【海技士】鋼船の構造様式【運用】【航海士】
鋼船の構造様式
・横ろっ骨式構造における主な横強度材
フレーム、ビーム、フロア、上甲板、船側外板、船底外板
・横ろっ骨式構造の短所
縦方向の補強部材が少ないので縦強度を保つためには、部材の板厚を増す必要がある。その結果、船体重量が増加する。
・縦ろっ骨式構造における主な縦強度材
縦ビーム、船側縦フレーム、船底縦フレーム、上甲板、船側外板、船底外板
※「上甲板、船側外板、船底外板」は、横式と縦式共通の部材。
・縦ろっ骨式構造の短所
ブロックの組み立てなどに際して工事が複雑になる。特に船首尾部において顕著である。
・混合ろっ骨式構造
〈縦式構造〉上甲板部、船底部
〈横式構造〉船側部、船首尾部
※縦式構造は船体の縦方向の部材が多い。一方の横式構造は、横方向の部材が多い。
参考: 東京海洋大学海技試験研究会『海技士 2N 徹底攻略問題集』海文堂, 2009 ,p.69問1(運用)