清原達郎さんのネットキャッシュ率についてストラテジーコードを作成しました。
こんにちは。
今回は清原さんが提唱していたネットキャッシュ率計算式をもとにストラテジーを作成しました。下記に詳細をまとめます。
【作成したストラテジーコードをAIに判定してもらった結果】
このストラテジーは、ネットキャッシュ比率を活用して企業の財務健全性を評価し、株式の売買タイミングを決定するシステムです。特に、上昇トレンドを捉えた際にポジションを増やしていくアプローチが特徴的で、保守的なリスク管理も組み込まれています。
作成経緯
概要
清原達郎氏が提唱している「ネットキャッシュ率」は、企業の財務健全性を評価する指標の一つです。この指標は、企業がどれだけのキャッシュ(現金および現金同等物)を保持しているか、またそれが企業の財務全体にどのように影響するかを示すものです。
ここで、「ネットキャッシュ」とは、企業の手元にある現金及び現金同等物から、有利子負債を差し引いたものです。すなわち、企業が実質的に持っているキャッシュの純額を示します。キャッシュ率が高いほど、企業は自らの資本で持っている現金や流動性が豊富であることを示しており、経済的ショックや資金繰りの問題に対して強い耐性を持っていると評価されます。逆に、ネットキャッシュ率が低い、あるいはマイナスの場合、企業は多額の借入金を抱えており、キャッシュフローの健全性に懸念が生じる可能性があります。
この指標は、特に企業の財務健全性を重視する投資家や経営者にとって重要なツールであり、企業が長期的に安定した経営を行う上での鍵となります。
作成基準
ここで私は下記考えをもとにストラテジーを作成しました。
01:ネットキャッシュ率が100%以上である企業=他社から見れば買収した時点で黒字。TOBやMBOも視野に入れることができる銘柄は強いのでは?
02:一時的な株価急落によるネットキャッシュ率上昇を基に判断するのは良くない。「理由はないけど徐々に下落してきた」から買い増すのであって急落時に買いを優先することは必ずしもキャピタルゲインの創出にはつながらない。
→ネットキャッシュ率の推移を移動平均線で表し、移動平均が105%以上で短期が110%以上なら購入。次は115%対120%のように設定し、
「急落→パニック買い→下落継続→すぐに含み損」のようなことをしないように設定しました。
実際のテスト結果
明治電機工業(3388)の場合は下記画像のようになり、2024年07月16日に売り条件を満たしました。(緑色の縦線が購入条件達成、赤色の縦線が売却条件達成)
AIによるストラテジーの総評
このストラテジーは、ネットキャッシュ比率を活用して企業の財務健全性を評価し、株式の売買タイミングを決定するシステムです。特に、上昇トレンドを捉えた際にポジションを増やしていくアプローチが特徴的で、保守的なリスク管理も組み込まれています。
更新履歴
2024年09月16日
・保有中の平均取得株価を算出し、利益率の推移をプロット項目に追加しました。(紫色の線)
・スタイルで表示される変数が作成時のままだったため、名称をわかりやすくしました。
ストラテジーコードの説明と実際のコード
実際のコードのみ有料化を予定していましたが、コード説明を詳細に記載した結果、説明文をAIに読み込ませることである程度のレベルまで作成できてしまうことがわかったため説明から有料化しました。
なお、このストラテジーにはスクリーニング機能はありません。私の利用方法も合わせて下記にて記載します。
基本的な計算とプロットするもの
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