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英語は楽し! 第12弾 「命名のチャンピオン 英語」 ー 英語の合理性


Ⅰ始めに
 sea-angel って何でしょうか? 直訳は「海の天使」です。さぁ? ここで覚えていてほしいことがあります。それはこうです。
 
   英語は生き物・事物の特徴をとらえてぴったりの名称を考え出す     
   天才的な言語である

 
 特徴と書きましたが、それは色であったり、形であったり、音であったり動きであったりと様々です。とにかく英語は、その生き物・事物の一番の特徴をとらえて命名するのです。
 さて、それで sea-angel に戻ってみましょう。 angel(エンジェル) ですから「可愛い」はずです。つまり「海にいる可愛い生き物」です。また天使ですから、ヒラヒラと空へ舞っていきそうな雰囲気です。さぁここまでくれば正解する人も多いでしょう。そう、「クリオネ」です。どうですか、「あっ、なるほど!」と手をたたきたくなる人もいるでしょう。
 今回は皆さんのそういう反応を引き出せるような例をどんどん出していきましょう。


海の天使


 
Ⅱクイズ形式で行きましょう。ヒントを手掛かりにトライしてください。 
 
 <水生の生き物>
  ① clown-fish (ピエロ魚)      ② ribbon-fish (リボン魚)  
  ③ killer-whale(殺し屋鯨)     ④ frog-fish(カエル魚)  
       ➄ catfish (猫魚)                         ⑥ sea-cucumber(海のきゅうり)  
       ⑦ sun-fish(太陽魚)               ⑧ devil-fish(悪魔の魚)
 
   マンボウ  ニモ(クマノミ)  ナマコ     タコ             
           ナマズ      アンコウ                     シャチ   リュウグウノツカイ
 
<正解と解説>
 ①はクマノミです。ディズニーの「ニモ」で有名になりましたね。ほら、クマノミは白と黄色系の2色が体の縦方面に走っていますね。この模様で思い出すのは、マクドナルドの「ドナルド」ですよ。口の周りが赤くてもじゃもじゃの髪の毛。これはいわゆる「ピエロ」にそっくりです。英語でピエロは clown(クラウン) というのです。合理的ですね。
 またクマノミは他の名称も持っています。クマノミはイソギンチャクを住処にしています。敵から身を守るためにイソギンチャクのひらひらの中で暮らします。そしてイソギンチャクはアネモネという花に似ているところからsea-anemone (シー アネモネ)と言います。そこでクマノミは anemone-fish とも呼ばれることがあるのです。「イソギンチャク魚」というわけです。これまた合理的です。
 次に② ribbon-fish(リボン フィッシュ) は「リュウグウノツカイ」です。長い体をヒラヒラさせて優雅に泳ぐリュウグウノツカイ。それはまさに長いリボンが波に揺られて海中に浮かんでいるかのようです。またの名を oar-fish と言います。 oar(オー) とはボートをこぐときに使う長い棒「オール」のことです。すなわちこれは、リュウグウノツカイの長い体形をとらえてつけられた名前です。
 またリュウグウノツカイに似た魚に太刀魚(たちうお)がいますが、こちらは「刀の形に似ている」と特徴をとらえ、 sword-fish と呼ばれます。 sword は「ソード」と発音します。意味はもちろん「刀」です。


ヒトデ = star-fish(星の魚)

 こんな風にそれぞれの特徴を思い浮かべながら、ほか6問を回答してみてください。次回の投稿で解説します。ではまた。

 

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