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宝塚記念2022 パン+茶=宿直(考察①)

みんな大好き『パン茶宿直』

パンサラッサのパンの部分って何パンだと思う?
俺の読みが正しけりゃね、ありゃあメロンパンよ。メロンパン。メロンパンサラッサ。決して食パンサラッサではない。

んじゃ、ちょっくらみんなが気になる逃げ馬の考察してみよっか。キャラづけした方がイメージしやすいだろうから、勝手にやってみるよ~。


逃げ馬3頭のキャラ比較



・パンサラッサ=メロンパン説



メロンパン、美味しいよね。甘いとか、メロンが入ってないとか、移動販売のワゴン見なくなったねとか、歯の裏側にくっつくのがイヤとかライトな話題でやり過ごすときにはもってこいのパン。
ただね、飽きる。
食ってる途中で飽きる。
余裕でいけるときもある。不思議!

実はね、パンサラッサの刻むラップとメロンパンには共通する部分があるのよ。

毎回出だしはワクワク感と共に好スタート
700m-800mぐらいまでは過去4走でも区間トップの速さでレースを作り上げていってる。そしてそのあとは余力で凌ぎ切る、という『やることが決まってる』馬。
(1800mの中山記念はラスト4-3F区間で息を吹き返してるけど、これは相対的に他が早めに潰れたことによるもの。)

基本的に『最初だけ』マン。
チョロQやね、チョロQ。最後の方はもう慣性スピードでフィニッシュ。スピードあるうちにゴールするか、ゴールする前に止まっちゃうか。端的に表現するとそんな感じ。

ちなみにこの馬スタート時からから比べて2秒以上失速してゴールするから距離延長はマイナス。
勝つときはそれだけ逃げで稼いでゴールしてるってこと。逆に凄いわ。
チョロQを長く走らせようとするのも限界あるでしょ?

メロンパンの話どこ行った……

まあ、ほら、メロンパンも食ってて失速するじゃん、あの感覚を伝えたかったの。
いい?とにかくパンサラッサはメロンパンって覚えといて。

・タイトルホルダー=往復ビンタ説



天皇賞(春)、日経賞は前半1位のラップでハナを奪い、道中13秒台に落とす。そこから更にもう一回流れを変えるペースアップで後続を殺してきたというのがこの馬。
追いかけた後続馬が「やっと追いついた!」って思った瞬間にまた引き離していくドS。
左の頬を叩いたその勢いで翻って右頬も仕留めにいく往復ビンタ戦法ですわ。
ダッシュが一回だと思ったか、ククク、馬鹿め!

初手で空振りしたのが有馬記念、パンサラッサに行かれたのは良いとして、3F目まで付き合って得意の『道中の13秒台のワンクッション』を使えずにダラダラと雪崩れ込む結果。
このワンクッションを使えるのは『ハナを切ってレースをコントロール出来た』時だけなんだよね。そこが今回の重要ポイントになるわけ。

つまり、『ハナを切る』というのはこの馬にとって『自分のやりたいレースをするため』に必須。

じゃあ、パンサラッサを勝手に行かせて、2番手だけど実質集団の先頭ってのは?ってなりますわな。でも天皇賞(春)よりはメンバーの中間ラップも速いはず。後ろ、狙われてますね。

その辺は最終見解で答えを。


・アフリカンゴールド=飲み会一次会だけ頑張るマン説


取りあえず生!乾杯!ウェーイ!→じゃあとはみなさん好きなもので自由に~。こんなキャラ。圧倒的ブースター感。
ぬるいメンバー相手ならビールだけで押しきれるけど、途中でテキーラ飲みだしたり、ポン酒入ったらもう空気。帰るころには『あれ、アイツどこ行った?』キャラ。
ラップ的にも最初の1Fだけ頑張るタイプであとは踏ん張れない。
ただパンサラッサと競り合ったら、その分後続との間隔は開く。早めに集団に飲み込まれたら最下位付近で女子に介抱されてそう。


ってな感じで同じくくりの逃げ馬でもこれだけキャラクターが違う、今回はこれを言いたかった。メロンパンは実はどうでもいい。


・まとめ


それぞれのキャラづけは出来たんで過去のラップで比較してみよっか。

パンサラッサ

11秒前半で3F近く逃げられる。枠が外にいくほど前を取るためのエネルギーを使っちゃうから、そこは注意。

タイトルホルダー

11秒後半で3F逃げたのち、6-7Fあたりからもう一回後ろを離す加速が出来る。ひとり2段ロケット。

アフリカンゴールド

→開始1Fはパン君と遜色無い出足。11秒前半も出せなくはない。ただし大学デビューのパリピ感あって、張り切っただけすぐしぼむタイプ。


ってことは……

阪神芝2200mはスタートしてから1コーナーまでが525m。隊列が確定してコーナーに入る時には

①パンサラッサ→アフリカン→タイトルホルダー
②パンサラッサ→(タイトルホルダー、アフリカン)
③今までやったこと無いけどパンサラッサ=タイトルホルダー=アフリカンの地獄絵図

の3パターンのどれかが濃厚。
ここで枠が、というか『三頭の並び順』がキーポイントになってくるのね。
枠順確定後の最終的な展開、着順予想は考察①②のあとに。あくまでも今回は逃げ馬のキャラ考察だから、そこは勘弁して。


パンサラッサは譲らないというかそれしか出来ないとくれば、タイトルホルダーがゴリ押しするか、一旦譲るかの選択を迫られる。だからね、並びが重要。

チョロQ vs ドS vs パリピ

この戦いから火蓋が切って落とされる宝塚記念2022!
楽しみだね。できれば地獄が見たい。



ぶっちゃけタイトルホルダーの他馬との位置関係よ。どんな初手をチョイスするか、ですわ。それでレース質が決まると断言する。

ん?メロンパン?おやつに食べたよ。やっぱ飽きたわ(笑)。

宝塚記念2022 考察②へつづく      ©️ぺぬ

考察②はこちら