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「推し」について語っていこう


○ ご挨拶

こんにちは。FUJIOKAです。
近頃、目の痒みが出現しました。20になる前の検査で「あなた驚くほど花粉のアレルギー反応ないね!」と言われ、花粉に悩まされない幸せな身体だと確信していたのですが、ここに来て不安要素が…。

それはそうと、B1リーグは再びバイウィークに入っています。
恐らくここで外国籍などの最終補強を行い、各チーム過密日程に挑んでいく形となります。

アルバルク東京の話題も少ないため、今日は自分の「推し」について語っていこうと思います。

○ 元々「推し」という言葉に違和感が?

見出しでもある通り、「推し」という言葉が正直違和感がありました。
「推し」というワード自体がアイドルに向けて発するようなイメージがあり、「バスケ選手にそういう感じに使うのはなぁ…」と偏見を含んだ少しの嫌悪感を抱いていました。(〜担当よりはマシですが)
今界隈で話題の「アイドル視」ってやつですね笑

そんな自分ですら「推し」という言葉を使って語りたいと思わされたのは、その選手に対して「こいつの凄さを世間にもっと知って欲しい!」と感じたからですね。

アルバルク東京はいわゆる「箱推し」。組織として1番好きですが、今回は一個人。
元川崎ブレイブサンダース  マット・ジャニング選手について語っていこうと思います。

○ 初めて見た時の衝撃

僕がBリーグを見始めて2年目のシーズン、川崎にマット・ジャニングという選手が加入しました。開幕時は情報だけ入っていて、「良い選手なんだろうな」くらいの想像でしかありませんでした。

そして第何節かは忘れましたが、川崎vs宇都宮の試合を実際に見て衝撃が走りました。
特別大量に点を取ってるわけでもない。速いわけでも、力強いわけでもない。
なのに何だこの美しく魅了されるプレースタイルは と。

10分見て、その理由が分かりました。
「あぁ、田中大貴のピック&ロールと似てるんだ」ということに。
ショーDFに対するリトリートの身体の使い方、うまくジェイルした後の迷いのないミドルショット、初見ブリッツを簡単にいなす対応力。

ものすごいハンドラーだ。これは川崎は強敵だ と震えたのを覚えています。

○ さらに魅了された、2つの顔

それだけではありません。その試合を終えた後にふと気がついたんです。
「あれ?そういや前節ジャニング警報とか言われてたよな?」

そう。彼は正確なハンドラーという顔だけでなく、欲しい所で決めてくるアグレッシブなシューターという顔もあったんです。

普通あれだけコート上の第3者まで視えていてハンドル力のある選手は、
その正確性とバスケIQの高さゆえに
「どんなに確率よく決めても50%」の3Pを、多投はしない傾向にあります。
(もちろん打つべき所はしっかり打ちます)
しかし彼は人が変わったかのように積極的に打つんです。そして沈めてくるんです。

これって相当凄いことで、現時点でできているのは比江島ぐらいです。
状況によってひたすら雨を降らすシューターにも、ゲームを支配するハンドラーにもなれるという選手
それがマット・ジャニングです。

○ PG起用も試した佐藤HCに感謝

すべての試合を見れた訳ではないですが、ポイントでPG起用もしてくれました。
川崎のブースターからはどう見えたかは分かりませんが、僕は全然良いと思いました。
ただスタイル上どうしても藤井や篠山に比べてスローになるため、川崎というスタイルの中で完全フィットは難しかったと思います。

佐藤HCは藤井篠山とはまた違ったアクセントを加えてみようとしたのだと思います。感謝します。

○ アルバルク東京との対戦

アルバルク東京とは6回ほど対戦しました。
1年目は同地区のため4回、その中でも5月の試合が印象に残ってます。

川崎はコンディションの良いファジーカス&ヒースにアギラールという
最強のビッグ3+ジャニングがいるという個人的最強メンバー。
アルバルクはカークロシター抜き、テイラー復帰明けという条件下。

この節はgame2の31-2事件(テストに出るよ笑)で有名ですが、僕からしたらこの条件下で1桁差のゲームをしたgame1が印象に残っています。
負けはしましたが、シーズンベストゲームだと本気で思ってます。

そのgame1で試合を決めたのがジャニングの3ピリ終わりのステップバックスリーでした。
吉井が覚醒して、やるべきことを100%やり続けて、7点差と必死に喰らい付いていた所で2桁差にされた一撃。
小酒部の上から決めたというのも覚えています。もう褒めるしかないですねぇ。

2年目は地区が変わったため1月の2回のみ対戦。怪我明けであったものの、3Pの雨を降らされました。
その節の中で衝撃だったプレーが、45°のウイングからのジャニング×ヒースのピック&ロール。

ジャニングが敵(リング)に背を向けている状態から、ピックを使おうとドリブルを始めようとしたと同時にサイズがショーに出ようとします。
その瞬間ヒースはスリップに近い形で中にダイブ。
ジャニングは背を向けているため、ヒースのダイブ位置を正確には把握できません。
できないはずなんです。

しかし彼はやってのけるんです。
サイズのショーとヒースが視界から消えたのを確認すると、小さなワンドリブルからビハインドバウンズパス。
完璧なリードパスでドンピシャ、イージースコア。

わざわざ体幹を回旋させてジャンピングパスすることのない、最短最速正確無比な高等技術を魅せてくれました。

○ 悲しみの契約満了

年齢。スペ体質。それらを加味したとしても継続するに値すると思っていましたが、川崎は継続しませんでした。
正直悲しかったですが、リスクある選手は残しづらいのもプロの世界。
ちょうど田中大貴が移籍するという大事件が起きたため、ハンドラーとしての個人的補強候補にリストアップ。しかし叶うことはありませんでした。

○ 今は何してるんだい?

インスタやXで見かける限り、よくコーチとして何かを語っていたりしています。
現役引退したのか?とも感じ取れますが、少なくとも後3年はできるレベルです。
お子さんもいるので大変だとは思いますが、選手寿命が長めに見積もれるJAPANへ復帰していただけると嬉しいです!笑

チームは僕が探しておきます。
来年だと、カイソットというアジア枠ビッグマンがいて、河村が国内でやるのか不明な横浜か、ルカのいる渋谷なんかはどうでしょうか?(勝手すぎる笑)

○ 終わりに

今回は個人的な「推し」について語っていきました。
何書こうかな〜と悩むことに数時間かけたのに、いざこのテーマを書こうと決めたらスラスラ秒で書けてしまいますね。
推しの力は偉大です。(ヲタクみたいな事言い始めた…笑)

今回は以上です。ご一読ありがとうございました!

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