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スワンステークス2023


・序

2023/10/28 京都11R GⅡ スワンステークス 芝1400m

Aコース最終週ということで差し馬ばかり気にしてカツジに逃げ切られたのは2020年。
それ以来久しぶりに京都に帰ってきた今年のスワンステークス、前週の時計を見る限り超高速ではなさそうだが……

・前半3F地点ポジション

枠並びで考えるとウイングレイテストがその馬番を活かすためにハナを狙いに行く形か。
タマモブラックタイは末の甘さを考慮して溜める区間を作りたいようなので、ウイングレイテストの後ろが取れたならゆったりした流れに。
久々のグレナディアガーズあたりが張り合ってしまっても超高速とまではいかないだろう。
あまり遅いとメイショウソラフネがコーナー手前までに出切ってしまうパターンもある。

前半3F予測値

・上がり3Fポテンシャル

特筆すべきはアヴェラーレのポテンシャル。
他メンバーを完全に寄せ付けない切れ味。
となると問題はペースと距離感になるのだが、1200でも逃げ切るような快速馬がいないだけに前がパッタリとまでは考えにくく、差し損ねる可能性は大。

後半3F予測値

・対戦マトリクスから見る混戦度合い

ミッキーブリランテ、ロータスランドがほぼ満遍なく対戦成績を保有しているので、これらの馬との着差ベクトルがレーティング差に繋がる。

トップグループは

グレナディアガーズ
ルージュスティリア

セカンドグループは

アヴェラーレ

下位は意外なメンバーで

カイザーメランジェ
スマートリアン
ミッキーブリランテ
デュガ

となった。

尚、タマモブラックタイとルガルは対戦データが足りないのでこのメンバーとのレイティング比較はオミットした。

・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測

ウインマーベルの予測値がトップだが、同馬の出遅れ癖とスタートの不安定さには要注意。
後入れなので上手くゲートを出ると判断するならここからの購入が良いだろう。

実質的な勝敗のラインは水色枠内の赤線80.5sより左に位置する馬で争う形となる。
オッズに反映されているようにやはり混戦で、ちょっとした勝負のアヤ的なもので明暗を分けることは間違いないレース。

走破予測値

グラフの見方としては薄い色がポテンシャル幅、濃い色が実質的な予測値(コアタイム)となる。
そうすると人気のルガルはコアタイム部分がやや下がるので、ララクリスティーヌやグレナディアガーズの方が勝利に近いと判断できそう。

ウインマーベル、トウシンマカオ、メイショウソラフネ、ルージュスティリア、ララクリスティーヌ、ミッキーブリランテが能力に対してお得なオッズとなっているので、あとはこの中から軸を選定したい。


・結論

最有力
16ウインマーベル

スタートに難ありだが、1200よりはリカバリーが効くので1400に好走歴があるのだろう。基礎スピードが高くGⅠでも良馬場なら上位に食い込んでくる馬。

有力
1エクセトラ
15ララクリスティーヌ
9アヴェラーレ
8グレナディアガーズ
10メイショウソラフネ

騎手でアドバンテージを取っても良いし、綺麗なルートを走れそうという中枠あたりをチョイスするのもアリ。
ただ決定的な買い要素はない。
アヴェラーレは調教からも人気なのは確実なので、あくまでも相手か紐扱いが馬券の立ち回りとしては正解だろう。


12ルージュスティリア
13ミッキーブリランテ

ルージュスティリアは対戦マトリクスからのEloレイティングで上位でありながらも人気落ちしているので、その分期待値は高い。
ミッキーブリランテは紐としての意外な一発が走破予測値からも見てとれるだけに、三連系で外すのは危険か。

・個人的な買い目

16ウインマーベルの単勝

馬連とワイド
16ウインマーベル軸の

1エクセトラ
15ララクリスティーヌ
10メイショウソラフネ
12ルージュスティリア
9アヴェラーレ
への強弱配分をしての流し16-1.9.10.12.15

それでもアヴェラーレとグレナディアガーズ絡みは安そうなので6割補てん出来れば、というノリで。


自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMasseyとEloの変形版を作成して使用。

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©️ぺぬ