おとわっかとゆっくり茶番劇
長いですが太字拾ってもらうとだいたい分かります
おとわっか見ないうちに無くなってた
タイムラインに流れてきた”ティーダのち○ぽ”とかこれのことだったんですね
「おとわっか」とはスクウェア・エニックス(以下スクエニ)製作の名作RPG「ファイナルファンタジー10」の登場キャラクター「ワッカ」を主人公としたMAD動画で、ニコニコ動画上で人気を集めていたそうです。
おとわっかはスクエニからの正式な申立てを受け、6月6日にニコニコ動画が削除しました。
いつ申立てがあったのか分かりませんが、動画のアップが5月初旬とのことでニコニコ動画は迅速な対応をしたと考えられます。
「ゆっくり茶番劇で騒いだ人がおとわっか削除に怒るな」
今回は意外とこういう冷静なツイートが多く見られました。
しごく当たり前のことです。「ブーメラン構文」が大好きな界隈であることを差し引いても、それは明らかなダブスタだという指摘です。
僕はダブスタだから悪いとは言いません。
スネ夫がジャイアンに玩具奪われた時は「いいよいいよ、もういらないんだ」で、のび太が玩具に触れた途端「何してんだよバカ先生に言いつけるからな」がダブスタです。
ゆっくり茶番劇(柚葉氏)→× おとわっか削除(スクエニ)→× はスネ夫レベルのご都合主義ですけど、あなたのふるまいとしては大丈夫ですか?ということです。
ところが、これに対して否定的なツイートが数多く見られました。
論旨に触れたものはほぼ無くて「は?それとこれとは違うし」と脊髄反射的に反発している感じでした。
「商標権」と「著作権」だから話が違う、というのがわずかに拾えた論旨ですが、この場合それは関係ありません。
さっきの例で言えば、奪われた玩具がラジコンかゲームボーイかで全く違う話だと言い張るようなものです。「玩具を奪われた」ことに変わりはありません。
ゆっくり茶番劇騒動は「権利者から商標(権)が理不尽に奪われた」と思いこんだオタクが怒りを表しました。
おとわっかは「二次利用(不正利用)に対して権利者が使用を差し止めた」ことに対してオタクが不満を露わにしました。
ゆっくり→「権利者から権利を奪う者」に怒る
おとわっか→「権利を守る権利者」に怒る
権利を守るという観点からすれば、ゆっくりで騒いだ人がおとわっか削除に怒るのはおかしいです。
結局は自分達が無料で使える遊び場と玩具を奪われるのが嫌なだけで、口では「ZUNさんが」等と言いますが口実にしているだけなのが分かります。
フリーライドしながら正当な権利の執行に不平を言うのはありえません。
もちろん東方界隈とMAD動画界隈はかぶらないという論は分かります。
いや、ゆっくり茶番劇で騒いだ層はおとわっか削除に怒る層とメンタリティーが近いので両方で騒いだ人は多いと思いますよ。
FFXが売れたんだからいいだろ
因果関係は分かりませんが、実際にFFXの販売数は伸びているそうです。
そしてこういう言を「盗人猛々しい」と言います。
盗撮写真を流出させて「有名になれて良かったな」と言うのと同じです。
ブランドイメージを毀損していいなら収入を得る方法はいくらでもあります。
スクエニが「ティーダとユウナのアダルトムービー」「ワッカとアーロンのガチホモムービー」を飽きられるまで出し続けたら、利益は上がりますがイメージはすり減り続け、最終的にはマイナスになります。
だから公式はそんなことはしません。
ブランドイメージを踏みにじりながら「広告になったんだからいいだろ」と言われたら創作者・権利者はどう思うでしょうか。
おとわっかは少し見てみましたが、見るに堪えない内容でした。
権利侵害・イメージ毀損に加え、「同性愛差別の容認」と受け取られるリスクがあるのだから削除申告は当然です。
ニコニコ動画はやっぱり”ヤクザ”
ニコニコ代表くりた氏のツイートから。上のツイートは削除されたようなのでスクショしました。
格闘ゲーム「鉄拳」の原田プロデューサーのツイートから「(鉄拳に限っては)版元である我々が『広告宣伝である』とみなしている限りは、訴えたりすることはありません」という考え方である、という発言です。
これはまさにひろゆき氏・くりた氏に通底するドワンゴに顕著な「問題点ずらし論法」で、これに対する答えは「で、だから?」一択です。
原田Pはさらにツイートで「配信が常識的である限り大丈夫ですよ」「盛り上げてくれるなら」と発言されています。
二次利用なんでもOKとは言っていません。
おとわっかは明らかに常識的ではないし、FFXを盛り上げてはいません。
また原田Pは権利者サイドからの発言であるのに対し、ニコニコ動画はプラットフォームに過ぎず、さらには著作権の利用者(侵害者)でもあります。これもまた盗人ry
これはおとわっか動画削除後のくりた氏のツイートです。
またしても盗人ry
権利侵害コンテンツで多大な収益を上げながら、権利者をないがしろにする発言は許しがたいものであると思います。
これに対して「くりた代表はおとわっかなんて一言も言ってない」という人がいますが、「○○君のことだなんて言ってないですー」といういじめっ子レベルの発言です。
もちろん対象を名指しせずとも、第三者が容易に類推出来るようなら名誉毀損も成立しますよ。
著作権は親告罪だから大丈夫
全く違います。
「親告罪」という言葉が一人歩きして「被害者が黙っているなら罪ではない」という人が増えています。
では、つい最近まで強姦は親告罪でしたが「強姦」は無実ですか?
言うまでもなく罪ですよね。
どうせこう反論するでしょうからあらかじめ潰しておきますが「著作権侵害と強姦は違う」は見当違いです。違うと言うなら何が違うのかを提示して下さい。
著作権も侵害した時点で犯罪は成立しているし、民事上の責任(損害賠償)も発生しています。
親告罪についてはこちらのショート動画がよく分かります。
被害者による告訴がなければ公訴提起(起訴)出来ない犯罪を親告罪と言います。
犯罪そのものの構成要件には親告(告訴)は関係ありません。
何故ニコニコ動画はおとわっかを削除しなかったのか
そんなに悪質ならニコニコ動画は何故これまでおとわっかを消さなかったのか。
それはおとわっかが違法動画であることを立証するのが困難だからです。
スクエニが動画に対して権利を持つのは一見明らかですが、「スクエニが許諾していない」ことを証明するのは難しい。
一目瞭然だと思う方もおられるでしょうが、もっと緩い権利者で動画内容もここまでひどくない場合など判断しにくいこともあります。
線引きが難しいので権利者の申立てが無い限り削除は難しい。
こういう場合よほどクレームが来なければ権利者の申立てなしに削除することは珍しいと思います。
おとわっか騒動に関して思いつくことを書いてみました。
ゆっくり茶番劇もいろいろ書いてますので下記リンクからどうぞ
ゆっくり茶番劇いろいろ
note まだ擦ってみるゆっくり茶番劇
note まだ終わらないゆっくり茶番劇
note 今一番冷静なゆっくり茶番劇
note ゆっくり茶番劇各陣営の対応
note 「犯罪的なゆっくり茶番劇」はこちら
note 「土曜日のゆっくり茶番劇」はこちら
note「今日のゆっくり茶番劇」はこちら
note「今一番新しいゆっくり茶番劇」はこちら
note「今一番詳しいゆっくり茶番劇」はこちら
番外編 Twitter辻斬り
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