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今後生き残る文系とは?

こんにちは。
年収1000万円クラスのヘッドハンターをしています。
A・MANです。

少し前の日経新聞で「理系人材が足りない」なんてことが言われていましたね。

そもそも少子化なのに、輪をかけて理系がいないとは、本当にこの先が心配です。
文系で私が言うことでもないかもしれませんが…

逆に文系は余りに余っているということではないかもしれませんが、比較的充足していることは確かでしょう。

こちらが職種別の求人倍率を表す資料です。
2023年の資料ですが、実際に事務や販売、クリエイティブや企画など、文系職種は比較的求人倍率が低い(=人気である)ことが分かります。

ということは、労働市場においてこれらの職種は安く買い叩かれてしまう可能性があるということです。
文系の人気職種はその仕事に就くことで労働者は満足をするので給料は低めに抑えて、その分理系職種の待遇を上げて採用力強化を図る。
なんてことも起きています。

実際に日々仕事をしていても、IT技術者や情報セキュリティに関わる人だけは他の職種と給与形態が違うなんてことがよくあります。

とは言え私を含め、すでに文系を選んである程度進んでしまった立場からすると、今さらイチから理系の知識を積み上げるのはなかなか大変です。

※ただ、できれば引き返せるうちにイチから再度積み上げた方がいいかなとも思います。

さらに輪をかけてAIが台頭してくるんですね。

※出典:野村総合研究所

AIに代替される予測がされている職種の中には文系職種が多く含まれます。
とりわけ、「ルールが決まっている」「手順が決まっている」「正確性が求められる」「正解が決まっている」という特徴を持つ職種はAIに代替されやすいです。

こんな状況で我々ド文系はどうすればいいんじゃい!

と思うかもしれませんが、生き残る手法はあります。

出典:野村総合研究所

こちらの表を見てみると、AIに代替されない職種はクリエイティブ系やエッセンシャルワーカー、経営に関わる仕事や専門知識が必要な仕事が文系職種としては含まれています。

しかし、クリエイティブ系はどうしても買い叩かれてしまう可能性があります。
もちろんその業界が好きで仕事をしていたり、やりがいや情熱を求められるのであればこれほど幸せな仕事はないかと思います。

とは言え専門知識が必要な仕事もまた、向き不向きや趣味嗜好も関係し、一定の市民権を得るのに年月がかかるものもあります。

そうなると残りはエッセンシャルワーカーないしは経営系職種。

多くの文系人材において、このどちらかが取りやすい選択肢だと思います。
※他には挙げていませんが大事な要素として営業もあります。

この辺りの選択は好みだと思いますが、昨今の物価高や円安を踏まえると年収も加味した方がいいと思います。

こちらの表を見ますと、コンサルタントやアナリスト、経営幹部など、文系でも比較的データなどの理系に寄った職種ないしは経営に近いポジションが高年収職種として挙げられます。

我々文系がAIにて代替されず、安く買い叩れずに生き残るためにはこのような業界・職種を狙うといいと思います。

とは言えこのようなポジションにはおいそれと入れるわけではありません。

そうなると自身の知識や業務経験をこれらに近しいものを選択して磨くことが必要です。

具体的には
・会計や財務に関わること
・事業開発に関わること
・システムに関わること(AIやDX)
・正解がない不透明な意思決定をすること
・多くの人を巻き込みプロジェクトを進めること
・責任が重くプレッシャーがかかること
・会社とは何か?について触れること
・お金の流れについて知ること
などが挙げられます。

実際30代で年収1000万円を超える人材はこのような経験や知識を持っている方が多いです。

VUCAの時代となり、先行きが不透明な世の中ですが、時代の流れをキャッチしながら乗り越えていければなぁと思います。


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