函館スプリントS 2022 この馬を狙え!
2022梅雨、現在私(ぺぬ 牡)を悩ませている2つの問題がありましてね
ひとつは『函館スプリントS』、もうひとつは『今まさに私の靴のなかで脱げかけているカバーソックス』という甲乙つけがたい2つの問題でして
あ、カバーソックスってのは夏場快適なくるぶし下までの短い靴下のことです、ハイ
『……踵の下までズリ落ちて歩きづらい、でも今流れのままに歩いてるから立ち止まりたくないッ!……流れを止めるのはギャンブラーとしては致命的……!!』ってな具合です
買ったばかりの頃はジャストフィットだったのに、洗っていくうちに間口が緩くなってるというアレですわ
すぐにでも立ち止まって指を差し込んでスタイリッシュ顔で直すべきか、それとも思いきってスニーカーを脱いで直すべきなのか非常に悩ましい問題です
ましてや電車の中でやろうものなら隣に座ったお姉さんに「おい、人様の横で靴脱いでんじゃねーよオッサン」的に汚物扱いされるのが確定ですしね
それでまあ原因やら対策やらを考えていたんですけど、ふと『こういったタイミング的な問題は函館スプリントと全く同じ』なんじゃないかと思いついたわけでして、じゃあ前回のリベンジも兼ねてちょっと見解を述べさせていただこうかと思った次第であります
・函館スプリントのレース展開
これは大きく分けて二種類
①良くある行った行ったの前で決まるパターン
②やっぱり良くある行きすぎて全差しパターン
なんのことはない、競馬の基本とも言えるこの2パターンこそが函館スプリントなんです。でもだからこそ『美味しい』のも函館スプリントなんですよ
・過去の函館スプリントからの学び
コース形態を眺めてもらえれば一目瞭然なんですが、改めて調べるのも面倒という愛すべきギャンブラーのために簡単に説明を
ひと~つ、『ひたすら道中抜く場所が無い!』(バサバサバサ)
ふた~つ、『不覚にも直線は前が壁!』(バサバサバサ)
みっつ、『見事に逃げ切り完成、直してくれよその先入観!』(バサバサバサ)
※バサバサバサは桃太郎侍が悪人を切り捨てる効果音
いやいやホントに抜けないの?と思ってるそこのあなた、ちょっと過去のレースを見てみましょうか
まずは勝ち馬から(2021は札幌施行なのでオミット)
年度 コーナー通過順位 上がりタイム(上がり順位)
2018 1着 1-1 34.5(13位)
2019 1着 1-1 34.0(4位)
2020 1着 2-2 33.9(7位)
コーナーで隊列がキープされたまま直線に突入し、速い上がりは必要なくそのままなだれ込んでいるのが一目瞭然ですね
もうハナに行ける馬さえわかればオーケー
そして2着も
2018 2着 6-5 33.9(6位)
2019 2着 2-2 34.0(4位)
2020 2着 1-1 34.1(11位)
ここも上がりベストが食い込めないままに前の馬です
前に居ればそれだけで賞金がもらえるなんて、私も来年出たい
トドメの3着
2018 3着 3-3 34.3(9位)
2019 3着 5-5 33.5(1位)
2020 3着 4-4 34.0(8位)
やっとレース上がり1位が2019年に登場しましたが、これタワーオブロンドンなんですよ。あれほどの馬が上がり最速で3着。
いいですか?一番人気で直線5番手から最速上がりで『やっと3着』なんです。これこそが函館スプリントォ!
すべてはタイミング、そうスタートのタイミングなんです
・そして脱げるソックスへの対処は?(重要)
もうこの問題の答えも出ましたね。
『そのままー!そのままー!』
これこそが気持ち悪くても最適解なんです。某魔法少女マミ氏並みに『もう 迷わない』ですよ↓↓↓
※実際みんなどうしてるのかと調べたら『脱げないソックス』ってのが売ってるらしいのでそれがベストみたいです(笑)。やっぱり最初が肝心なのね
・ちょっと待って、それでも差し競馬になるときがあるんでしょ?
ええ、当然競馬あるあるで「前の二人は彼女でも取り合ってんのか!」ってほど譲らないレースもたまにありますね。なので女を取り合ったと思われる差しレースを調べました
函館スプリントにおける『差し決着』となる、その分岐点は『前半3F 33.0』
これ以上速いと前は全滅展開バッドエンド。速やかに忘れて来年を待ちましょう(笑)
しかし過去の例から判断すると、このパターンは高松宮記念で逃げ先行となった馬が複数いる場合なんです。今回はキルロードしかこのゾーンに突入しないのでほぼ大丈夫と私は見ています(ちょっとだけレイハリアとライトオンキューがやらかしてくれそうですが)
・つまり狙うべきは○○!
もったいぶって話を引っ張りましたけど、聞き上手こそが人生を豊かにするスパイスです。ニッコリ笑ってもう少し我慢してください
ワタシ シャベル アナタ ダマッテ オカネダス
キャバクラ的なこの構図こそが幸せへのパスポート!
ということで結論
ぺぬ『あたし、ビアンフェ狙ってみる!枠なんて関係ない!だってコーナーまで結構長いんだもん!』
さあ、覚悟は決まりましたね!(先週もナンとかフェって馬本命なのは内緒)
2022 函館スプリントS 予想
◎ビアンフェ(テンの速さからの第一候補)
○キルロード(ベタ爪は洋芝相性良し)
▲ジュビリーヘッド(ベタ爪)
先団候補 ☆ヴェントヴォーチェ、ライトオンキュー、レイハリア
アスタールビーとキタイが居ないことで、ビアンフェの前半3Fは33.2くらいでしょう。これならそのまま押しきれる形になるはず
キルロード、ライトオンキューとレイハリアに関しては速い流れの高松宮記念からなので、私の想定よりも前に行けるかもしれませんが、ハナを主張というタイプではないんですよね
ビアンフェは多分二番人気あたりだと思うのですが、◎単勝もしくは◎→○▲の馬単で十分じゃないかと(保険で馬連)考えています
○と▲についてですが、ベタ爪ってかなり洋芝短距離向きなんじゃないの?ってくらい過去のレースでも結果出てましてね。番手候補が団子状態なら少しでも洋芝向きの隠し要素があるのを拾いたい
あ、ナムラクレアさん?前走マイルを見越して折り合い重視して調整してきたんでしょう?優しく包んであげたらいいじゃないですか
いいっスか?ハナに行く馬を当てるのが函館スプリントなんスよ!4kg貰ったくらいじゃビアンフェさんの狂気のダッシュについていけるわけないじゃないですかぁ!
とにかくはえええんスよ、ビアンフェさんは!びっくりするくらい前に行っちゃうんスよぉ!最初にガツンとやっちまうんスよ!
だいたいね、そんなことで悩むくらいならサリオスの妹がサリメスじゃなくてサリエラなんて洒落た名前になった理不尽さを抱えて生きていたいの、私!(埼玉県在住 牡)
いい?『函館スプリントSはビアンフェ!!』
あと、脱げないソックスがAmazonで売ってるみたいだから今度からそれ買います。最初から備えるのが大人の嗜みよね……
梅雨空に一筋差し込む光、それをビアンフェと脱げない靴下がもたらしてくれると信じてます