クリスマス
クリスマスの夜
独り歩く私に
嫌というほどのクリスマスソングを
聴かそうとする街中は
私のことをより独りだと自覚させる
イヤホンをつけるのも虚しい( むなしい )し、
かといって余裕の表情を浮かべるのも違う
チキンにピザ、ケーキやアイスクリーム
閑静な ( かんせい ) 住宅街に連なる
無数のイルミネーション
きっと家族で飾ったんだろうと思われる、
その
光たちを見ながら
自分には到底届かないような輝きだったり、
希望に少しおじゃまさせてもらうのだ
そう
おすそ分けしてもらう感覚で
クリスマスの幸せはたくさんの街を彩る
いつかそんな光にと、夢見ている
別の形でもいいから私もなれたらいいと思う