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門松ステークス (01/05中京10R)


・序

【日付】2025/01/05
【場所】中京競馬場
【クラス条件】3勝クラス ダート1200m
【レース名】門松ステークス

・馬場傾向


中京良馬場①


中京良馬場②



【データ概要】

・中京ダート1200 含水率5%未満 1勝クラス以上
・2023-2024合計 28R/418頭対象 (平均出走数14.9頭/R)
・逃げ切り勝ちは25%
・1-5番手の馬券率は6番手以降と大きく差はなく、差しも十分台頭可能 (2023のみ顕著)
・2023と2024では開催時期の違いなのか、明らかに傾向が変化しているので注意

【まとめ】
・軸は1-5番手から、逃げは勝率から単勝4倍が購入ライン
・前半34.5s付近を境に、これより速くなれば差しが台頭
・前での競り合い発生時、ハナ候補の失速率が1s/Fより大きい場合、この条件下で差しが馬券に絡んでいる事が多い
・含水率1%台は6番手以降の台頭あり

・前半3F地点ポジション(上位6頭)


前半予測値

【この項目におけるポイント】
・ハナ争い(競り)の可能性大
・競り合いが発生すると逃げ馬同士で大きく消耗するケース多発
・スマートアイがすんなりハナという恵まれた展開が薄い可能性としてありそう。


①08アイファーシアトル
②10サウンドアレグリア
③03スマートアイ

④07ペプチドタイガー
⑤04ライジン
⑥01タイセイブリリオ


【予測値からの隊列長】

2.43-2.99s 10.9-14.9馬身 (やや縦長→縦長)

【予測値からの1番手と2番手の差】

0.06-0.12s 0.27-0.6馬身 (08→10 同体 競り)


・上がり3Fポテンシャル(上位6頭)


後半予測値

【この項目におけるポイント】
・隊列長から3cポジション10番手以降はヒモまで

①15ミラバーグマン (15番手)

②02ウナギノボリ (14番手)
③13ホッコーカリュウ (16番手)
④06カンパニョーラ (9番手)
⑤11ミレヴィーナス (10番手)

⑥05カネコメシスター (11番手)


・対戦マトリクスから見る混戦度合い


・基準馬 ☆01タイセイブリリオ(基準レーティング1500)

high

06カンパニョーラ (1500-1590)

middle
11ミレヴィーナス (1470-1570)
15ミラバーグマン (1460-1560)
☆01タイセイブリリオ (1450-1550)
02ウナギノボリ (1430-1550)
16メイショウクリフト (1450-1540)

low
03スマートアイ (1360-1490)
05カネコメシスター (1340-1480)
12ミルトハンター (1330-1470)
13ホッコーカリュウ (1330-1460)
08アイファーシアトル (1320-1430)

最下位
09メイショウイジゲン (1310-1430)


04ライジン、07ペプチドタイガー、10サウンドアレグリア、14スターペスカオリは対戦ノード不足のためオミット。

【この項目におけるポイント】
・対戦成績上位も抜けたレーティング値ではない

(レーティング算出方法は記事の最後に記載してあります。)

・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位9頭)


走破タイム予測値

【この項目におけるポイント】
・トップポテンシャルは近接しているので、状態次第で番狂わせも
・馬場との組み合わせから、道中10番手以降が予測される11ミレヴィーナス、15ミラバーグマンは右寄りの値に近くなる想定

①07ペプチドタイガー
②10サウンドアレグリア
③06カンパニョーラ
④03スマートアイ
⑤04ライジン

⑥11ミレヴィーナス
⑦15ミラバーグマン
⑧08アイファーシアトル
⑨01タイセイブリリオ

【トップ予測値から0.3s以内→馬券候補】
予測値上位5頭から軸を選定、というレベル
勝ち馬を絞り込むには厳しいか



・結論

上記各項目の内容から
・競り合いが発生する可能性大
・1-5番手からの馬券率がやや高い
というポイントを重視

最有力
07ペプチドタイガー
☆アピールポイント
番手グループからの抜け出しが狙えるポジション。
前がやり合うなら頭まで、前がすんなりだと仕掛け間に合わず、といった所だが減点項目も少ないので軸向き。
短縮で流れに乗れず、という不安要素もダートスタートの中京ならテンの速さも多少緩和される。
条件は他場より良いと見るべきだろう。

