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混合ろっ骨式構造【海技士】【運用】【航海士】
鋼船の混合ろっ骨式構造とは、縦ろっ骨式構造(縦式構造)と横ろっ骨式構造(横式構造)が組み合わさったものである。
縦式構造は、上甲板部および船底部に採用されており、すなわち上下方向の強度を確保する。
一方の横式構造は、船側部、第二甲板部、第三甲板部に採用されている。
この混合ろっ骨式構造の利点としては、①横式構造より縦強度が優れている。②工作が容易である。③倉内に大きな補強材による突起物がないので貨物の積載に都合がよい。といった事が挙げられる。
①については、縦方向の補強部材が少ないという横式構造の短所を補うものである。②については、工事が複雑になる縦式構造の短所を補完することとなる。③についても、船内に多くの部材が張り出すという、縦式構造の短所をカバーしている。
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「船体構造」
コトバンク
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東京海洋大学海技試験研究会『海技士 2N 徹底攻略問題集』(海文堂、2009)p.71 運用 問3より