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HTB杯 6/23(日) 函館10R


・序

2023/06/23 函館10R 2勝クラス ハンデ
芝1200m HTB杯における予測値とレーティング比較

対戦済みのメンバーが斤量と枠の振り直しガチャでどこまで入れ替わるのか。
特に馬場コンディションには注意しておきたい。

・馬場傾向

含水率、クッション値共に良馬場寄りに推移したにもかかわらず走破タイムが前週より遅くなった土曜日。

前半があまり速くならない分、隊列幅は短くなるものの結果的には後ろ届かずというレースばかり。
失速率からの傾向としてはハイペース~ミドルペース寄りでダートのような持続力タイプに向いた馬場という判定。

・前半3F地点ポジション(上位7頭)

出遅れ率の高い08ゴキゲンサンはあくまでもスムーズにゲートを出た場合の予測値となる。
前走ハナ争いに負けて沈んだ03ニシノレバンテがもう一度ハナを狙っていく形か。04ポルタフォルトゥナはハナを取りたいタイプではないので出すぎたならば仕方なく行く程度。
上手くゲートを出た場合の07クファシルと08ゴキゲンサンがここに絡む可能性も。
13スクルプトーリスは外から被せて行けるほどの出脚が有るわけではないので内を見ながら少し控える格好だろう。

前半予測値

予測値からの隊列の長さは1.0s-1.65s、4.5-8馬身程度となっており、やはり詰まった隊列と想定して馬券を組み立てたい。

①08ゴキゲンサン(出遅れ無しの場合)
②04ポルタフォルトゥナ
③13スクルプトーリス
④03ニシノレバンテ
⑤07クファシル
⑥01ヴィアドロローサ
⑦12トーセンサンダー

・上がり3Fポテンシャル(上位7頭)


後半予測値

こちらは明確なポテンシャル差。09スマートルシーダと02タイセイフェスタがあまり速くない隊列で位置を取れるのであれば、頭数の少なさから届くパターンも。
上の項目で挙げた隊列幅から計算すると3c突入時点での先頭と09スマートルシーダ、02タイセイフェスタとの距離は7-8馬身程なので、赤枠内の先行馬が色の濃いコアタイムより後ろ寄りの数値ならばなんとか届くかといったところ。

①09スマートルシーダ
②02タイセイフェスタ
③10グッドグロウス
④03ニシノレバンテ
⑤12トーセンサンダー
⑥13スクルプトーリス
⑦11ワイアウ


・対戦マトリクスから見る混戦度合い

・基準馬   ☆12トーセンサンダー(基準レーティング1500)

high
04ポルタフォルトゥナ(1530-1610)
11ワイアウ(1500-1580)

middle

☆12トーセンサンダー(1450-1550)
09スマートルシーダ(1440-1530)
03ニシノレバンテ(1420-1530)

low
01ヴィアドロローサ(1350-1450)
13スクルプトーリス(1350-1440)
07クファシル(1340-1440)

最下位
05ヒロノゴウカイ(1320-1400)


(注)02タイセイフェスタ、06ブルトンクール、08ゴキゲンサン、10グッドグロウスは対戦ノード無しのためオミット。

(レイティング算出方法は記事の最後に記載してあります。)

・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位8頭)


走破タイム予測値


①03ニシノレバンテ
②09スマートルシーダ
③13スクルプトーリス
④02タイセイフェスタ
⑤12トーセンサンダー
⑥04ポルタフォルトゥナ
⑦11ワイアウ
⑧08ゴキゲンサン

ハンデ戦ではあるが走破タイム予測値はややバラけた格好。
そうなるとミドル寄りのレース質、イーブンペースで力を発揮するタイプにも注目しておきたい。
失速率が前後半で小さいのは02タイセイフェスタ、12トーセンサンダー、11ワイアウ、一列前に出した時の09スマートルシーダあたり。



・結論

最有力
03ニシノレバンテ
☆アピールポイント
前走ブリンカー着用も最内で出負けしての窮屈な競馬で撃沈。
今回スムーズであれば閉じ込められることもなく力を発揮出来そう。斤量も2kg軽くなるのも力のいる今の馬場において大幅なプラス。

有力
13スクルプトーリス
☆アピールポイント
ラチ沿いが効を奏しただけとは思えない前走。
前半予測値プラス走破タイム予測値上位の判定なので有力候補としてチョイス。
13頭立てならフルゲートの7枠相当でもあるし、許容範囲と考えたい。

11ワイアウ
☆アピールポイント
後ろからと思われがちだが、自身のキャラはイーブン寄りの持続力タイプ。時計の掛かる馬場になってきたこともあって今度こそ。

お楽しみ
08ゴキゲンサン
出遅れなければスイスイ行くことのできるポテンシャル。
美浦の伊藤大厩舎には牧浦厩舎とともにニッシンホールディングスやチャンピオンズ等の『チャンピオンヒルズ経営者ゆかりの所有馬』がいる。
当然外厩はチャンピオンヒルズを使う形になり、滋賀県からの輸送を考えると狙った形の出走が可能なのは放牧明けということになる。
今回も同馬はチャンピオンヒルズで乗り込んできているので、あとは芝に戻してどうかといった部分。

消し
トーセンサンダーはそこまでの信頼度はない。
相手に恵まれてなんとか、という部分が大きく人気で買うのはいただけない。

・個人的な買い目

03単勝
13単勝
馬連03.08.11.13box

三連複ならポルタフォルトゥナ、タイセイフェスタ、までヒモに加えても。


©️ぺぬ

自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMarkovの手法を元に着差ベクトルを基準とした補正値込みの数値を設定し算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。
比較自体はEloレイティングの
r1=r0+K(S-μ)
 r1:新規
 r0:前回結果
 K:算出した定数(Markov手法から着差を施行距離別に設定)
 S:勝敗ノード
 μ:勝率(対戦勝率)
の基本式に準ずる形で各馬を個別に比較。

その上で感覚的にイメージしやすいように基準レーティングを1500としてランキング。



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