて結婚すると一生大事にされるのよ、伯母さん信じなさい」。
結局、Tさんは母の説得もあって沼尻家のお嬢さまと一緒になったが、Tさんは正月に我が家に来ると「伯母さんの言うとおりだよ、俺は幸せだあ・・・」と大いに感謝していた。

この縁で、沼尻家と我が家は懇意になった。沼尻先生はリタイア後の昭和51/1976年に「宿河原周辺の伝説と史話を尋ねて」を自家製で上梓し、我が母にも贈ってくれたので、小生は折に触れて読んでいるが、川崎市の図書館には5冊納本されているものの「禁帯出資料のため予約できません」状態。ナンカナーの感じだ。

それはさて置き、同書によると我が街「宿河原」周辺では30万年ほど前の先土時代から川崎丘陵地帯に原住民が住み着くようになったという。5500年前の縄文時代には、「多摩川の沖積作用進み丘ができ、長尾台地に竪穴住居を創る」。紀元前300年前の弥生時代には「東高根遺跡から150軒以上の住居があったことが分かった」。長尾台地も東高根遺跡も小生のお気に入り散歩コースで、いつも心が癒される。「ああ、ご先祖様は素晴らしい日本を営々と創ってくれた、和を以て貴しとなす多神教の日本に生まれ育って本当に良かった」といつも感謝している。

ところで世界を見渡せば「我が宗教こそ正義正当、それ以外は邪道、殲滅すべし!」というガチガチの一神教が主流で、一神教同士でしょっちゅう喧嘩している、平和を求めて殺し合っているのはどういうわけか?・・・日本では八百万の神様仏様に感謝し、吉原遊廓の人気花魁(おいらん)はスターだった! 近年ではハロウィンまでも楽しんでいる日本人は「面白ければすべて良し」、小生もいささかタジタジだ。
もっとも一神教信者から見れば日本人は理解不能、まるで蛮族だ、ということになるのだろうが、一神教自体も他宗派を邪道と嫌っているから小生から見れば蛮族、野暮である。一神教とは何か、フリー百科事典『Wikipedia』で調べてみたら――

<宗教は一般に、人間の力や自然の力を超えた存在への信仰を主体とする思想体系、観念体系であり、また、その体系にもとづく教義、行事、儀礼、施設、組織などをそなえた社会集団のことである。広辞苑では「神または何らかの超越的絶対者あるいは神聖なものに関する信仰・行事」とも。
世界の宗教の信者数は多い順に、キリスト教約20億人(33.0%)、イスラム教約11億9,000万人(19.6%)、ヒンドゥー教約8億1,000万人(13.4%)、仏教約3億6,000万人(5.9%)、シク教約3,000万人、ユダヤ教約1,400万人(0.2%)、その他の宗教約9億1,000万人(15.0%)、無宗教約7億7,000万人(12.7%)という説がある。以下、ざっくり各宗教を歴史の古い順に紹介する。

★【ヒンドゥー教 】紀元前13世紀頃に前身となるバラモン教が発展し自然形成。ヒンドゥー教徒の数はインド国内で10億人、その他の国の信者を合わせると約11億人以上とされ、キリスト教、イスラム教に続いて、人口の上で世界で第3番目の宗教。「ヒンドゥー」 Hindu の語源は、サンスクリットでインダス川を意味する sindhu に対応するペルシア語。「(ペルシアから見て)インダス川対岸に住む人々」の意。
インドでは人口の81.4%を占める8億2760万人、ネパールでは人口の過半数、バングラデシュでは人口の14%、スリランカは15%がヒンドゥー教徒である。インドネシアのバリ島では人口の約9割がバリ・ヒンドゥーと呼ばれる独自の習合宗教を奉じ、マレーシア、シンガポールにも相当数の信者が住んでいる。パキスタンでは1.6%程度であり、キリスト教に並んで多い。さらに、インド洋のモーリシャスや南太平洋のフィジー、南米のガイアナのように、インド系移民と在外インド人が多い国でも信者が多い。世界全体での信者数を比較してみるとヒンドゥー教徒は仏教徒よりも多くなる。
ヒンドゥー教には極めて様々な信仰、霊性や風習が包括され、かつ体系化されている。一方でキリスト教に見られるような教会制度や宗教的権威は存在せず、また預言者も居なければ纏まった形の共通の聖典も存在しない。よってヒンドゥー教徒は多神教、汎神論、一神教、不可知論、無神論、ヒューマニズムを自身の思想として自由に選ぶことができる。ヒンドゥー教の包含する信仰、思想、真理は広範で、そのため「ヒンドゥー教」に包括的な定義を与えることは困難である。(日本と同じような一種の伝統的多神教と理解したほうが分かりやすい。穏やかな民のよう)

