【ゲーム感想】アスタータタリクスの思い出を書きます
こんにちは。
今日は……本来ならばアスタータタリクス(略称アスタタ)のおすすめ記事を書こうと思っていたのですが、2024/07/24(昨日)に、『アスタータタリクスサービス終了のお知らせ』が発表されましたので、急遽思い出記事に変更しました。ぐすっ。
終了は2024/09/30です。
やっとスマホから画像をPCに送れるようになったし……8/28に一周年を迎えるから、ステキなイベントがあるだろうと思って、30,000個(ガチャ200回分、つまり推しに必ず来てもらえる分)の石を貯めておいたのにぃ。
石は水着ギネマウアに全部ぶっこみます。これにて、ハイパーギネマウア育成計画の〆としよう。
メインストーリーはギネヴィアルート一回しか終わってないのに、9/30までに他2ルート終わらせられるかな……。
おすすめ記事のつもりで書いてたノートを、思い出記事に変えて書きます。
ネタバレ無しです。
1.アスタタを始めたきっかけ
それはかつて私が味わった不本意な退職です。
大切なもの、後しばらくは続くと思っていたもの、失ってもたった一つ残ったと思っていたもの……退職をきっかけに、私の手から全部こぼれてゆきました。
もう何年も経っているのですが、今でも思い出してどんよりした気分になります。
そんな時にアスタタのTVCMを見て、「選択と喪失の物語? 武器を選べ? どんなゲームなんだろう……」と思って始めたのでした。
アスタタの主人公、ノワールは物語の中で大切なものを喪うのですが、それでも生きていきます。
それが私には励ましてくれているように感じられました。だって私も、大切なものを喪って、それでも生きていける物語を探していたんですから。
アスタータタリクスは、大切なものを喪った"あなた"の物語であり、それでも生きていく私たちの物語です。
2.あらすじ
”あなた”の世界は、記憶と存在を喰らう化け物、バルバロイの侵略によって滅びかけており、"あなた”は伝説の武器を求めて歴史をさかのぼる。
そこで見るのは、傭兵団の団長をしながら行方不明の父を探す少年、
ノワールと、その妹ディナタン。
ノワールは、父の行方を知っている筈の兄弟子ランスロットが率いるログレス軍と、自分たち傭兵団を雇っているカレドニアが争う戦場にやってきます。
しかし、傭兵団はバルバロイに襲われて潰走。生き残ったノワールは道中でギネヴィアという少女を助けて、彼女に傭兵として買われることに。
彼女の護衛として、ログレスのキャメロット騎士学術院へ入学します。父の行方とランスロットの隠している秘密……ノワールにとっての"本当”を探す学園生活の始まりでした。
3.一番のおすすめポイントは?
『たった一つしか残せない』切ない物語ですっ!!
傭兵から、亡国の姫であるギネヴィアの護衛へと大抜擢されたノワール。
彼はバルバロイを倒す上で、一つの選択を迫られます。
それは、世界を救うための"武器"を選ぶこと。
具体的には、心より信頼する相手と契約を交わし、片方が武器である"キラーズ"に、もう片方はそれを支える"バイブス"となる行為を指します。
ゲシュタルト・シフト(以下G.S)とお呼び下さい。かっこよく変身しちゃいます。
バルバロイを倒せるのはG.Sを果たした人達だけなのですが、力の代価は記憶です。なので、戦えば戦う程キラーズは記憶を失っていき、幼い頃の記憶や、同じクラスの友達なんかを思い出せなくなっていきます。バイブスにはキラーズの消耗を軽減する力があるのですが、どうがんばってもゼロにはできません。いずれは記憶を使い果たす時が来ます。
記憶を使い果たしたキラーズは、文字通り(本当に!)"武器”となってしまい、人間であった事をバイブス以外の全てから忘れらてしまいます。本人が書いた手紙や、貰ったプレゼントを見ても、思い出せなくなるのです。
歴史にはこう記されます。『騎士ノワール卿は、アロンダイトという剣をとても大切にしていました』……と。
さりとて、戦わねば大切なものを守ることができません。
ノワールは思います。
『一つも無くしたくないのに、一つしか残せないとしたら』
残したいと思って選んだものは忘れ去られ、選ばなかったものだって、いつ喪われるか分かりません。
まさに『いずれは喪われる』スマホゲームという舞台で出るにふさわしい物語だと私は思いました。
えぇ、家庭用ゲーム機でも全く不足が無いほどの、重厚な作品なんですけどね。
4.まとめ
アスタータタリクスは、大切なものを選び、次の時代に繋げていく物語だよ!
G.Sを誓う時の言葉や、円卓の騎士の名乗りは中二病的なかっこよさがあるよ!
登場人物の『選択』と『喪失』を見ていると、自分自身の『選択』を前向きに受け入れられそうな気がする……ところがおすすめだよ!
さようなら、アスタータタリクス!
今までどうもありがとうございました。