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6/2(日) 松風月ステークス (京都11R)


・序

2024/06/02 京都11R オープン ダート1200m ハンデ
松風月ステークスの予測値とレイティング比較

【降雨による影響に関して】
予測に使用したデータは含水率10-12%時の補正値。(6/1 17:00発表で10.7-11.0%)
もしこれより数値が高く重~不良寄りになった場合は参考にならないと判断してください。当日発表で含水率15%超えたら体育座りで見学です。

・馬場傾向

今回は含水率9-10%時の過去データを参照しての補正。やや速めのタイムに設定。
3コーナー突入時のポジションと入線着順のデータは稍重以上のサンプルサイズが少ないため使用せず。

京都ダート1200mの前半3F通過タイムは中山のように33.0s~33.5sという時計にはなりにくくなっている。馬場状態で脚抜きが良くなったとしても後半の負荷が小さくなるだけで、上がりタイムが全体的に良くなるといった傾向に。

湿った京都ダート1200mで注意する点は
・タイムはやや速くなる
・レース全体の上がりが速い
・負荷が小さくなる分、先行馬の垂れも少なくなる傾向がある
・前半→後半の差が良馬場より小さくなるので追い込み馬が圏内に届かせるには捲り気味の早めスパートが必要
といったところだろう。

・前半3F地点ポジション(上位8頭)


前半予測値

青枠4頭のハナ争い。
馬番から06ドンアミティエと08マニバドラが実質的な逃げ。
赤枠組はそのポケットを狙う構図。
そのなかでも13ロードエクレールはハナが欲しいところだが、コーナー迄に余力を使い果たしそう。
12ロンドンプランが馬場次第で芝に近いダッシュが出来るかどうかは未知数。
馬場状況で前半出し切ってしまおうという考え方をする陣営もあるかもしれない。その辺はコメントや返し馬で確認したい。

・上がり3Fポテンシャル(上位7頭)


後半予測値

10ジレトール、03ケイアイロベージの末脚は抜けたポテンシャル。だが前も止まらない馬場であれば『上がり最速で馬券外』パターンだろう。
前者は前半それなりに溜めなければ弾けないタイプ。前半我慢できるかどうかに懸かっている。
また、後者は進路の問題と明確な課題が存在している。
11スマートフォルスは1400の流れで力を発揮するタイプなので、ここは忙しいと感じるかもしれない。当然信頼度は下がる。


・対戦マトリクスから見る混戦度合い

・基準馬 ☆07メズメライザー (基準レーティング1500)

high
11スマートフォルス(1500-1560)
14アームズレイン(1460-1580)
10ジレトール(1460-1580)

middle
03ケイアイロベージ(1460-1560)
☆07メズメライザー(1450-1550)
05マニバドラ(1440-1560)
06ドンアミティエ(1430-1540)
15アーバンイェーガー(1430-1540)
09イスラアネーロ(1420-1550)

low
02アティード(1410-1520)
08パラシュラーマ(1400-1510)
13ロードエクレール(1410-1490)
16メイショウミツヤス(1390-1490)

最下位
01シゲルホサヤク(1350-1440)

ランク上位から下位までのレイティング幅が非常に狭い。
これは条件次第で勝敗が入れ替わる程度の僅差であることを示している。
特に上位2頭は1400m戦で積み上げてきた実績ということで、馬場が脚抜きよく先行馬に展開有利となった場合はレイティング下限の部分を気にしておきたい。

(注)04ラプタス、12ロンドンプランは路線が違うためカウントせず。
04ラプタスは本来なら別定であれば賞金によるハンデ64kg相当。近走の着順と着差でオマケしてもらった感じではなかろうか。3.5kg貰えるくらい力は落ちているという見方でよいのでは……

(この記事におけるレイティング算出方法は記事の最後に記載してあります。)

・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位9頭)


走破タイム予測値


さすがのハンデ戦。
コアタイムの重なり具合からも小さな不利ひとつで着順が変わりそうな接戦という予測値に。
この中で前傾タイプをチョイスするのがセオリーだろう。
(04ラプタス)
07メズメライザー
06ドンアミティエ
08パラシュラーマ
05マニバドラ
ここから軸馬を選定したい。


・結論

最有力
07メズメライザー
☆アピールポイント
先行組のなかで好位抜け出しを図れそうな一頭。
少し控える形を取りそうだが、外の08パラシュラーマを行かせてそれを目標にすることで勝つためのレースプランが出来上がる。

有力
14アームズレイン
☆アピールポイント
基礎スピードが高く、芝も走っていたということで脚抜きの良い馬場は確実にこの馬に向いている。
上がり3Fの取得幅が小さく、条件に左右されず末脚を発揮することがポテンシャルグラフからわかる。

06ドンアミティエ
☆アピールポイント
揉まれ弱い08パラシュラーマが内をすんなり明け渡して05マニバドラと並走、または直後の好位を取れる展開利が一番有りそうな馬。
ベテランとは思えないヤネの仕掛けタイミングがマイナス要素。
馬場も考慮するとコーナー出口から差されてもいいくらいの早仕掛けをお願いしたい。

お楽しみ
なし

消し
08パラシュラーマ
揉まれ弱く外枠必須の馬が中途半端な枠、そして前走天保山Sより今回の方が競り合い確実となれば買っても紐まで。

・個人的な買い目

07メズメライザー単勝
14アームズレイン単勝

馬連06.07.14box(傾斜配分)


©️ぺぬ

自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMarkovの手法を元に着差ベクトルを基準とした補正値込みの数値を設定し算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。
比較自体はEloレイティングの
r1=r0+K(S-μ)
 r1:新規
 r0:前回結果
 K:算出した定数(Markov手法から着差を施行距離別に設定)
 S:勝敗ノード
 μ:勝率(対戦勝率)
の基本式に準ずる形で各馬を個別に比較。

その上で感覚的にイメージしやすいように基準レーティングを1500としてランキング。



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