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私が体験した話。2

 引き続き、実家での出来事。


前に書いた、団地に住んでいた時の体験です。
この時、私は高校一年生の秋でした。
いつも通りに学校から帰宅し、家族で夕飯を食べました。
母は夕飯を済ませた後、仕事へ行き、父と妹は、2階の妹の部屋で一緒にビデオ(その時代です)を見ていたので、私は先にシャワーを浴びることにしました。

シャワーを浴び終わり、バスルームで体を拭いていると「◯◯ちゃん」と私の名前を呼ぶ声が…。
その声は、バスルーム特有のエコーがかかっている感じの声なのです。
その声は女性だったのですが、母は仕事へ行きましたので、女性といえば、家の中では妹だけです。
驚いた私は、バスタオルを急いで体に巻き、父と妹がいる2階の部屋へ走りました。
部屋のドアを開け、
「今、呼んだ?」
と聞きましたが、二人とも顔を横に振っています。

呼んでないのは、うすうす気づいていましたが、念のため聞きたかったのです。
やはり、呼ばれてはいませんでした。
妹は、私を「お姉ちゃん」としか呼ばないからです。

そうなると、あの女性の声は誰だったのでしょうか?

今でも耳の奥に声が、残っています。
あれから何十年経った、今も…。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました☘️

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