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7つの武器をよんで

我が家には来年中学生になる息子がいます。学校まで車で私が送り迎えをしています。その車内を利用してコミニュケーションの場に活用しています。

私がよく話題にしているのは樺沢紫苑先生に関することです。私が元気になるには「睡眠・運動・朝散歩」が大切であることをよく話しています。

息子も私が元気になるには、

「何が必要かわかる?」と質問すると

「あ、あれでしょう。例の3つだよね」と今ではすぐに理解してくれるようにもなりました。

そこで樺沢先生の新刊7つの武器を車内で息子に渡してみることにしました。息子は普段読書をあまりしません。樺沢先生の本も読んでくれるか少し不安でした。しかし、7つの武器を渡してみると手に取り、すぐに読書を始めました。その姿を見て正直驚きと息子の成長を実感することができました。

今回は、車内で7つの武器について、息子と話した内容をシェアしていきたいと思います。

まず初めに思考を整える第二の武器レジリエンスについてです。私は普段樺沢先生の動画を見ているので、レジリエンスと聞けば、ストレスをうまくかわす力かなとイメージが湧くことができます。しかし、子供にレジリエンス力を説明するときにうまく説明することができませんでした。

今回の7つの武器ではRPG調の物語り風で例えられています。ストレス耐性はHP、レジリエンスは素早さです。HPが高い選手は相手の攻撃を何度も受け止めることができる。しかし薬草を使うが、僧侶が魔法で回復させてくれなければ、そのうちHPはゼロになってゲームオーバーです。

一方を素早さが99まで高められた戦士は致命傷になるような強烈な攻撃も素早くかわせ、全くダメージを受けることがありません。この例えを読んだときに、息子にもすごく説明がしやすかったです。

ストレスを感じたときに、HPが高くても何度もストレスを受けていると、いつかストレスに押しつぶされてしまいます。しかし素早さが早いとストレスをうまくかわすことができストレスに止まずに済むんだよ。と息子に伝えたところ「わかりやすい。」とうなずいてくれました。

そこで大切になってくるのがでは、どうしたらレジリエンス力を高めることができるかと言うことです。本書では3つ紹介されているのですが、私が息子にぜひ実践してほしいと思った方法があります。それは100回失敗しろということです。何故かと言うと、私から見て、息子は新しいことにあまりチャレンジしたがらない傾向があります。

息子になぜチャレンジしないのか聞いてみると、やったことがない事は不安があるから怖い。との事でした。正直やったことない事はどうやっていいか方法が分からないので、不安になる気持ちもわかります。しかしチャレンジをしてみないと成長できないと思うので、私としてはどんどん息子にチャレンジしてほしい気持ちがあります。

息子の気持ちを理解した上で、私がどうしたらいいかと考えたときに、チャレンジを応援できるように、背中を押せるような言葉がけを意識しようと思いました。具体的にはやったことがないから、不安。では何が不安なのかまず息子に聞いてみる。確認した上で前向きに取り組める方法はないかを息子と話しながら答えを出していけるような環境をまず作りたいと思いました。

はじめは失敗してもなぜ失敗したのか息子と考えながら次に活用することでその失敗は経験に変えることができます。そうした経験を繰り返すことで100回失敗する頃にはいろいろな失敗が点と点が結び線になると思います。すると、息子自身も成長しストレスを感じても、うまくやり過ごすことができるのではないかと思いました。

次に第3の武器コントロール力についてです。私の息子は、将来プログラマーになりたいそうです。プログラムのコマンドを考えたり、スマホやゲームもしています。夢に向かって努力している姿は素晴らしいと思います。しかし、ついのめり込んでしまい、睡眠時間を確保できない時があります。そんな姿を見て、正直うまくメリハリを持ってスマホやゲームと向き合ってほしいと思っていました。

本書でスマホをコントロールする3つの方法が紹介されているのですが、我が家では方法2のルールを決めるを実践してみたいと思いました。

具体的には、まず睡眠時間を確保した上で就寝時間を決めました。そこで寝る30分前にスマホのアラームが鳴るように設定しました。そうすることでつい寝る時間を過ぎてまでゲームをすることがなくなるのではないかと考えたからです。いきなりうまくいくとは思っていませんが、無制限にゲームや、スマホいじってしまう習慣が少しずつ改善されたら嬉しいです。

そして第4の武器であるつながる力です。私の息子は今年からインターナショナルスクールに通っています。その学校では、上級生が下級生のメンターとなって、1つのグループを形成しています。7つの武器を読む前から、この習慣はとても素晴らしいなと感じていました。それは歳の離れた人と交流することで、社会に出たときに役に立つのではないかと感じていたからです。

また息子が通う学校では多国籍の生徒がいます。その中には日本語を話したり、韓国語を話したり、中国語を話したり、英語を話したりとたくさんの言語が毎日学校中から聞こえてきます。そのような環境のなかで息子は友達とよりコミニュケーションを図るべく、言語を自ら学ぶようにもなりました。こうした習慣がつながり力を鍛えるためにも、すごく役に立っている事を本書を読み終えて確信する事ができました。

さいごに現代の日本人は読書をする習慣があまりないと言われています。私は、大人が子供に読書をするきっかけを与えてあげることも、大切な教育になるのではないかと考えています。そんな時に7つの武器はロールプレイングのゲーム調で書かれているので、子供にはじめて与える一冊としてプレゼントするにもすごく良いと思います。

また一緒に読むことで、親子のコミュニケーションも高めるきっかけをつかむチャンスになる気もします。

わが家で7つの武器を通して会話のチャンスが増えたように、たくさんの家庭にも訪れるように、7つの武器が届くことを願います。
#7つの武器

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