
中山記念とあの馬について
ご無沙汰しております。
いよいよG1が開幕しクラシックも近づいてきましたね。春シーズンはクラシックはもちろんですが今年はハイレベルな4歳世代が参戦となり古馬G1戦線も盛り上がりは確実でしょう。
さて、大阪杯の賞金アップもあり今週末に実施される前哨戦の中山記念はいいメンバーが揃いましたね。今回は少し違う視点で1頭取り上げてみます。
今回取り上げる馬はボーンディスウェイ。
前走AJCCは後半6Fからのロンスパ戦で先行馬には非常に負荷の大きい競馬になりました。その中でさらに負荷の大きい外を回しながらかなりの好メンバー相手に7着と非常に能力を示したと言って良いでしょう。
2走前の中山記念も1000m58.7と流れたペースを終始外目を追想するかなり厳しい競馬ながら3着。同じような競馬をしたホウオウビスケッツはハンデが重すぎましたが9着にまで沈んでいます。7着馬のショウナンアデイブも小倉大賞典に僅差2着と好走しており、負けて強しと言っていいでしょう。
さて、レース回顧全盛の昨今ですがおそらくこの馬は中穴人気になるいわゆる穴人気オッズになることが推測されます。ただ前述の通り、実力はG2でも通用すると思います。
では、なぜこの馬を取り上げたのか。
今回注目するべきは中山記念という重賞についてです。中山記念は1回開催でB.Cコースが使われた後1ヶ月の間を開けてAコースにて開催されます。
すなわち内ラチが回復した状態でレースが開催されるため、レース質として内有利なバイアスが発生します。中山記念の特徴を最も表しているのが横山典弘騎手が過去10年で4連対しているということ。横山典弘騎手は非常に開幕週などでの内への意識が強い騎手で昨年度行われたCコース替わりのダービーでもダノンデサイルに騎乗し、内にこだわった騎乗で大穴を開けました。
その内への意識が強い騎手が内有利な中山記念で何度も連対しているほど中山記念は内有利なのです。
ではなぜ、ボーンディスウェイを取り上げたのか、それは今回ボーンディスウェイに騎乗する木幡巧也騎手。決して下手な騎手ではなくボーンディスウェイを好走に導いていますが外を強引に回す競馬が非常に目立ちます。フェアリーステークスはひいらぎ賞でのティラトーレが話題になりましたが、この時騎乗していたのも木幡巧也騎手でした。ざっと騎乗レースを見るに、この騎手は内へのこだわりが強くないのでしょう。その点今回の中山記念と騎手相性はどうでしょうか。昨年度は内ラチを通った上位3頭に対して外を回した実力馬がとにかく凡走。その中にも木幡騎手騎乗のボーンディスウェイも(12着)。
今回の中山記念しかり、東京新聞杯のような独特なバイアスが発生するレースは馬の脚質、騎手の個性を考えた上で予想を組み立ててみると面白くなると思います。ボーンディスウェイが外枠を引くようなら。。馬は間違いなく強いので馬と向き合うか、トラックバイアスに抗うか。枠順発表が楽しみなところですね。
長文かつ拙い文章となり申し訳ございません。少しでも予想のご参考になれば幸いです。
まいく