
【①インテリアの背景を調べてみる】06:木部塗装の種類 @アンダイの家具
1.塗料の一覧
家具を含む木部に使用する塗装はたくさんあります。
以下にその種類を示します。

2.家具に使用されることもあるがあまり一般的ではない塗装
漆:漆は和箪笥に使用されますが、テーブルやイスにも拭きうるし(擦りうるし)という形で塗られることがあります。これはオイルフィニッシュに近いイメージです。ただし高価なのであまり一般的ではありません。
ラッカー:輸入家具に使用されていることがあります。VOC基準の厳しい国内で作られる家具には使用されていません。
ポリエステル樹脂塗料:いわゆるピアノ塗装のこと。摩擦に強く高度も高い。ただし、木目等は一切見えなくなります。
UV硬化型塗料:摩擦に強く高度も高い塗装。ポリエステル樹脂と違いクリアで木目も見えます。ただし高価なのが欠点です。
3.インテリアショップアンダイで使用されている塗装
一般的な家具に使用される塗料はポリウレタン樹脂塗料とオイルフィニッシュ用塗料です。
アンダイで扱う家具はほとんどがオイルフィニッシュとなっています。また、一部針葉樹の家具にウレタン仕上げがあります。
そして宮崎椅子製作所さんのイスは基本的に蜜蝋ワックス仕上げです。

アンダイではお客さまに必要に応じて木部をお手入れすることをお勧めしています。
その方法につきましては別途レクチャーさせて頂きます。
なお、以下に塗膜の断面構造を表示致します。

最近のデザイナーや建築士は一般家庭向けにはオイル仕上げを、公共施設やオフィスにはウレタン仕上げのオープンもしくはセミオープンを提案することが多いと思います。
この記事を書いた人【インテリアプランナー/二級建築士:鹿野勝則】