★【ユダヤ教 】ユダヤ民族の民族宗教である一神教。成立年:紀元前1280年頃(モーセの十戒=ヘブライ語聖書発表)。ユダヤ民族は唯一神(ヤハウェ)を信仰し、アブラハムの子孫であるユダヤ人に伝えられたヘブライ語聖書を聖典として先祖代々受け継ぐ集団である。ヘブライ語聖書は、キリスト教では「旧約聖書」と呼んでいるもので、ユダヤ教では「タナハ」と呼ぶ。国・地域:イスラエルなど、信者数:1450万人~1740万人。信仰対象:唯一神(ヤハウェ)、聖典:タナハ(キリスト教では旧約聖書)

★【仏教】は紀元前6世紀に始まり、今日現存する宗教のなかも最古の部類である。仏教は、ゴータマ・シッダールタの教えを基に、マガダ国(摩訶陀国/梵。現在のインドのビハール州に存在)を中心とした古代インドの東部地域において発生。その後、インド亜大陸の北西部を経て中央アジアや東アジアに展開、また東南アジアにも展開し、各地域の文化に多くの影響をおよぼした。仏教の歴史は、数多くの活動や分裂、大乗仏教 (梵: Mahāyāna) 、上座部仏教 (梵: Sthaviravāda) 、密教などの学派およびその発展や衰退の対比のなかに特徴が見られる。

★【キリスト教】信者数23億8202万人 (2024年)と世界的に信仰されている。成立年は1世紀、創始者はナザレのイエス。母体はユダヤ教聖典(ユダヤ教のヘブライ語聖書)で旧約聖書と呼ばれ、1世紀から2世紀にかけてキリスト教徒たちによって書かれた文書は「新約聖書」と呼ばれている。「新約聖書」は好戦的な印象を受ける。主な指導者は教皇(カトリック教会)など。

★【イスラム教】は610年に中東で生まれた宗教。信者数は18〜20億人。唯一絶対の神(アッラー)を信仰し、神が最後の預言者を通じて人々に啓示したとされるクルアーン(コーラン)の教えを信じ従う一神教である。漢字圏においては回教(かいきょう)または回々教(フイフイきょう)と呼ばれる。
ユダヤ教やキリスト教と同じ一神教だが、偶像崇拝を徹底的に排除し、神への奉仕を重んじるとともに、全ての信徒がウンマと呼ばれる信仰共同体に属すると考えて、信徒同士の相互扶助関係や一体感を重んじる点に大きな特色があるとされる。
一般には法律と見做される領域まで教義で定義している、信者の内心が問われない、正しい行いをしているか、天国に行けるかは神が決めることで死ぬまでは(少なくとも本質的には)人間の間で問題にされないなどの点で、仏教やキリスト教とは大きく異なる>以上・・・・・・・・
イスラム教は「遅れてきた青年」で、普通は先輩・先人の良きところを学ぶものだが、どういうわけか「ガチガチの規則で民を抑え込まないと国家を統治できない、規則を守らない者には厳罰を科すべきだ、女は災いの元になりやすいのでヒジャブで全身を覆え!」となってしまった。自由民主人権法治のかけらもないどころか、朝から晩まで大音響でコーランを流し続けたり、一日に何度も仕事を中断してお祈りさせるなど実に非生産的で、取材中の小生が嫌な顔をしていたらガイドの観光局の人曰く「こればっかりはどうしようもないんです」。写真を見せてくれたが自宅では奥様はヒジャブなし、凄い美人で、隠したくなるのも無理ないかと思ったものだ。
以上、思うままにあれこれ書いたが、これからも定期的にブログを続けていきたいものである。
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