函館スプリントS 6/9(日) 函館11R
・序
2024/06/09 函館競馬場11R GⅢ 別定 芝1200m
函館スプリントステークスにおけるシステム予測値と独自レーティング比較
最後の直線が262mというコース形態からも『前目のポジション』有利が推測される。
ここから始まる北海道シリーズに向けて滞在や馬体重調整で明らかに叩きという馬もいるはず。なので能力値だけで判断するのは危険。あくまでも参考程度に。
・馬場傾向
前日発表の含水率14.5-14.7%、クッション値7.6。
まずは2023年の函館芝1200mにおける3コーナー通過ポジションと着順の関係を確認。(新馬戦は除く)
・通過1番手(12%)と2-5番手一頭あたりの重み(53÷4=13.25%)は大きく変わらず。
そこで通過1-5番手とそれ以降で区切ったものがコチラ↓↓
明らかに前有利。
メンバー構成に左右される部分が有るとはいえ、3コーナー突入時における1-5番手の中から軸を選択するのが最善手だろう。
・前半3F地点ポジション(上位8頭)
前半予測値
①03アサカラキング
②08カルネアサーダ
③05オタルエバー
④06シナモンスティック
⑤10ウイングレイテスト
⑥12ジュビリーヘッド
⑦04サトノレーヴ
⑧14セッション
ハナ争いは強引に被されない限りは03アサカラキングが有利。
05オタルエバー、06シナモンスティックは自分のリズムで、という訳にもいかず玉砕覚悟でコーナーまで競り合う場合も
。
外に張るか、逃げ馬の後ろのポケットに収まるかで3-8番手は差の無い雁行状態になりそう。
・上がり3Fポテンシャル(上位7頭)
直線距離262mなのでシステム予測値より実測値は遅くなることが想定される。これは開催が進むにつれて顕著になる部分。
後半予測値
①16ゾンニッヒ
②11ジャスティンスカイ
③15マテンロウオリオン
④04サトノレーヴ
⑤01サウザンサニー
⑥13ビッグシーザー
⑦14セッション
・対戦マトリクスから見る混戦度合い
・基準馬 ☆16ゾンニッヒ (基準レーティング1500)
high
13ビッグシーザー(1600-1700)
03アサカラキング(1580-1670)
04サトノレーヴ(1580-1650)
middle
09キミワクイーン(1470-1590)
☆16ゾンニッヒ(1450-1550)
10ウイングレイテスト(1450-1530)
15マテンロウオリオン(1430-1520)
low
05オタルエバー(1440-1520)
08カルネアサーダ(1420-1520)
07シュバルツカイザー(1420--1510)
06シナモンスティック(1420-1500)
12ジュビリーヘッド(1400-1480)
最下位
02カイザーメランジェ(1300-1350)
(注)01サウザンサニー、11ジャスティンスカイ、15セッションは対戦ノードが少ないためオミット。
(レイティング算出方法は記事の最後に記載してあります。)
・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位9頭)
①03アサカラキング
②11ジャスティンスカイ
③04サトノレーヴ
④13ビッグシーザー
⑤08カルネアサーダ
⑥14セッション
⑦10ウイングレイテスト
青枠から妙味ある馬を選びたい。
・結論
最有力
なし
☆アピールポイント
上位混戦のため、展開ひとつ。
有力
14セッション
☆アピールポイント
2Fの短縮を超高速馬場とは言えない函館で迎えるのがハマるのでは、と予想。脚の長さと回転力から判断するに二の脚がつくタイプ。外目追走だが短縮の分持続力に振ってしまえばここが絶好の舞台となる。
ポテンシャルの最高値に近い追走ならば3コーナー突入ポジションもギリギリ5番手が狙える。
14ウイングレイテストと迷ったがより妙味のある方を買いたい。
お楽しみ
なし
消し
03アサカラキング
以前は吉澤SEでの調整だったところを今回は高橋TCへと変更。特に緩めたりということも無いだろうが、プラス材料も見当たらない。逃げ馬の環境変化は疑うタイプなので敢えて逆らってみる。
今後G1でも通用していけるかどうかの試金石だろうが、それをわざわざ1人気で買ってまで試すのは他の人に任せたい。
・個人的な買い目
14セッション単勝
馬連ワイド14-04.10.11.13(08.03はパドック次第で追加)
©️ぺぬ
自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMarkovの手法を元に着差ベクトルを基準とした補正値込みの数値を設定し算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。
比較自体はEloレイティングの
r1=r0+K(S-μ)
r1:新規
r0:前回結果
K:算出した定数(Markov手法から着差を施行距離別に設定)
S:勝敗ノード
μ:勝率(対戦勝率)
の基本式に準ずる形で各馬を個別に比較。
その上で感覚的にイメージしやすいように基準レーティングを1500としてランキング。
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