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大日岳特別(5/20新潟11R) 考察(無料予想)

・はじめに


5/20新潟競馬場11R 大日岳特別 芝1200m2勝クラス
土曜新潟メインレースの考察になります。

・前半3F地点ポジション



出走16頭中、自身が前傾タイプである馬は10頭。
ポテンシャルトップは12ステラダイヤの33秒付近。
ここから0.8秒以内のポテンシャルを持つ馬が5頭。
当然ペースはハイペース。スピードの持続力が問われるメンバー構成。
並びから12ステラダイヤと09ドナウエレン、07ミキノバスドラムのハナ争いとなる。
01ロサロッサーナと03サトノルーチェもポジションを上げて動ける番手ポケットを狙いたいところなので、やはり前半は速くなることは必至。

大外の16ヨールは脚質的にずっと外を張ってしまうのは歓迎出来ない。やや割引が必要か。


前半予測値

・上がり3Fポテンシャル



上がり性能にはメンバー内での断層が幾つかあり、02エコロデイジー、13マイネルレノン、10ダンツイノーバとそれ以外といった形。
この三頭は出遅れ癖やスタート後のダッシュに問題がある場合を考慮しておく必要はある。

・予測走破タイム



安定した走破能力で上位基準となるのは16ヨール。
勝ちきれないタイプの典型なので、同馬を負かす力があるかどうか、といった観点で勝敗を予測するのが良いだろう。


走破タイム予測値

・馬場によるポジション変動の有無


4コーナーから直線にかけて大きく広がるように進路選択が先週から見られる。隊列の後ろから行く馬が早めに外を選択しても単なる距離ロスとなる場合も散見されるので、鞍上がどういった騎乗をするタイプなのかは気にしなければならないだろう。
先行馬に関してだが、直線で進路を選択できるためにそこまでラチに拘らなければ不利とまでは言えない傾向。
しかし最終的には外目の方がスピードを維持出来るようだ。

・対戦マトリクスから見る混戦度合い


Masseyのレイティング手法から正方対称行列をつくる。
比較対象レースの累積タイムベクトルf、着差ベクトルa、その差をpとしたレイティングベクトルを作成し、最小二乗法で算出。
非対戦馬はダミーモデルを用意し比較。
ここの設定が結局のところクラス基準タイムからのダミー作成なので微妙な予感。
結果、マイネルレノン、サイヤダンサー、サトノルーチェの順に上位を形成することとなった。
ぶら下がりノードの分マイネルレノン一強となる判定だが……

まだ試験稼働中の項目なので、JRA-vanの対戦マイニングの方がはるかに精度は高いと思います。なのでそちらを参考にしてみることをオススメします。

自分個人は手を出したことは自分で完結させたいタイプなのでこのまま
マイネルレノン→サイヤダンサー→サトノルーチェ→ドナウエレン→……
という序列のまま意思決定に反映させます。

レイティングベクトルによる勝敗判定



・タイムレンジの比較による勝敗予測




出遅れなく13マイネルレノンがレースに臨めた場合はダントツの数値。
下限25%ラインの13マイネルレノンBを基準にした場合、
02エコロデイジー
03サトノルーチェ
01ロサロッサーナ
16ヨール
06ブロンズレッド
は比肩しうる形に持ち込むことが可能。

さらに下限Bの上位は水色ラインの16ヨールB、05フリートオブフットBの2頭。能力上限25%との幅が小さい05フリートオブフットが善戦マンタイプと考えれば、やはりそれより上に位置する馬が勝利するだろう。


・結論

最有力
13マイネルレノン

タイム予測値、対戦比較ともに最上位。出遅れなければこれで決まりか。ただ後ろからになる分進路が取れなければ終わるので軸としては微妙。

有力
02エコロデイジー
基礎能力はメンバー内でも高く、今回内枠を引いたことで最後に進路をどう取るか、というだけ。オッズ的にも手を出しやすいはず。
直線で内側を避ける流れになるのであとは選択した進路と足元の相性といったところか。
謎の若手騎手ムーブで外ラチを目指したら到底間に合わないし、内ラチの荒れすぎた所を通っても伸びないのはさすがに分かっているとは思うが、一応心配しておきたい。

03サトノルーチェ
内枠から正攻法の競馬が出来る今回。
09ドナウエレンが外から被せてきてもその後ろからの競馬は可能。
同じようなタイプでも展開としては16ヨールより負荷が少なくオッズもつくので注目。

16ヨール
先行タイプのなかで上がりもそれなりに持続させることが出来る安定型。ただ今回は大外からなので、中団のどこを取るか、といった部分には注意したい。ずっと外3を追走しているようだと馬場の綺麗な所を走ったとしても溜めが効かずになだれ込みで終わることも。

ヒモ候補

サイヤダンサー、ロサロッサーナ、ドナウエレン、ダンツイノーバ

対戦マトリクス上位のサイヤダンサーだが、やや荒れた馬場ならそのまま上位扱いで構わない。
超高速決着でなければ逆に得意な馬場である可能性が高い。
ただメンバー構成から確実に中団より後ろからのレースになるのでマイネルレノン同様軸にはし難い。

外厩からのローテパターンから注目したいのは
グリーンウッド&吉村厩舎の03サトノルーチェ
ノーザン天栄&奥村厩舎の05フリートオブフット
ノーザンしがらき&高野厩舎の09ドナウエレン
オークヒルF&南田厩舎の07ミキノバスドラム

叩いて仕上げてきている様子がありそうなのは
14イールテソーロ
16ヨール
あたりだが……


・個人的な買い目


今回はここからが本番
上に挙げたマイネルレノンからダンツイノーバ、サイヤダンサーまでの9頭のタイム取得レンジを確率分布に変換して重ね合わせてみる。

マイネルレノンvsヨール
マイネルレノンvsエコロデイジー
マイネルレノンvsサイヤダンサー……

……ドナウエレンvsロサロッサーナ
……ドナウエレンvsダンツイノーバ

といった形で上位9頭を比較。

サトノルーチェがオッズつくなら勝負する感じになりそう。

細かい買い目はレース前にTwitterに置いときます。


©️ぺぬ

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