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マレーシアカップ (8/31 札幌12R)


・序

2024/08/31 札幌12R 2勝クラス 芝1200m
マレーシアカップにおけるシステム予測値とレーティング比較

・馬場傾向

2024年度の札幌競馬場の芝コースは降雨による馬場の痛みが少ない開催となった。
芝1200mにおいては後半3Fでの負荷が掛かる形で、隊列の長さやペース次第で差しが届く馬場状態となっている。

・前半3F地点ポジション(上位6頭)


前半予測値

枠並びから先手を取るのは02アンビバレントか、基礎スピードがここでは突出している08トーラスシャイン。
前に行かないと話にならない09ペプチドシュチクがここに絡んでハナを取りに進出するパターンも。
大外の16ジョーメッドヴィンは抜け出る程のゲートの速さはなく、内を見ながらの戦いだろう。

①16ジョーメッドヴィン
②08トーラスシャイン
③02アンビバレント
④09ペプチドシュチク
⑤04コーティアスマナー
⑥13ロードトレイル

【予測値からの隊列長】
1.73-2.33s 7.8-11.8馬身程度

【予測値からの1番手と2番手の差】
0.02-0.06s 0.09-0.3馬身
ほぼ同体の団子状態でコーナーワークでバラける形

・上がり3Fポテンシャル(上位6頭)


後半予測値

後半に追い込んでくる可能性のある馬を選ぶならスムーズに馬場の中~外を加速をつけることのできる外枠寄り。

①06スマートルシーダ
②14メイショウハボタン
③08トーラスシャイン
④07スイミーユニバンス
⑤16ジョーメッドヴィン
⑥03スミレファースト

・対戦マトリクスから見る混戦度合い

・基準馬  ☆10ワイアウ (基準レーティング1500)

high
04コーティアスマナー(1580-1650)
05イグニション(1570-1640)

middle
07スイミーユニバンス(1480-1570)
01ポルタフォルトゥナ(1420-1560)
☆10ワイアウ(1450-1550)

low
06スマートルシーダ(1380-1550)
14メイショウハボタン(1370-1560)

最下位
02アンビバレント(1300-1400)

(レイティング算出方法は記事の最後に記載してあります。)
03スミレファースト、08トーラスシャイン、09ペプチドシュチク、11ケイアイオメガ、12フラッシュアーク、13ロードトレイル、15ツインクルトーズ、16ジョーメッドヴィンは対戦ノードが少ないのでオミット。

・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位9頭)


走破タイム予測値

一頭抜きん出た予測値となった08トーラスシャイン。
今後を見据えて番手を試してもいいし、確実に勝ち上がるためにハナを主張してもよい。

問題の相手探しだが、これはトーラスシャインの実力を見誤って付き合ってしまうと潰れる可能性があるだけに後方から詰めてくるタイプを選んでおきたい。

①08トーラスシャイン

②14メイショウハボタン
③16ジョーメッドヴィン
④03スミレファースト
⑤04コーティアスマナー
⑥13ロードトレイル 

⑦07スイミーユニバンス
⑧01ポルタフォルトゥナ
⑨06スマートルシーダ

【トップ予測値から0.4s以内→馬券候補】
08トーラスシャインの1強。



・結論

最有力
08トーラスシャイン

☆アピールポイント
ここでは別格。スタートも良く、後半にかけての脚の回転も落ちないスピードタイプ。
成長して先々レースをある程度使えるようになればオープンでも通用するポテンシャル。
怖いのは鞍上の舐めプだけ。

有力
05イグニション
☆アピールポイント
ゲートがやや不安定だが、馬場が荒れてきた最終週には同馬のようなイーブンペースで前後半を淡々とこなせるタイプが狙い目。


☆アピールポイント
16ジョーメッドヴィン
大外をどうこなしていくかで購入ラインが変化してくる。
前につけるのか、それとも馬群を使って溜めるのか。
前につけるなら割引なのでコメントに注意。

お楽しみ
なし

消し
04コーティアスマナー
連闘だが、鞍上が先行策を取ると馬場の悪いところで消耗しそう。

・個人的な買い目

08トーラスシャインの単勝。購入ラインは単勝2.5倍。
これに満たない場合は馬単か馬連で合成の高い方を。
08-05.16.03.04.13

追記
馬場状態が含水率、クッション値共に2023最終週と似ているので差し追い込み馬の台頭も考慮したい。
08-06.14.05.16.03の馬連、もしくは08-06.14.05のワイド
これなら人気のない後ろからの馬との組み合わせだけにかなり楽しめそう。


©️ぺぬ

自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMarkovの手法を元に着差ベクトルを基準とした補正値込みの数値を設定し算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。
比較自体はEloレイティングの
r1=r0+K(S-μ)
 r1:新規
 r0:前回結果
 K:算出した定数(Markov手法から着差を施行距離別に設定)
 S:勝敗ノード
 μ:勝率(対戦勝率)
の基本式に準ずる形で各馬を個別に比較。

その上で感覚的にイメージしやすいように基準レーティングを1500としてランキング。



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