見出し画像

解(ほど)けるとき


       君の

       嗚咽おえつ
      刹那の響き…



       やんわり
     
      受け止めて あげたい…



        誰もが

        泣き

        誰もが

        まどう…


        その

       人生の波間を…



       その 背中を


       撫でて欲しいと

       つぶやいている…




        そんな

       静寂しじまの切なさの

        余韻に…



        哀しさ
        ひとつ
        ふたつ…




       沈殿ちんでんした闇の

       刹那が

       するすると…


      ほどけてゆく一瞬ときがある…



       君が陥った


       無明の淵むみょうのふちにも


      灯火がほんのり見える一瞬ときがある


       そう
      言の葉ことのはをかけるけれど


       それを

       ほどくのは

       自らしか

       出来は しないのだ…



        きっと
        きっと…


       君の刹那も

       ほどけるときが

       来るから…




       だから たまゆらに

      微笑んで  みせてよ…



拙い詩を読んでくださり、ありがとうございます。

たまゆらとは【暫しのとき、一瞬】と言う意味の言葉です。

画像はお借りしています。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集