須賀川特別(2023/7/8 福島9R)
・はじめに
2023/7/8 福島競馬場9R 一勝クラス芝1200m 須賀川特別の考察です。
前回福島開催よりは標準的な時計なので前有利と考えて予測値からの検討をしていきます。
一勝クラスは走行データのサンプルサイズが小さいため、誤差平均が大きくなりがち。当然成長分や夏場に向けての調子なども関わってくると予見されるので、その辺はパドック等での御確認を。
さて、素質馬ダノンゴーイチの予測値はどうなったのか……
・前半3F地点ポジション
前走同型馬と競合してハナを取りきれなかったダレモトメラレナイが今回はすんなり。
すんなり出ればこれに続くのはルーラルハピネス。
ダノンゴーイチも基礎スピードが高く、また掛かり気味な走法からも前を狙える一頭。ただ走りがダートっぽい。
ここでの二勝目が至上命令なのかどうか、パドックでの気配だけでなくハミまで確認したくなるが、あまりハミを変えてくる厩舎でもないのでヒントは返し馬にあるかもしれない。
柔らかくキャンターでゲートまで向かうなら多分ハナには行かないはず。
ウインアステロイドは外から切れ込む程のスピードは無く、前目の取れた位置からだろう。
同馬は美浦の坂路が使えないのに和田牧場でもコース追いということで、様子を窺いながらのスタートはほぼ確定だろう。
・上がり3Fポテンシャル
デフィデリ、マイネルラッシュ、ダノンゴーイチ、トモジャシーマ、ヴィントミューレが後半上位。
デフィデリは相対的に後半数値が優秀だが、脚質的には『遅い先行馬』なのでこれを機に中団差しに切り換えて行くだろう。
開幕二週目、そして少量とはいえ雨の影響を考慮すると極端な差しの出番はないと思われる。
ヴィントミューレは位置を取れなければ厳しいか。
・予測走破タイム
予測値では上位拮抗。
・対戦マトリクスから見る混戦度合い
未対戦も多くダミーの仮値が作れず今回は無し。
代わりにローテに注目。
天栄経由のルーラルハピネス、山元トレセン経由のダノンゴーイチは順調な調整。
トモジャシーマは鈴木伸厩舎定番のブルーステーブルからの叩き二走目、追いきりはいつもの通り津村だがヤネは田辺の継続騎乗ということでヤル気十分。
シンボリ牧場、和田牧場の同一施設からのヴィントミューレ、ウインアステロイドなら追い切りの内容からヴィントミューレ。和田牧場は和田調教師の実家だが、和田牧場でも坂路を使わずコース追いで仕上げているようだ。よって割引。
マイネルラッシュは馬房が一杯の手塚厩舎にしては珍しい在厩5戦目なのでそこまでの上積みはなし。
ダレモトメラレナイは津村が果たして単騎逃げを上手くやってのけるか、なんだかんだとトモジャシーマに有利に動きそうな勘繰りをしてしまう。
竹内厩舎で単騎逃げ狙いなら別の騎手を持ってきそうなのに謎。
江田も福島にいるんだけど……
・タイムレンジの比較による勝敗予測
上界トップのトモジャシーマはダートでの数値もあって取得幅が大きい。ゲートからの一歩目が少し甘く、最内で後手を踏む可能性はありそう。
上位の組み合わせで利益が出そうかどうかは微妙。
・結論
最有力
なし
有力
ルーラルハピネス
トモジャシーマ
ダノンゴーイチ
ヒモ
ラナキラ
ダレモトメラレナイ(単騎逃げが叶えば)
デフィデリはやはり厩舎の成績からも微妙な扱いになる。
ダノンゴーイチは二戦目の後半全く追わなかった点をどう見るか。
気にしないなら単勝はありがたいオッズだろうが、正直また同じような形で終わる可能性もありそう。
・個人的な買い目
トモジャ、ルーラル、ダノンの馬連でプラスになりそうなら購入。
ギリギリなら止めておきたい。妙味はない。
©️ぺぬ
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