カウントダウンS 2023 (阪神12R)
・序
2023/12/28 阪神12R 3勝クラス 芝1200m
カウントダウンステークスの予測値となります。
・前半3F地点ポジション
01メイショウエニシアは馬番的にも自身のスタイルを貫けそう。予測値で判定すると06プロスペリダードは番手も仕方ないところか。
・上がり3Fポテンシャル
12スーサンアッシャーは掛かって前に行ったときにこの上がりが使えるかは微妙。馬場状態で前に負荷が大きくかかるならば出番はあるが、33s台前半から一旦コーナーで緩む形なら前に届かせるのは厳しい。
02スコールユニバンスの方がインベタで回って直線で弾けそうなタイプなのでこちらに注目しておきたい。
・対戦マトリクスから見る混戦度合い
Eloレイティング改良版より
High
なし
Low
10オルダージュ
16クムシラコ
最下位
14テイエムイダテン
未対戦の組み合わせも多く、5戦以上の対戦結果を持つ組み合わせで突出した数値を保有する馬はいない。
昇級の06プロスペリダード、05ミルトクレイモーや、03エイシンフェンサー、12スーサンアッシャーの対戦ノードが少ない馬達がこのクラスでどの程度やれるのかを探る方が良いだろう。
・前後半比からのペース判定
01メイショウエニシアがすんなりの構成。
競りかける形になると前は総崩れになるので04ブレスレスリー、06プロスペリダード、08マイネルレノンがどこまでのスピードで追走するか、というのがこのレース最大のポイント。
08マイネルレノンに関しては先行でクラス限界の傾向が見えたので中団からの差しに回る可能性も。
後半に時計が掛かるようになってきた芝状態だが、オーバーペースでなければまだまだ前にも恩恵はあることにも注意。
連勝中の06プロスペリダードはハナを取りきれなかった場合と、無理に取りに行った場合のどちらも前半での消耗が大きそう。
そういう点で試金石となる一戦だが、過剰人気するなら押さえ程度に留めておくのも手だろう。
・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測
05ミルトクレイモーがトップ値ではあるが、突出している訳ではない。
同馬の能力下界が68.4s付近なので、12、01、04のコアタイムと重なる。この形ならばコンディションや展開のアヤで同程度の勝負になる可能性は残っている。
序列2位の06プロスペリダードは昇級でのスピードに対応出来るかどうかが鍵。失速率はメイショウエニシアより小さいので、緩い流れかつ前有利な馬場であるならば前に位置するこの馬の方がチャンスか。
・結論
最有力
05ミルトクレイモー
去年と同じような馬場の変遷と考えると、年内最後の阪神競馬場は差しに展開が向くと考えたい。
有力
06プロスペリダード
馬場次第で
01メイショウエニシア
馬場状況は差し有利と見ているが、先行馬の実績から01メイショウエニシアと06プロスペリダードは楽な逃げになる可能性が高い。
あとは後半の坂による失速率と差し追い込み組との戦い。
お楽しみ
04ブレスレスリー
02スコールユニバンス
08マイネルレノン
04ブレスレスリーは仕上げひとつでかなり粘る競馬をするときがあるので注意したい。特にこの内枠は非常に好条件。
好調時の減速率は小さく、前に食らいつく競馬と坂が組み合わせれば人気より確実に上の競馬が可能。
02スコールユニバンスはインからの直線の捌きが出来れば馬券内も見えてくる穴馬。
08マイネルレノンは先行ではなく中団で脚を溜めての新味に期待したいところ。
補足
03エイシンフェンサーは押していかないと前目につけないので、メイショウエニシアが出遅れない限り追走という形に。ただ自身は前半33.5sより速いペースを追いかけた経験はなく、余力がどこまで残せるかは微妙。
12スーサンアッシャーは前につけてもやれそうだが、枠を考えると難しい。後ろからの追い込みと今回は判断した。
軸で買う人は陣営コメントや返し馬まで見た方が良い。
06プロスペリダードは連勝などで人気する一頭。
小倉で32.9sの番手追走から勝利していることからハイペース耐性は十分ありそう。
だが鞍上はミルトクレイモーの方が上と見ての選択のような……?
13アネゴハダは左回りの方が向いてる。外々を張って行く形になる今回は道頓堀Sの時と同じような物足りない結果に終わることも。斤量56kgという点でも不安。ここはさらっと負けて左回り内枠で全力買いしたい。
・個人的な買い目
©️ぺぬ
自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMasseyとEloの変形版を作成して使用。
記事内の独自データ、画像の転載、複製、改変等は禁止します