宇宙船地球号はどこに行く
宇宙を利用することによって、人類は新しい科学・技術を進歩させてきた「通信」・「測位」・「環境モニター」「気象観測」・・・
日常を豊かにし、生活を安心・安全にするための技術開発である・・・
宇宙開発のために、世界は連携しなければならない・・・
それなのに、国家間の争いは絶えず、混乱が止まらない・・・
私たちは「希望」や「未来」を考えて暮らしたい・・・
現実の不安定な政治・経済を乗り越える道を、宇宙から考えてみたい・・・
夜空を見上げる・・・
無数の星がまばゆく光っている・・・
夢・可能性を求めて星空に向けてつぶやく・・・
「未知の世界がここにある」と・・・
宇宙は、暗黒物質と暗黒エネルギーで96%占められているという
私達人間は、どこから来て、どこに去っていくのか・・・
科学が発達し、[無知」だったことが解明されていけば行くほど
不明で、解明できていないことが多いことに気づく・・・
だから、もっと知りたい。世界の動向を信じて生きたい・・・
天空には、暗黒物質 (ダークマター )とよばれる未解明のものが多いという。人類が観測可能な星や銀河などを全て足し合わせても
宇宙全体の全物質の約5%程度にしかならないといわれる・・・
未知の95%のうち、27%が暗黒物質(ダークマター )と呼ばれている・・・
暗黒物質の正体は「未知の素粒子である」といわれる・・・
暗黒物質、ニュートリノ、ヒッグス粒子・・・何のことかわからない。
地球は、その中の一つの小さなも物体に過ぎない・・・
それなのに、この小さな地球の中で「争い」が絶えない・・・
アメリカの大統領選挙で、トランプ氏が勝利した・・・
彼の出方次第で、ロシア・中国・北朝鮮との関係も変わるだろう
いや、世界が変わってしまうから「注視」している・・・
ニュートリノについては、戸塚洋二さんのところで書いた
ニュートリノが「私の肉体」を通り抜けているというが実感はない。
宇宙に暮らすとは、そうしたわからないところで生きていることになる。「宇宙はニュートリノで満ちている」のだそうである。
ニュートリノは、原子と原子が反応した時に発生する「みえない粒子」で、スイスの物理学者パウリが存在を予言し、イタリア人のフェルミが命名した「物質」だそうです。
これをアメリカの実験家のライネスとカウンが発見したのです。
理論上「重さがない」と思われていましたが、
戸塚さんらのグループはスーパーカミオカンデで「ニュートリノ振動」を確認し、「質量がゼロでないことを世界で初めて示した」のです。
後日、戸塚さんの後輩の梶田隆章さんが国際学会で、「これがニュートリノ振動の証拠です」と話すと、各国から集まった研究者からの大きな拍手が止まらなかったそうです。
ヒッグズ粒子の研究は、素粒子物理学のテーマ
すべての物質に「質量」を与える「ヒッグス粒子」の存在を予言し、2013年にノーベル物理学賞を受賞したのは、イギリスのエディンバラ大学のピーター・ヒッグス名誉教授です。
ヒッグス氏は1929年にイングランド北東部で生まれ、ロンドン大学キングスカレッジに進学して物理学を専攻し、1954年に博士号を取得したあと、エディンバラ大学などさまざまな大学で研究を続けました。
まだ未解明のことが多い粒子です。
が、2012年、日本を含めた「国際的な研究グループ」(CERN)が巨大な加速器を使った実験を行い「ヒッグス粒子」が、実際に存在することを発見しました。
この発見は、素粒子物理学の分野において画期的なもので、ビッグス博士と一緒に、フランソワ・アンゲラがノーベル物理学賞を受賞しました。
「ヒッグズ粒子」は、現在は1種類だけではないだろうといわれます。
が、素人の私には、これ以上の解説が不可能ですから、専門的な知識をお持ちの方のフォローを期待します。興味津々ですね。
M87銀河のブラックホール
最近撮影されて話題になった「ブラックホール」についても、同じことが言えます。すごく綺麗ですね。このようなものが、天空に沢山あるなんて、想像を超えています。
今回のものは「おとめ座のM87銀河の中心」にあるものだそうですが、
オレンジ色をしたドーナツのような魅力的な美しい映像ですね。
太陽の約65億倍の質量をもつもので、地球から「約5500万光年離れている」そうです。想像を超えるのは当然ですね。
ブラックホールは、「重力」が非常に重いので、宇宙で最も早い光でさえも引き込まれて逃げ出すことができないというのです。
光が出ないので姿が見えないから、ブラックホールなのですね。存在する場所は「黒い影」のようにうつるのだそうです。わからないことが多いですが、魅力的ですね。
私の肉体は、やがてブラックホールに吸い込まれる
私は、夕食後、妻と公園に散歩に出かけます。
ベンチに座って夜空を見上げていると、澄んだ空気の中で、星がかがやいてみえます。あれはオリオン座・あれは人工衛星・あれは飛行機・・・。
こんな夜空は美しく楽しいですが、銀河系は宇宙の中の1つにすぎません。
