キャリアのヒント「大好きなモノ×こと」⇒ マッチ メイド イン ヘブン!
日本でフリーのイラストレーターとして活躍する
アメリカ人のケイリーン・フォールズさん。
彼女が描くのは、色とりどりで鮮やかな「日本の食べ物」。
暑くなってきた今の時期は、
ピンクや水色のかき氷が、ひんやりと美味しそう!
アメリカの大学でデザインを学び、来日。
何のツテもなかった日本でなぜ成功することができたのか?
ヒントは、〝match made in heaven!〟
翻訳すると「最高のコンビネーション!」という意味だ。
ケイリーンさんを知ったのは、NHK英会話ラジオで紹介されていたから。
ミネソタ大学で、日本語とデザインを学ぶ。
卒業後、日本の転職サイトに応募。
すると、大手企業から声をかけられ、数年働き、
2018年にフリーとなって独立した。
インタビューでは、成功したヒントが語られていた。
キーワードは、〝好き〟を掛け合わせること。
彼女は、大の「日本」好きで、日本に住むのが小さい頃からの夢だった。
「食べ物」が大好き。
もちろん、「絵を描くこと」が好き。
この3つを掛け合わせて浮かんだことは・・・
「そうだ!食べ物のイラストを描けばいいんじゃないか!」
さらに、彼女にはある商機があったという。
「日本は食文化を大切にする国だと知っていた。
食にまつわる様々な本や雑誌が数多く出版されている。
きっと、食べ物のイラストも必要とされるのではないか」
日本には食べ物にまつわる需要があると考えたというケイリーンさん。
その考えは見事当たり、今や本を出版するまでに!
餃子×絵
〝最高のコンビネーション〟は他にも。
今日の東京新聞で紹介されていたのは、
「餃子」の絵本作家 玉田 美知子さん46歳。
彼女は、大の「餃子」好き。
「絵を描くこと」も好き。 学生時代は美大に通っていた。
ただ、子育てに追われて、職業として絵を描くことを断念。
子供が高校に進学し、子育てが一段落すると
「ふと、このままでいいのかな?」と思ったという。
一大決心した玉田さん。
イラストの技術を学び直し、コンクールに申し込み、見事受賞。
大好きな「餃子」をテーマとした絵本で、
作家としてデビューできたという。
二人に共通しているのは、
「自分の好き」が、見事にマッチしていること!
まさに、〝match made in heaven!〟
さらに、その時々の自分の境遇を冷静に判断し、
「いまできること、できないこと」を見極めていること。
できない時は、
「どうすれば、できるようになるのか?」を考え、
行動に移していること。
とても参考になるなと思った!