有力①
10サウンドアレグリア
☆アピールポイント
内側にハナを狙う馬が居るので割りきって外1頭分出しての追走を想定。
松山騎手の中京先行馬での成績からもそこは考えて道中運ぶものと捉えたい。
馬がヒートアップして競りかけてしまうと確実に直線で沈むので軸にするなら気配にも注意。それでも距離短縮の分体力的には余裕有りと判断した。


有力②
04ライジン
☆アピールポイント
番手競馬も可能なタイプで、競り合ってもペースが上がらなければなんとか持ちこたえることは可能。
1番人気を背負うにはもう少し溜められるレース運びが必要。
スターターンの2着、直近2走が中京での好成績、鞍上との相性という点で評価されるのだろう。
だがスターターンからは0.4s差、直近は負かした相手関係が楽という点から一番人気なら過剰と見るべき。
前走キャニオンF土山からの叩き2走目、池添厩舎ではあまり見ない組み合わせだけに過信は禁物。


お楽しみ①
06カンパニョーラ
走破タイム予測値上位、既対戦レーティングではトップ。
ポジションが後ろ過ぎなければこのメンバーでも。
03スマートアイ、08アイファーシアトル、10サウンドアレグリアが競り合う形であれば確実に前は止まる。
前日発表時点で含水率が1%台、この馬場であれば確実に差し追い込みに出番あり。
選択順位としては追い込みでもミラバーグマンよりは前に居るであろうこちらを。
オッズもそこそこつきそう。

完全に差し馬場と決め打ちするのであれば、11ミレヴィーナスや15ミラバーグマンまで視野に。9-15番手想定なので、11か15のどちらかの食い込みを期待するのも根拠のある組み立てとなる。


消し
08アイファーシアトル
キング騎手である程度人気しそう。アビッグチアという馬を粘らせた経歴はあれど、アイファーシアトル自身が常に後半1s/Fの失速率を持つタイプなので、競り合いが発生しそうな今回はどうか。
玉砕レベルの逃げを打った場合、競り合う形になる馬も巻き添えとなるので注意。
福島で差して2着と結果を出してはいるが、これは2-4番手が渋滞して大きく失速した形による恩恵。
今回は控えたら距離が持たないだけとなり、行けるだけ行ってどこまで持ちこたえられるか、という競馬。

補足
03スマートアイは上記の08アイファーシアトルや10サウンドアレグリアとの兼ね合いが難しい。
行ききってしまうだけのポテンシャルはあるのだが、08アイファーシアトルも逃げてナンボのスタイルだけに都合よく展開が向くかどうか。
仮に単騎で行けるなら良馬場での失速率は3勝クラスでのギリギリ勝敗ラインをキープしているので凌ぎきるパターンも。
フルーツラインカップの失速を見る限り競り合いで消耗するタイプと見受けられる。
単騎逃げの想定ケースとしては条件が多く必要なのでオッズには見合わない。

・個人的な買い目

07ペプチドタイガー単勝
馬連07-04.06.10
三連複07-06-03.04.10.11.15






【2025年成績】

別記事にて月毎に集計。



©️ぺぬ

自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMarkovの手法を元に着差ベクトルを基準とした補正値込みの数値を設定し算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。
比較自体はEloレイティングの
r1=r0+K(S-μ)
 r1:新規
 r0:前回結果
 K:算出した定数(Markov手法から着差を施行距離別に設定)
 S:勝敗ノード
 μ:勝率(対戦勝率)
の基本式に準ずる形で各馬を個別に比較。

その上で感覚的にイメージしやすいように基準レーティングを1500としてランキング。



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