山
僕は山が好き。
どう抗おうと、逆らうことのできない雄大なパワー。
抗う気すらさらさらない。
巨石に腰掛け、目を瞑り、山の声に耳を傾ける。
別に何も起きない。だがそれでいい。
清流を見つけ、そっと手を伸ばし、水に触れる。
冷たくて心地がいい。
少しだけ掬って飲んでみる。
額を伝ってきた汗が
そばにあった石ころに落ち、小さな模様を作る。
僕は満たされ、少し口角を上げる。
山が好きだ。
僕は山が好き。
どう抗おうと、逆らうことのできない雄大なパワー。
抗う気すらさらさらない。
巨石に腰掛け、目を瞑り、山の声に耳を傾ける。
別に何も起きない。だがそれでいい。
清流を見つけ、そっと手を伸ばし、水に触れる。
冷たくて心地がいい。
少しだけ掬って飲んでみる。
額を伝ってきた汗が
そばにあった石ころに落ち、小さな模様を作る。
僕は満たされ、少し口角を上げる。
山が好きだ。