見出し画像

アクアマリンステークス (3/2中山10R)


・序

【日付】2025/03/02
【場所】中山競馬場 10R
【クラス条件】3勝クラス 定量
【レース名】アクアマリンステークス

・結論

下記各項目の内容から
・馬場状態によるポジション(3c位置1-5番手)
・走破タイム予測値
を重視(理由は各項目参照)


最有力
01ジューンブレア
☆ゲートからの出がスムーズかどうかで全てが決まるピンパー馬。
今回のチャンピオンH経由の場合でも【3-0-0-3】と傾向はハッキリしている。
他馬と馬体を合わせたときにどこまで鞍上の指示に従えるかがカギ。
それでも能力値はこのメンバーではトップなので1番人気と言えども仕方のない選択か。


有力①
09ルーフ
☆近走は出負けからの後方待機が多かったが、鞍上のポジション意識は高く普段より一列前で競馬をしてくると判断した。
速い流れの方が合わせてスピードを乗せられる走法なので、中団さえ取れればあとはゴリ押し可能。
当然末脚は鈍るが、今の馬場であればスタイルを崩さずに構える日本の騎手での継続騎乗より、短期免許のキング騎手の方でチャレンジしてもらった方が次に繋がるはず。


有力②
06レオテミス
☆単騎ならば確実に軸。走法的に後肢の踏み込みから判断すると下り坂スタートを上手く使って行ききるタイプだろう。
外から他の馬が来る前に出切ってしまえばあとは馬場恩恵で追い付かれる前にゴール出来るかどうか、という勝負。


お楽しみ①
13イルクオーレ
前中団でチョイ差し狙い。
正直なところ高橋文厩舎×吉澤SEで何か大きく変わるかというといつも通りとしか言えない



消し
05トーラスシャイン
キャラ的には前付けからの粘り込みが合っていそうだが、実はやや時計のかかる良馬場が向いているタイプ。超高速だと忙し過ぎて脚の回転がついていかない。
ローテも微妙で、小倉の継戦の間に島上牧場への輸送を挟んで凡走したのがいただけない。
前走は要らなかったと思うのだが、坂のない小倉で連勝しておきたかった部分もあるのだろう。
今回は見送り。

補足
前走が小倉の数頭は走行ルートと走破タイムの整合性が取れてない可能性があり、予測値は低めに算出された模様。
ソノママソノママもルメールチョイスだけに走るような気もするが、そういった想像の部分を排除、理論的に補完するために作ったシステムなので、結果が伴わなければまた修正して精進したいと思います。




・馬場傾向

3コーナー位置→着順を視覚化
1-posi 1着馬の3コーナー位置
2-posi 2着馬の3コーナー位置
3-posi 3着馬の3コーナー位置

1-5番手 黄色
6-9番手 緑色
10番手以降 紫色

1200戦では前半3Fタイムと3c位置が連動しているため、4c位置より相関関係が高いデータが得られる

3c位置と着順の相関



中山2023-2025

【データ概要】
・2023-2025年中山芝1200 良馬場 c値10付近 
・対象18R 243頭

【まとめ】
・逃げ切り勝ちは11.1%
・勝ち馬は1-5番手まで50%、馬券率なら66%
・10番手以降は勝率5.6%、馬券率も9.3%と低い数値


・前半3F地点ポジション(上位7頭)


前半予測値


【この項目におけるポイント】
・06レオテミスがすんなり出れば単騎濃厚
・番手グループはポジション争いで渋滞するので折り合いがつかない馬は消耗しやすい並び
・包まれたくない01ジューンブレア、他の内枠各馬も押して前に行く可能性大

①06レオテミス

②01ジューンブレア
③16ショウナンアレス
④10ヴェサリウス
⑤13イルクオーレ
⑥05トーラスシャイン

⑦08オードゥメール


【予測値からの隊列長】

1.71-2.13s 7.7-10.7馬身程度 (標準~やや長目の隊列)

【予測値からの1番手と2番手の差】

0.16-0.27s 0.7-1.4馬身程度 (場合によっては競り)


・上がり3Fポテンシャル(上位7頭)


後半予測値


【この項目におけるポイント】
・赤囲みより下も前半スピードが加算されてポテンシャルのトップを更新する可能性も

①12ヴィントミューレ
②09ルーフ

③01ジューンブレア
④02トーセンサンダー
⑤15ツインクルトーズ
⑥05トーラスシャイン
⑦13イルクオーレ


・対戦マトリクスから見る混戦度合い


16頭中3戦以上の対戦ノードを保有するのは11頭居るものの、片寄った対戦のため実効数としては8頭程度の対戦成績しかない組み合わせとなった。未対戦同士の補完が難しいため今回は見送り。

既対戦組ではスピードオブライト、トーラスシャインが上位

(レーティング算出方法は記事の最後に記載してあります。)

・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位7頭)


走破タイム予測値


【この項目におけるポイント】
・コアタイムは01ジューンブレアが突出している
・開幕週の馬場恩恵でポテンシャル幅の左、ベストパフォーマンス寄りの数値を出す馬も

01ジューンブレア (先行)

06レオテミス (逃げ・先行)
③12ヴィントミューレ (10番手以降の追い込み)
④09ルーフ (中団~後方)
13イルクオーレ (中団・先行)
05トーラスシャイン (先行)
16ショウナンアレス (先行)





・個人的な買い目

単勝09 300円
馬単01-06 300円
馬単01-09.13 200円×2=400円

ワイド01-06.13 400円×2=800円
ワイド09-06.13 100円×2=200円

合計2000円





【2025年成績】

月毎に集計して別記事にてシステム検証

2025年2月までの結果はこちら


©️ぺぬ

自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMarkovの手法を元に着差ベクトルを基準とした補正値込みの数値を設定し算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。
比較自体はEloレイティングの
r1=r0+K(S-μ)
 r1:新規
 r0:前回結果
 K:算出した定数(Markov手法から着差を施行距離別に設定)
 S:勝敗ノード
 μ:勝率(対戦勝率)
の基本式に準ずる形で各馬を個別に比較。

その上で感覚的にイメージしやすいように基準レーティングを1500としてランキング。



記事内の独自データ、画像の転載、複製、改変等は禁止します