私が体験した不思議な話。2
ドライブ。
夏の終わりの時期、友達のY君と夜のドライブをしていたときの話です。
蒸し暑い夜でした。
深夜だったので道路はガラガラ、車内では話たり笑ったりして、楽しい時間が過ぎていきました。
そろそろ帰ろうかという話になり、車を走らせていると、スコールのような大雨が降ってきたのです。家までは、まだまだの距離でした。
気を付けながら、ゆっくり走ろうと話をし、東京都○○町の片側二車線の道路の、アンダーパスでのことです。
私達の車は、右側の車線を走っていました。
アンダーパスの中は対向車線が見えない、壁で覆われている造りです。
私達は、右側の車線を走って下り坂に差しかかった直後、Y君はブレーキを踏みました。
その理由は、私にもわかりました。
ですが、Y君はすぐにブレーキをやめました。
えっ!
私はビックリしてる間に、それは過ぎました。
何事もなく。
私は、あれっ?と思い、Y君に尋ねました。
「今、私達が走ってる右車線、アンダーパスの一番底辺のところに、赤いパイロン( カラーコーン )がいくつかあったよね?工事の現場みたいに囲われる感じで。」
Y君は
「俺もそう思ってん。けど、なくなった。」
Y君より、私の方が長く赤いパイロンが見えていたんですが、直前でなくなりました。
ちょうどアンダーパスの「底」は、上を通る道路があるため、雨は避けられるので視界はハッキリとしていたこと、あと、私達の車以外の車は走ってなかったので、前の車のテイルランプと見間違うなどということは、まずないと思います。
壁に赤い塗料が使われていたり、落書きされていたわけでもありませんでした。
私だけが見えたのなら…ですが、Y君も見えていたのは、なぜだったのでしょうか。
それが、不思議だったのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました☘️✨
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