風邪の効用
2023年4冊目の通勤本。
野口晴哉「風邪の効用」
風邪をひくことすら許されない時代になったな。日々そう感じる。
会社で流れてくるメールは、「37度の発熱。PCR検査で陽性が判明。症状はのどの痛みと倦怠感。」とか。
37度でPCRいる?
電車で1発くしゃみでもしようものなら、みんなの耳がピーンとこっち向き、うっかりもう1発しちゃうと、両隣の人は席を立ってどっかいくかもしれない。
くしゃみきこえたら、眉をひそめるよりも、"(God) bless you"って習ったんですが、どうもそうはいかないようで。
ほんといきづらい時代になったなと思う。
そんな中、偶然知ったこの本を手に取りました。
(背表紙より)
「風邪は自然の健康法。直すべきものではなく、経過するものである。自然な経過を乱しさえしなければ、風邪をひいた後は、あたかも蛇が脱皮するように新鮮な体になる」
もちろん医学素人の私がこの本を鵜呑みにして判断するのは危険やと思うけど、知識として知っておき、場面場面で判断する指標の一つとして参考にさせてもらうことは大事じゃないかなと思う。
さっきのくしゃみの話じゃないけど、過剰なまでの感染対策の弊害ははかりしれないと思う。
マスク、消毒、密を作らないとして育った子どもたち。この子たちが親になったときにどんな世の中になってるんやろうって本当に思う。
我が子に砂場で泥遊びとかさせる?泥遊びしてる姿見たら、「きゃー!何してんの?消毒しなさい!!」ってならへん?というか、砂場が無くなっていくかもしれんね。いや、冗談じゃなく、公園の存続すら危ういかも。書いてて思った。
色々な菌やウィルスに触れて、免疫を鍛えて成長していくヒトとしてのなんというか、そういうの、なくなったらどうなるんやろうか。
オーバー?考えすぎ?
感染法上の分類。
4月になったら変わるかと思ったけど、4月末になり、とうとう5/8のGW明けになった。これも大丈夫?って思う。
コロナを自分の中できちんと消化できてる人と、まだ怖い人や、まわりの様子がとても気になる人。
まだ怖い人は5/8で分類変わったところできっとまだ怖いままですよね。
そこでものすごい分断が発生すると思う。
ま、そんなの僕の心配することではないんやけども。
本の話から飛躍しすぎたのでこのへんで。