尾張特別 (12/15 中京12R)
・序
終わり良ければ全てヨシ!でお馴染みの尾張特別における予測値とレーティング比較。
ローカル中京最終レース、2勝クラスのハンデ戦。
なんか場違いなのが居ますが断トツ人気ですかね?
・馬場傾向
2024良馬場・1勝クラス以上を抽出。該当したのは9R。
サンプルサイズとしては足りないので、あくまでも参考程度に。
【データ概要】
・Hペースは1Rのみ
・前後イーブンのMペースの発生割合大
・1-5番手で70%、6-9番手で18.5%、10番手以降で11.5%という形の3着以内構成となる
【まとめ】
・先行馬より軸をチョイス
・逃げ馬の逃げ切り勝ちは他場よりも低いので過信は禁物
・前半3F地点ポジション(上位6頭)
02レオテミスと13ファイツオンが逃げたいところだが、基礎スピードの違いで03モズトキキが先頭に立ってしまう可能性がある。
厄介なのは02レオテミスが出負けした場合に先頭の03モズトキキ目掛けて突っ掛かってしまう場合。
このパターンを回避出来れば今年の中京の特徴そのものとなる「ミドルペース」が完成する。
ミドルペースなら余力の残る先行馬が展開有利。
①03モズトキキ
②13ファイツオン
③11ジョーメッドヴィン
④02レオテミス
⑤10ディオアステリア
⑥12ソノママソノママ
【予測値からの隊列長】
2.05-2.29s 9.2-11.5馬身程度
【予測値からの1番手と2番手の差】
0.1-0.225s 0.1-0.2馬身 ほぼ同体(競りの可能性有り)
・上がり3Fポテンシャル(上位6頭)
展開をひっくり返すレベル違いの末脚を持つのは16タイキヴァンクール。
ミドルペースの場合は早めに動きたい所だが、外枠追走でどこで脚を溜めるか、という課題が出てくる。
なし崩し的に脚を使わされるとゴール前で他馬と同じ脚色になってしまう。騎手の手腕が問われる部分はこの一点か。
①16タイキヴァンクール
②09トリップトゥムーン
③06デイトナモード
④14マサノカナリア
⑤07テーオーアリエス
⑥03モズトキキ
・対戦マトリクスから見る混戦度合い
各馬の対戦数が足りないので今回はオミット。
(レーティング算出方法は記事の最後に記載してあります。)
・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位8頭)
走破タイム予測値は03モズトキキと16タイキヴァンクールの一騎討ちとなった。
展開がミドルペース想定なので、競り合いや前壁のような不利がなければあとは力通りに。
定量からのハンデ設定推移を見ても分かる通り、三歳の16タイキヴァンクールが斤量57kgのままで成立してるのが今回のメンバー間での力関係を表している。
①03モズトキキ
②16タイキヴァンクール
③10ディオアステリア
④06デイトナモード
⑤11ジョーメッドヴィン
⑥13ファイツオン
⑦04ライブリームーラン
⑧12ソノママソノママ
【トップ予測値から0.3s以内→馬券候補】
03モズトキキ、16タイキヴァンクールのどちらかが勝利。
・結論
ミドルペースが多発している今の中京競馬場。「そういう馬場」と考えてやはり前目から押しきれる馬を中心に考えたい。
最有力
03モズトキキ
☆アピールポイント
ミドルペースならこちらを上に取りたい。
1ヶ月しっかり乗り込んで体勢は万全と判断。
隣との競り合いだけが不安材料。
前に02レオテミスをやってしまっての番手追走が理想。
早め抜け出しからの押し切り期待。
有力
16タイキヴァンクール
☆アピールポイント
末脚はトップ。出脚に関しても中団を確保可能なメンバー構成。
折り返し地点のコーナー通過時点で先頭との差は0.5-0.9s程度の予測値。これならば直線で差しきる距離感をキープ可能。
ハンデもトップ評価なのでやはりここでは一枚上か。
ただ今の中京の馬場から道中全て外を回すのではさすがに何かに掬われる形にもなりかねない。
オッズが断然の人気ならば2着付けという手も。
02レオテミス
☆アピールポイント
吉澤SWから2週で体が出来ていれば、の注文つき。
馬体重としては500kg以内ならゴーサインとしたい。
モズトキキがすんなり譲る形ならば気分よく遅めの有利なスピードで戦えそう。
ブリンカーもしっかり効くならばオッズ上の評価より上。
お楽しみ
13ファイツオン…大山ヒルズ叩き2走目。人気するだろうが時計的な裏付けはない。ミドルペースでやっと対応可能という評価。
06デイトナモード…チャンピオンH↑、千野厩舎→、押さえ評価。
消し
10ディオアステリア…デムーロ、小野次郎厩舎でお金を賭けるのはくじ引きレベル。心配ならどうぞ。
・個人的な買い目
馬連ワイド03-16
三連単
03.06→03.06→02
©️ぺぬ
自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMarkovの手法を元に着差ベクトルを基準とした補正値込みの数値を設定し算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。
比較自体はEloレイティングの
r1=r0+K(S-μ)
r1:新規
r0:前回結果
K:算出した定数(Markov手法から着差を施行距離別に設定)
S:勝敗ノード
μ:勝率(対戦勝率)
の基本式に準ずる形で各馬を個別に比較。
その上で感覚的にイメージしやすいように基準レーティングを1500としてランキング。
記事内の独自データ、画像の転載、複製、改変等は禁止します