セントウルステークス GⅢ (09/08 中京11R)
・序
2024/09/08 中京11R GⅢ セントウルS 別定 芝1200m
予測値とレーティングによる比較
前週の不良馬場開催による影響で路面コンディションが悪くなっているAコース。
本来ならば中京芝1200mの良馬場は前が止まらない展開になることが多いのだが……
・馬場傾向
中京芝1200mにおける良馬場開催でのポジション傾向を確認しておこう。
・2023
・2024
サンプルサイズが小さいものの
「10番手以降の馬券率は低い」
ということが見てとれる。
さらに前半後半の差が大きい「ハイペース」となったレース数の少ないことも特徴。
イメージ的には典型的なハイペース多発かと思われたが、実際は前後差1.0s以内の高速ミドルペースが多いようだ。
いわゆる展開次第で、というような強烈な追い込みは発生しにくいものとして判断してよいだろう。
・前半3F地点ポジション(上位8頭)
やはりここでは13ピューロマジックの初速が抜けている。
ただラチを取りに行く分のロスと、コーナーの馬場の荒れ度合いからどこまでトップスピードが削られるか、そこがこのレースのポイントだろう。
①13ピューロマジック
②15アサカラキング
③10テイエムスパーダ
④18ママコチャ
⑤03グレイトゲイナー
⑥01モズメイメイ
⑦14ダノンスコーピオン
⑧07ヨシノイースター
中京良馬場の基本はほぼ10番手まで。
これが馬場状態でどこまで逆転要素となるか。
【予測値からの隊列長】
2.08-2.67s 9.4-13.7馬身程度
【予測値からの1番手と2番手の差】
0.13-0.25s 0.7-1.8馬身
ピューロ→アサカラの並び
・上がり3Fポテンシャル(上位7頭)
①17トウシンマカオ
②12テンハッピーローズ
③16カリボール
④09ミッキーハーモニー
⑤05サウザンサニー
⑥11トゥラヴェスーラ
⑦06ジョウショウホープ
・対戦マトリクスから見る混戦度合い
・基準馬 ☆08キミワクイーン(基準レーティング1500)
high
18ママコチャ(1590-1680)
13ピューロマジック(1590-1630)
17トウシンマカオ(1550-1630)
middle
14ダノンスコーピオン(1500-1590)
12テンハッピーローズ(1490-1590)
07ヨシノイースター(1470-1580)
04ストーンリッジ(1460-1570)
☆08キミワクイーン(1450-1550)
15アサカラキング(1440-1560)
11トゥラヴェスーラ(1420-1520)
low
01モズメイメイ(1420-1470)
03グレイトゲイナー(1390-1460)
02アネゴハダ(1410-1450)
10テイエムスパーダ(1400-1440)
09ミッキーハーモニー(1390-1430)
最下位
16カリボール(1300-1380)
05サウザンサニー、06ジョウショウホープは対戦ノードが少ないためオミット。
やはり18ママコチャの実績が優秀。
(レイティング算出方法は記事の最後に記載してあります。)
・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位9頭)
ポテンシャル差がどの程度あるか、9頭分を比較してみると上位3頭はやはり頭ひとつ抜け出ている構図に。
これが枠順と馬場の痛みでどの程度のマイナス要因となるか、果たしてG1に届かない層に逆転が可能かどうかを判断すればよい。
①18ママコチャ
②13ピューロマジック
③17トウシンマカオ
④01モズメイメイ
⑤07ヨシノイースター
⑥16カリボール
⑦15アサカラキング
⑧03グレイトゲイナー
⑨06ジョウショウホープ
【トップ予測値から0.4s以内→馬券候補】
上位三頭プラス01、07までが連対候補。
・結論
最有力
18ママコチャ
☆アピールポイント
目に見えるマイナスポイントが「叩き」「大外枠」「代打騎乗」の三点。
1200m戦においては高いレベルで安定している。
アサカラキングの後ろを追走する形で最後抜け出し、という形が理想。
有力
14ダノンスコーピオン
☆アピールポイント
前半上位の中から荒れ馬場に対応してきそうな一頭。
1200戦は未知数だが、レーティングを加味すれば上位。
お楽しみ
01モズメイメイ
03グレイトゲイナー
06ジョウショウホープ
消し
17トウシンマカオ
このメンバー、枠順では位置を取るのが難しい。
ならば自在性も有る故に後方からの差しを狙うのだろうが、そうなると良馬場の中京では前崩れにならないと難しいのでは。
・個人的な買い目
14ダノンスコーピオンの単複
©️ぺぬ
自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMarkovの手法を元に着差ベクトルを基準とした補正値込みの数値を設定し算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。
比較自体はEloレイティングの
r1=r0+K(S-μ)
r1:新規
r0:前回結果
K:算出した定数(Markov手法から着差を施行距離別に設定)
S:勝敗ノード
μ:勝率(対戦勝率)
の基本式に準ずる形で各馬を個別に比較。
その上で感覚的にイメージしやすいように基準レーティングを1500としてランキング。
記事内の独自データ、画像の転載、複製、改変等は禁止します