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嬢をめぐる冒険(N#2)

東京に行くことはわかっていたがスケジュールはタイトだった。時間がなかなか取れない可能性があった。

事前にオキニトークなるもので出勤日に関するメッセージやりとりはした。しかし、その日は出勤にはなっていなかった。

 「○日は出勤予定はありますか?」「今のところ考えていないです
 「じゃあまたの機会に...」タイミングは合わなかった。

彼女との予定は入らなかったが当日、東京に向かった。

その日は22時頃までは予定が入っていた。合間にサイトを確認してみると彼女が出勤になっていた。どうやら急遽、出勤を決めたようだった。客の予約も入っていないようだった。

東京には車で来ていた。夜中の都内での移動時間を考えれば勤務時間には間に合いそうだった。僕は彼女の勤務しているお店がある繁華街に向かった。

関東に住んでいた頃は都内はバイクで移動していたので道に関しては難なく移動することができた。道が空いている時間帯であったし、地元で彼女に会った時のことを思い出しながら運転する余裕があった。

目的の繁華街に着くと今から利用できるかお店に電話を入れた。彼女を指名し、土地勘がなかったわけではなかったがホテルも電話で案内してもらった。

そしてホテルに入室し、彼女を待った。

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