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触れる

      君の

     白桃はくとうの頬に

      触れる…


      そっと

      優しく

      撫で…


     いとおしむ…



      大切な
      宝物を

     扱うがごとく



      やんわり
      君の

      微笑みが

       僕を
       癒す…



      目眩めまい

      するくらいに


      君に

      恋しているんだ
      と…



      君に
      ささやく…



      君の

      黒ぶどうの
      
      瞳が



     僕をとらえて

     離さない…



     ゆらゆら
     ゆらゆら



     視線が
     目眩めるくめく…



      君が
     
      つぶやいた…



      これは

      恋ゆえの

      幻だと…



      うつつ
      帰るがいい
      と…



      僕は
     判ってるんだ




      君の幻に
     恋をしたこと…



      そして
      
      愛は

     存在するのか…



      彷徨さまよいながら
      愛の

      ほのかな

      あかりを



      僕の
     こころに
      
      探す…




      これは
      愛か…
      執着か…



     醜い執着など


      いらない…



      そして…


       月が

       煙って


       僕には

      見えなくなった…



拙い詩を読んでくださり、ありがとうございます。
画像はお借りしています。

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