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どこにFOCUS?〜島根編〜


○ ご挨拶

こんにちは。FUJIOKAです。
代表戦も終わり,B1リーグが再開します。
どの立ち位置のチームも「ここからが本番だ!」と意気込んでくるでしょう。

アルバルク東京は先日代表活動を終えた吉井、テーブス、セバスが合流し、次節の対策を始めている頃だと思います。
今回は次節 島根スサノオマジック戦に向けた重要なポイントを、少しの数字を活用して書いていきたいと思います。
題して「どこにFOCUS?」第一弾です。

○ 抑えておくべき数字

では、ここは抑えておくべきだと思う数字をいくつか取り上げていきます。
〜チーム〜
・FT%  79.0% リーグ1位
・PACE  71.5  リーグ16位
・OFFRTG  116.5  リーグ3位
〜個人〜

・ペリンビュフォード
   MINPG 33.54  PPG 22.6  APG 7.3  FDPG 6.8
・安藤誓哉
   MINPG 34.25  PPG 19.6  3FGAPG 10.2
・ニックケイ
   MINPG 32.33  PPG 17.0  3FG% 39.9

○ チームの数字

まずはチームの数字から。
島根はFTを平均79%で決めてきます。
FUJIOKAは「2pや3pはそのカテゴリーでの強度があるからどれだけ下振れても仕方ないけど、FTはブーイングはあれど基本的に邪魔がないんだから、8割決めなあかん!」という考えを持ってます。
それをしっかり実現できてるチームと言っていいでしょう。取りこぼしが少ないのは本当に素晴らしい事です。

次にPACE。これはリーグの中で下から数えた方が早いですね。
勘違いする人も多いかもしれませんが、島根は三遠や千葉のようなペースの速いチームではないという事は抑えておきたい所です。
安藤誓哉が動き回る分、速く見えるっと言った方がいいかもしれません。

なぜこの数字を挙げたかと言うと、自分はこの逆を恐れていて、時間を使わず点を取りに来て、得点ペースが速く進む試合になるというのが負け筋だからです。
想像してみてください。
去年CSで悔しい思いをしたビュフォードがリベンジに燃え、とにかく速くドライブを仕掛けてきてFDとなる。その熱量に引っ張られて安藤はもちろんウイングの外も高確率で入る
という悪いイメージが何となくできます。
大体この流れはアルバルクの負けパターンです。

これをさせない為に、島根に普段通りのペースで進ませる(欲を言えばもう少し落とさせる)のが重要となってきます。

最後にOFFRTG。
すごく簡単にいうとオフェンスの効率です。
三遠、アルバルクに次いで3位の成績です。ここはペリンビュフォードと安藤誓哉だけでなく、津山尚大がハンドラーとして良い循環を担っていると僕は考えます。彼からの展開を防ぐ事も重要となってきます。

○ 個人の数字

次に個人の数字です。
島根にはビッグ3と呼ばれる選手たちがいます。
ペリンビュフォード
安藤誓哉
ニックケイ
     の3人です。

彼らはPTが長く、特にOFにおいては欠けると相当な痛手となる選手達です。
その3人が凄いって事は皆んな知ってます。ではどういった数字を抑えておきたいのかを記載しました。(上記ではPPG(平均得点)の右に記載してます)

・ビュフォード APG 7.3  FDPG 6.8
・安藤 3FGAPG 10.2
・ケイ 3FG% 39.9

ビュフォードは平均アシストと平均ファウルドローン。ここが彼の本当の強みになっている所だと思っています。
安藤は3pの平均アテンプト数。これは富樫と同じぐらい打ってくる事を表しています。
ケイは3pの確率。三遠のダジンスキーと全く同じタイプです。仕事人でフリーのシュートを外さないと思っていいでしょう。
これらをどう抑えていくのかは後ほど記載します。

○ 数字は以上!マッチアップは?

