良曲紹介9 ギンギラ銀河(すとぷり)
全く意識して無かったけど、このコーナーでは今日に至るまで男性ボーカル曲を1曲も紹介して無かったみたいですね。
作詞:ナユタン星人
作曲:ナユタン星人
編曲:ナユタン星人
という訳で今回紹介するのは人気歌い手ユニット「すとぷり」の曲。というかこのコーナーでYouTubeのMVが1000万回以上再生されてる曲を紹介するのも初めてのような。
しれっと太鼓の達人収録曲でもあるけど、この曲を知ったのはいつもの太鼓経由では無くてタイアップ先の妖怪ウォッチのアニメから。と言っても、筆者は妖怪ウォッチに関しては典型的なシャドウサイドで離れた勢なのでこの曲が起用された妖怪学園Yについても大して認知しておらず、結局ちゃんと思い出したのはやっぱりやり始めたばかりの太鼓の達人でフルコンボした時だったような……。
本作を提供したのは既に活動9年目のベテランでありながら一切衰えない作曲センスで人気を博すボカロPのナユタン星人。いずれ紹介するだろうけど私のプレイリストの中には本人・提供を問わずナユタン星人関連楽曲が非常に多く収録されていて、お気に入り作家の一人なんですね。彼特有のコズミックでシンプルながら余白の残る歌詞と、ポップでキャッチーさ抜群のメロディーが非常に良いと思います。「余白の残る」というのは、この歌詞ってタイアップ先アニメの少年マンガ風な世界観に寄り添った関係で普段のナユタン星人に比べるとそんなに明確な意味・メッセージが込められてる訳じゃ無いんだけど、全体的に真意が分からない貴方にこちらから思いを伝えます!みたいなメッセージを感じるので人によっては宇宙に仮託したラブソングとも取れるかも知れない。一方で、タイトル及びメインテーマである「銀河」というワードチョイスは銀河の端と端ほど遠い距離、とかそういう意味ではなくて多数の星々の集合体であることに重きを置いているように思える。「消えそな銀河の散り散りが 今 今 ひとつになった!」とか言ってるし、その辺りはやはり元気玉ライクなメソッドを継ぐ少年マンガ的な応援・奮起の歌なのだろう。まあごちゃごちゃ書きましたがとりあえず良いメロディーの良い曲なのでみんな是非聞こう!全然触れて無かったけど歌唱メンバーの歌声も高音勢を中心に結構好みだし、MVもいつものすとぷりと違ってナユタン星人仕様でジバコマも出てきてなんか可愛らしいぞ!
最後に、世間的に今のすとぷりってすとぷりすなーの支持しか無いみたいな風潮がどうしてもついて回るし、例えば実際この主題歌起用や莉犬のキャスト登用によってすとぷりと妖怪ウォッチに繋がりが出来た際にはただでさえシリーズの迷走・凋落に苛々していた旧来のファンから結構突き上げられたみたい。かく言う自分もこの曲以外で最初に名前を聞いたのは例のニュースだったので第一印象は普通に全然良くなかった。でも、それから2年以上かけて太鼓やら坂やらVやら色んな界隈に足を踏み入れるにつれて、やっぱり何かを好きであることを無条件に否定するのは普通に良くないなと結論づけたんです。という訳で、皆さんも無実のすとぷりすなーを一部の有罪な連中と一緒くたにしていじめるのはやめてあげましょうね。
まあそれを抜きにして今夏のドズル社コラボ動画はちょっとどうなんだと思ったけども……アクシデントなのか予定通りなのか知らないけどあのオチは無いっすよ、ツールで測定した低評価率も2割超えてたし……