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浦佐特別 (8/10 新潟9R)
・序
08/10 新潟9R 浦佐特別 2勝クラス ダート1200m
・馬場傾向
新潟ダート1200mにおける3c通過ポジションと着順の相関
施行クラスが未勝利と1勝クラスがメインとは言え、明らかに逃げ・先行が有利。
ただ、含水率が3%付近を境にメンバーレベルによっては後ろからの差し追い込みの食い込みも見られる。
・前半3F地点ポジション(上位8頭)
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①13カリュウ
②05チュウワスプリング
③08グレタ
④10ロンズデーライト
⑤07タカネノハナコサン
⑥11ニフェーデービル
⑦12カナウ
⑧15セッカチケーン
【予測値からの隊列長】
2.04-2.65s 9-13馬身
【予測値からの1番手と2番手の差】
0.09-0.19s 0.5-1馬身
すんなりならば13カリュウと05チュウワスプリングのどちらかが逃げ。
その後ろを08グレタか07タカネノハナコサンが切り取る形。
メンバーの脚質的に前目はかなり有利の予感。
(補足)04ジューンアースの予測値は1200mデータを基に算出。
ダート1000mと同じ初速なら当然ハナに思えるが、実際の脚の回転率を動画ソフトでフレーム確認するとそこまでの速さではない。
・上がり3Fポテンシャル(上位7頭)
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①01クリノアルバトロス
②06アポロプラネット
③09ビップシュプリーム
④03ウイスキータイム
⑤14スペキオサレジーナ
⑥15セッカチケーン
⑦07タカネノハナコサン
・対戦マトリクスから見る混戦度合い
3戦以上のノードを互いに保有する馬が5頭しか居ないため今回はなし。
その5頭の中では13カリュウがトップだが……
(レイティング算出方法は記事の最後に記載してあります。)
・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位7頭)
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①08グレタ (先行)
②07タカネノハナコサン (先行~中団)
③01クリノアルバトロス (中団~後方)
④05チュウワスプリング (ハナ~番手)
⑤15セッカチケーン (先行~中団)
⑥11ニフェーデービル (中団前目)
⑦14スペキオサレジーナ (中団)
【トップ予測値から0.4s以内→馬券候補】
08グレタの予測値は1000mデータに引っ張られた感がある。
実質的には07タカネノハナコサン、01クリノアルバトロス、05チュウワスプリングの3頭が勝ち馬候補か。
脚質的に01クリノアルバトロスが勝ちきるには展開の助けや馬場恩恵がカギとなってくるので、その条件が揃ったとは言えない今回の評価は下げ。三連系での相手以下としたい。
07タカネノハナコサンか05チュウワスプリングの2択となりそうだが、どちらも注文がつく形。
失速率を比較すると
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s/1F
05チュウワスプリングの失速率は1.0-1.1s/Fで、これは新潟ダート1200mの勝ち馬の条件としてはギリギリ。2勝クラスということを考慮すると厳しめの評価となる。
07タカネノハナコサンが1年半以上空いているにも関わらず人気するのも仕方のないところか。
・結論
最有力
08グレタ
☆アピールポイント
距離が少し長い、新潟も不得手といった感じは否めない。
ただ競り合う程の先行争いもない今回は相手関係としては恵まれた。
勝ち馬が前半予測値と走破タイム予測値の上位から出る割合を考えると、オッズが10倍以上つく時点で十分な購入候補となる。
有力
05チュウワスプリング
☆アピールポイント
13カリュウと無理に競りあわず、番手追走ならば最有力にしたかった。ただ騎手がどういう判断をするかは不明過ぎてその分購入をこの馬中心とはし難い。
07タカネノハナコサン
☆アピールポイント
3コーナーを5番手以内で回ってきたときに、その失速率から直線半ばで先頭に立ってゴールする可能性が一番高い。
外から被せられなければあとは自身のコンディションとの戦いだろう。
怪我による17ヶ月ぶりで急かして行くとは思えず、様子見度合いは高い。
お楽しみ
13カリュウ
失速率が高い同馬としては『大逃げ』という形を望みたい。
逃げれば馬券になる確率が55-60%超というのが新潟なのだから、複オッズが2.5倍つけば期待値はあると考えて購入してもよいはず。
詳しくは別記事参照。
15セッカチケーン
大外からどういう組み立てをするのか。決め打ちをさせたら天下一品の騎手だけに無視するのは危険。
消し
14スペキオサレジーナ
直線なだれ込みで他と脚色変わらず、といった形。
思いきって溜めに溜める形の方が良さそうだが、そうすると中山の方が適条件なのかもしれない。
アポロプラネット、クリノアルバトロスも展開頼みの要素が大きすぎる。
クリノアルバトロスに関しては前に取り付くのも可能だが、鞍上は差しを好むタイプ。
・個人的な買い目
馬連05.07.08.13.15box
馬単05-07.08.13.15
単勝05.08.13.15
タカネノハナコサンの2着付けというのもあり、ですかね
©️ぺぬ
自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMarkovの手法を元に着差ベクトルを基準とした補正値込みの数値を設定し算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。
比較自体はEloレイティングの
r1=r0+K(S-μ)
r1:新規
r0:前回結果
K:算出した定数(Markov手法から着差を施行距離別に設定)
S:勝敗ノード
μ:勝率(対戦勝率)
の基本式に準ずる形で各馬を個別に比較。
その上で感覚的にイメージしやすいように基準レーティングを1500としてランキング。
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