それも、端っこの端っこだなんていうのですから「私たちはどこから来て、どこに去っていく」のでしょうか。
私は仏教の「五蘊」を信じています。急に宗教がでてきて驚く人がいるでしょうが・・・。私は、死んだらどこに行くのか心配なのです。
五蘊では「人間の肉体は5つの要素からできている」といわれます。
人間は、死ぬと5つの要素に分解されて宇宙に飛び散っていく。それが最終的に、ブラックホールに吸収されていく。だから、私はブラックホールに吸い込まれると考えるわけです。
宇宙船地球号 「Only one Earth 」の行くへ
私は、宇宙船地球号はどこに行くのか、心配しています。
ニュートリノ・ビッグズ量子に関心があると同じように、「生活者の私」の関心は、日々の暮らしにあるからです。
インドネシアで引き揚げられたクジラのお腹から「重さ6キロのプラスチックのゴミ」が発見されたという報道がありました。
この内訳は「カップ麺115個・ビニール袋25枚・サンダル2個・紐がついた袋1000本を超える」のだそうです。
1972年のローマクラブの『成長の限界』から、50年以上経過しています。同じ年に、国連は「人間環境宣言」を<Only One Earth=かけがえのない地球>というキャッチフレーズを採択しましたね。あれから約50年です
近年になって、これが、ようやくSDGs(持続可能な開発目標)に繋がりました。が、環境問題は、私たちに突き付けられた厳しいテーマです。
トランプ氏は、どのように「パリ条約」に接してくるでしょうか!!
コンピューターの開発と歴史を確認してみよう
私達が使っている「古典的なコンピューター」と「人工知能(AI)」と「量子コンピューター」の3つは、全く異なるものだそうです。
まず、「古典的なコンピューター」ですが、イギリスは、ドイツのエニグマ(戦略暗号機)に対抗できるものとして、数学者チューリングが開発した「チューニングマシーン」を秘かに武器として採用して、ドイツ:ヒトラーにかろうじて勝利しましたね。これがコンピューターのはじまりでした。
やがてアメリカの数学者ノイマンが「ノイマン型の計算機」を開発し、現在のパソコンやスマホをはじめとするコンピューターにつながり、日常生活まで浸透するようになりましたね。
現在の中・高生が活躍する「30~50年後を想像」すると、開発と発展にワクワクします。
さて、ものすごい勢いで開発が進んでいる人工知能(AI)に量子コンピューターが搭載されたならどうなるでしょうか。
古典的なコンピューターは、「Oと1」「あるとない」という2値で問題を処理する関係ですね。
しかし、量子コンピューターは、「あるとない」の関係ではなく
「ある状態とない状態」の「間にある状態」が「確率的に重なっている状態」ですから、現在のコンピューターの延長線上で考えてはならないようですね。混乱しますね。
1億倍の計算力を持っているそうです。まだ、十分な開発が進んでいないようですが、すでに一部で活用されていると聞いていますね。
「人工知能(AI)」ですが、最初は、人間の脳と同じようなものを開発しようとしましたが失敗しましたね。現在のAIは「機械学習」が基本ですね。
機械学習ですから、人間の知的作業のうちの論理的な推論を、人間に代わってやる技術ということです。
だから、事前に音声や画像、テキストなどのデータを「機械に学習させておく」ことが必要です。それによって、新しいデータを観た時に「推論が可能になる」からですね。
先日、声優組合の人が、「自分の声」を学習した「AIを声優の代役」として利用することに反対する声明を出しましたね。
大量な音声を機会に学習させることにより、AIが記録にそって声優の役割を果たすことに反対する声明です。当然です。
アルゴリズム(計算方法・組み合わせの最適化)で、開発されてはたまりませんからね。でも、これが可能な時代です。
「量子コンピューター」は、こうした「組み合わせの最適化」を得意としますから、新しい薬をつくるとか、画像認識などに活用されますね。
選挙にSNSを利用するとか、フェイクニュースを流して混乱を引き出すということが当たり前になってきました。困ったことです。アメリカのロッキードマーティンは「ステルス戦闘機の開発」に活用したと聞いています。この点は詳しく理解していません。
最近は「人間の脳」に近いAIの開発研究が進んできたそうですね。
30年後を待たずして「AIに搭載された量子コンピューター」が中心になるかもしれません。そうなったら、医療・教育・介護・航空・生物・物理・化学・芸術から戦略兵器など、あらゆるものが根底からひっくり返りますね。
「シンギュラリティ」は、カーツワイルが予想したこととは「異なる流れで進行」していくと思います。予言された2045年はもうすぐです。さて、どうなるでしょうか?最近の、猛烈な生成AIの開発競争を見ていると、期待と同時に不安も増幅します。