朱雀ステークス2023 考察と予想
・はじめに
4/29(土) 京都芝1200 三勝クラス
朱雀ステークスの考察と予想記事になります。
雨の影響は路盤改修によりほぼないものとしての考察です。(なにやら凄い排水能力とのことらしいので)
注)地方から転入のカプティフは参照データが無いのでオミット。この馬主でオークションから中央って珍しいけれど無視。
あ、よかったら俺の知り合いの地方厩舎に移籍されるのはいかがですかね。既に何頭か預けてるあそこですけど。
なんか経営大変みたいな話も小耳に挟んだので、是非。
・前半3F地点ポジション
12頭が能力中央値、可変域ともに0.5秒前後の幅に納まる大混戦。
枠で大まかに分割、そこから隣り合う馬番と比較してハナに立ちそうな馬を想定すると……
04ショウナンラスボス
05ミッキーハーモニー
06ケイサンフリーゼ
07イルクオーレ
08グレイトゲイナー
まずこの内寄り5頭でラチ沿いを争う形に。比較の方法としては近5走の平均ではなく、区間最大最小値と算出した歪度を使うことにした。
そうすると04ショウナンラスボスと07イルクオーレがハナ争いになるのだが、間に挟まった形の06ケイサンフリーゼの馬体を全てパスするだけの初速差もないので
←04 05
←06
←07 08
といった構図が予想される。持続力の点から07イルクオーレはハナを取りたいところ。しかし04ショウナンラスボスが少しでも張り合って消耗させてくるなら、或いはさらに外のセリシアやサトノレーヴにハナを譲らないと主張する場合は逆に07イルクオーレには厳しい前半の戦いとなる。
コーナー突入時点での先頭に位置する可能性の振り分けとしては
04ショウナンラスボス 35%
07イルクオーレ 50%
12サトノレーヴ 10%
その他 5%
というのが確率分布図を重ね合わせて比較した結果に。
リプレイからの比較も初速はショウナンラスボスだが、二の脚でトップスピードにのせるのはイルクオーレの方が上といった形。これについては2022ファイナルSや2023アクアマリンSのリプレイからも見てとれるだろう。
・上がり3Fポテンシャル
前半のポジション争いが激化すれば、後半の上がりタイムはBパターンに近づく。
ポジション争いで消耗しない後方組はAパターンのベストタイムを発揮しやすいと考えてよい。
前目にいても上がり上位を出せそうなのはサトノレーヴ、グレイトゲイナー、フォイアーロートだが、あまりにも激化した場合はこれよりもさらに数値は低くなる可能性も。またグレイトゲイナーとフォイアーロートはメンバー比較ではいつもより後ろに下げざるを得ないのでコースが開くかどうか、割ってこれるタイプか、という疑問も。
逆にこのメンバーなら決めうち確定のメイショウツツジ、メイショウドウドウ、ユキノファラオはポテンシャル通りの上がりと予想される。
またダートから路線変更してきた2頭のうち、クレアの方は後ろポツンを選択すれば最速上がりを出してもなんら不思議ではない。
・予測走破タイム
先行争いで余程の不利を被らなければサトノレーヴがダントツに抜けている。2着以下を4馬身離した入線という短距離らしからぬ結果が予測値として算出された。
・馬場によるポジション変動の有無
路盤改修で驚異の排水力、との触れ込みなので良馬場基準の稍重寄り程度で想定。
内回りは開幕週では圧倒的に前が有利だった。
・対戦マトリクスから見る混戦度合い
Masseyのレイティング手法を基に勝敗とタイム差、そしてレーストップからのタイム差をリストとした。
(対角行列の発生しない非対戦組は考慮せず。)
ランキングは
イルクオーレ
コスモエスパーダ
セリシア
ミッキーハーモニー
ケイサンフリーゼ
ショウナンラスボス
といった格付けになった。
オフェンスレイティングベクトルとディフェンスレイティングベクトルを違った要素にすべきなのかどうかは今後の結果と擦り合わせて見ていくことにしたい。
直接対戦のない補完リストの仮値をどう設定するか上手いこと思い付かなかったので、Python用のレイティングベクトルのコードを探してきてくっつけてお試ししてみた。
これだと人気に近い結果が多いんだよね。
過去の記事用に作ったデータをどんどん入れてみたけどやっぱり人気寄りの結果。
面白くない。
・タイムレンジの比較による勝敗予測
ベストパフォーマンスを発揮した場合、サトノレーヴが圧倒的となる形。
他がこれを阻止するには道中閉じ込めてスピードに乗せない、といった作戦が必要になるだろう。
あとは掛かって超ハイペースとなった場合に脚が止まって後ろからごぼう抜きされる場合が考えられる。
しかし現在の京都競馬場内回りはあまりにも内前が有利。
コーナー出口から早めに捌いてしまえば問題はないだろう。
なお、鞍上は浜中。
・結論
最有力
12サトノレーヴ
有力
05ミッキーハーモニー
11クレア
サトノレーヴはポテンシャルからもアタマ候補。当然の一番人気なのであとはオッズとの相談。
ミッキーハーモニーはそれ以下との差はそこまで大きくもないので状態を見てセリシアといった人気よりも着順が上に行きそうな先行馬に切り替えるのもありだろう。
前半と後半の減速比率と当日の馬場状態でこちらは以下の三着候補とチェンジするかもしれない。
三着までなら
イルクオーレ
グレイトゲイナー
コスモエスパーダ
ドロップオブライト
シュバルツカイザー
セリシア
ショウナンラスボス
前つぶれで01メイショウツツジ、15メイショウドウドウ
この辺は紙一重なので道中いかに不利を避けるか、といったところ。
ただし独自算出のレイティングも考慮すると予測値のわりに人気しそうなショウナンラスボスあたりはカットしてもよいか。
セリシア、短縮のコスモエスパーダは前に行く馬の中でもオッズに恵まれるはず。今の京都なら阪神よりも負荷は軽いのでチャンスはある。
シュバルツカイザーはマイルから短縮した前走が想定以上にスピードに乗せて前に行けたことからも1200への適性は大きいとみてよい。ただ鞍上変更でどこまで退かずに行くか、と言われるとなんとも言えない。
・個人的な買い目
サトノレーヴからミッキーハーモニーとクレアの馬連12-5.11
クレアからサトノレーヴとミッキーハーモニーへのワイド11-5.12
多分物足りなくて12-5-1.7.8.9.10.15.17の三連複も買いそう
4/29 10:00追記
サトノレーヴの単勝が3倍前後で推移
直前に下がるとしても2.5倍なら余裕で購入案件かと思います(私個人の判断ライン)
©️ぺぬ
記事内の独自データ、画像の転載、複製、改変等は禁止します