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UHB賞 (08/11 札幌11R)


・序

2024/08/11 札幌11R オープン 芝1200m
UHB賞 別定
走破予測値とレーティングによる考察。

・馬場傾向

8/10土曜日の芝コース
含水率 12.6-13.2%
クッション値 7.7
過去データからはハイペース、ミドルペースともに混在。
出走メンバーの組み合わせ次第といったところ。

・2024年度 3c通過順位と着順の相関


2024年度

今年度は12R施行。3c通過1-5番手の成績は35%の割合で馬券に。
ダート1200と比較すると物足りない数字ではあるが、それでも6-9番手通過組の2倍以上の馬券率となっている。


・前半3F地点ポジション(上位6頭)



前半予測値


①04カンティーユ
②07カルネアサーダ

③14マメコ
④05シュバルツカイザー
⑤10シナモンスティック

⑥13キミワクイーン

04カンティーユと07カルネアサーダのハナ争い。
14マメコがここに絡んで行く形。
10シナモンスティックはややスピードが足りないので外枠から無理はしないだろう。
インのポケットを05シュバルツカイザーが上手く取った場合、絶好の展開となりそう。

【予測値からの隊列長】
1.51-2.01s 6.8-10.0馬身

【予測値からの1番手と2番手の差】
0.08-0.1s 0.4-0.5馬身
(カンティーユ、カルネアサーダ→マメコまでの推定値)

・上がり3Fポテンシャル(上位7頭)

 

後半予測値


①01ソウテン
②16サブライムアンセム
③11ダノンマッキンリー
④02プルパレイ
⑤08サトノラムセス
⑥03ミッキーハーモニー
⑦04カンティーユ

上がりポテンシャルに大きく差は見られず、進路次第。

・対戦マトリクスから見る混戦度合い

・基準馬   ☆14マメコ(基準レーティング1500)

high
04カンティーユ(1600-1650)
13キミワクイーン(1580-1630)

middle
10シナモンスティック(1520-1580)
05シュバルツカイザー(1510-1570)
02プルパレイ(1500-1560)
16サブライムアンセム(1460-1570)
☆14マメコ(1450-1550)
12ブトンドール(1430-1540)

03ミッキーハーモニー(1400-1500)

low
07カルネアサーダ(1330-1430)
08サトノラムセス(1320-1420)
15クリノマジン(1350-1400)
06トーセンローリエ(1330-1400)

最下位
01ソウテン(1320-1380)

09エイシンフェンサー、11ダノンマッキンリーは対戦ノードが少ないためオミット。

(レイティング算出方法は記事の最後に記載してあります。)

・タイムレンジと走破予測タイム比較による勝敗予測(上位8頭)


走破タイム予測値


①04カンティーユ (ハナ~先行)
②14マメコ (先行)
③13キミワクイーン (中団)
④05シュバルツカイザー (番手~中団前目)

⑤02プルパレイ (中団後方)
⑥16サブライムアンセム (後方)
⑦07カルネアサーダ (ハナ~先行)
⑧11ダノンマッキンリー (中団~後方)

【トップ予測値から0.3s以内→馬券候補】
青枠内から勝ち馬をチョイスしたい



・結論

最有力
05シュバルツカイザー
☆アピールポイント
カンティーユの後ろを取れるかどうかが全て。
前が譲らない消耗戦でも前半後半の差が小さいイーブンよりな展開でもこの内枠なら対応可能。
あとは直線外側が伸びるインチキ馬場で無いことを祈りたい。

有力
04カンティーユ
☆アピールポイント
先行力があるタイプだが実は失速率も小さい優等生。
詰めて使えるのがプラスなのかは疑問。
基礎スピードが高く、調子が良ければ影を踏ませず千切るパターンまである。
レーティングトップ、予測値トップなら軸にはもってこいだろう。

13キミワクイーン
☆アピールポイント
決め打ちで差してくる中から盲点となりそうなのはこの一頭。レーティングも上位。

お楽しみ
16サブライムアンセム
差し展開となったときに期待したい一頭。
マイル路線からの比較でここは十分通用する。
ペースもそこまでの高速とならなければ追走に困ることもないだろう。

14マメコ
能力はここでも引けを取らないが、ローテーションと乗り代わりでぶっぱなし過ぎなければ、という注文がついてしまう。
そこがクリアできれば粘り込み可能だが、一雨あるかミドルペースになるか、のどちらかは必須条件。
当日の馬場次第で。

消し
11ダノンマッキンリー
ファルコンSを勝っているプルパレイとダノンマッキンリー。
比較すべきはそのクッション値。
稍重で勝ったプルパレイも北海道では一息。
c値9.6の良馬場追い込みで勝ったダノンマッキンリーにクッション値7.7付近の力がいる馬場はどうだろうか。
差しきれないと判断するのが妥当。

・個人的な買い目

05シュバルツカイザー
13キミワクイーン
の単勝

馬連04.05.13.16box

三連複を買うなら手広く
05.13-04.05.13-02.04.05.11.13.14.16
(多分買わない)


©️ぺぬ

自作システムを利用した走破予測タイムと他のファクターを比較して勝ち馬を予想。
各馬ポテンシャルは重回帰分析ベース。
対戦レイティングはMarkovの手法を元に着差ベクトルを基準とした補正値込みの数値を設定し算出。対戦ノードが3-5戦分に満たない場合はダミーを作成して使用。
比較自体はEloレイティングの
r1=r0+K(S-μ)
 r1:新規
 r0:前回結果
 K:算出した定数(Markov手法から着差を施行距離別に設定)
 S:勝敗ノード
 μ:勝率(対戦勝率)
の基本式に準ずる形で各馬を個別に比較。

その上で感覚的にイメージしやすいように基準レーティングを1500としてランキング。



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