堅苦しい数字はここまでとします。マッチアップを予想しました。
       安藤誓→小酒部
       ビュフォード→レオ
       白濱→テーブス
       ケイ→ロシター
       ニカorモリスor谷口→サイズ

現在ニカウィリアムズがリスト入りし、モリスを補強。しかし経験値から谷口でくる場合もあります。それでもこのマッチアップが最適だと思われます。

安藤誓哉にはとにかく追いかけっこ。小酒部の脚力が必要になってきます。
ビュフォードにはレオと吉井をローテで40分。2人の鬼DFで少しでもビュフォードをタフにします。
ケイにはロシター。クラークに対してかなり頑張れていたのを見ると、重要なマッチアップを任せれます。

ベンチ組は3pのないマーティンにはグダを。津山には竜馬を、ウイングの晴山には周人やザックを。
こんな感じだと思います。

○ どこにFOCUS?

さて、これまでの数字やマッチアップの話を含め,大事なポイントをあげていきます。

① ビュフォードにはミドルは妥協。他ファウルドローン、アシスト、3Pを徹底的に抑える。
優先度は 3P>アシスト>ファウルドローン
「NO 3P徹底」はアルバルクの根幹。これは最優先です。
最悪ファウルドローンは仕方ないです。ジャッジにも左右される所ですので。それにやられるのがビュフォード1人だけなら勝てると去年証明しています。

② 安藤に中途半端なショーだけは絶対にしないように。
インサイドはしっかりと出る。戻る時は小酒部のハンズアップと、周りがオーバーヘルプにならないポジショニングでケア。最悪でもパスファーストにすればOK。3Pを打たせない事に集中しましょう。

③ ケイ×安藤のピックは最悪スイッチ。しっかりショーして、ケイのポップもケアとなると負担が相当大きいため、スイッチして3P死守する形でも許容です。

④ 全てにおけるDFの準備。特にハリーバックは長崎戦のように徹底する事。ビュフォードがいる以上、ファウルストップは極力避けていきたいですね。
そしてマンツーが通用しなかった時の希望の一手、
アドマイティスゾーンの準備も必要となってきます。

○ さらにFOCUS!

ここからは自分達の視点だけで大事なポイントをあげていきます。
ロシターはキャッチ&3pを迷わず打ちましょう。
島根は特にドロップしてくるため、ポップが効果的です。
しかし彼は何を思うのか打ちません。ウイングに展開しようとするも、かなりディナイされている為、気持ちよく展開できません。
……って事が過去島根戦全てに起こりました。

僕がここ最近で1番好きな言葉があります。
「打つべき所で打つシュート・気持ちの良いタイミングで放つシュート 、これらを正しいシュートと言うなら、正しいシュートは仮に外れても自分達の手元に落ちてくる」(bリーグ外国籍の誰か曰く)

これはバスケットボールにおいて本当にそうだなと感じます。良いショットはリバウンドが取れる。理屈ではないですが、バスケットボールマンなら何となく感じるはずです。
これをロシターがしっかり理解し、実行して欲しいと思います。

さらにもう1つ。安藤周人が責任を負え です。
今節に限っては小酒部は安藤誓につくため、得点0でもある程度抑えてくれれば文句ないです。レオもDF負担大きいため、普段より点取れなくても仕方ないです。
しかし安藤周人は違う。お前が代わりに30点取ってこい‼️と鼓舞したいですね。
オフボールカット、オンボールピックからのプルアップ、それらを囮にしてドライブ。方法はいくらでもあります。
三遠戦で変わったであろう安藤周人に期待します!

○ 最後に

試合展望「どこにFOCUS?」初回でした。
全ての試合で書けるかは正直分かりません笑
(多分書けません)
様々な数字を見て、特徴を捉えて、自分達が何をどうするべきかを考察するのって本当に大変なんだと感じました。
スカウティングコーチ達、大変だわ…!!

今回は以上になります。連勝できるように応援しましょう!
ご一読いただきありがとうございました🙇‍♂️


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